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INTERVIEW

Japanese

THEラブ人間

2012年05月号掲載

THEラブ人間

メンバー:金田 康平(歌手)

インタビュアー:伊藤 啓太

結成3年にして初のフル・アルバム『恋に似ている』をリリースする"恋愛至上主義"を掲げ、21世紀型フォーク・ソングを歌うバンド"THEラブ人間"。3月に行われた渋谷CLUB QUATTROでのワンマンで満員の観客を前に"こうなるってことは、3年前からわかってたんだ"と大胆にも言い放ったTHEラブ人間のフロント・マン"歌手"金田康平。彼にアルバムについて、そしてTHEラブ人間というバンドについて、そして彼自身について伺った。

-3年越しのフル・アルバムのリリースおめでとうございます。バンドとしても感慨深いと思うのですが、如何ですか?

色んなタイミングを逃して来たんじゃないかなとずっと思ってきて、3年間できっとタイミングは沢山あったはずなんだけど、結構途中で初期衝動というものは諦めていたんです。初期衝動なんて頭1ヶ月で無くなってしまうなって。だから1stフル・アルバムにそういうものを詰め込めないかなと思っていたんですけど、きちんと詰め込むことが出来ました。今となってみればこのタイミングがベストだったのかなと思います。

-今回収録されている10曲、インディー時代からやっている曲から、音源にするのは初めての楽曲まで含まれていますね、このラインナップになった理由を教えていただけますか?

元々8曲録る曲が決まっていたんですが、めっちゃベスト盤だなという点で、"うーん"と思っていたんです。1stでベスト盤を出すほど腐ってないと思っていたし、どんなアルバムになるんだろうって本当に模索しながらレコーディングをしていたんです。この3年間でやってきた全てを詰め込むということに関しては全くブレることはなかったんですけど、でもこのままだとベスト・アルバムになってしまうし、俺がTHEラブ人間のファンだとしたら"面白くない"って思うだろうなって思ったんです。僕も曲を作っている人間として面白くなかったんです。それですごくイライラしてしまったんです。でもこの初期衝動というもの、3年間作ってきたものが今自分の心の中にあとどれぐらい残ってるんだろうって考えたら、まだ残っているんじゃないかって思えたんです。それはもう焦げかすぐらいの本当に小さな火種ぐらいだけど残っていて、そいつに火を点けることが出来たら良いアルバムなると思ったんです。だから最低2曲、追加する曲をこれからの自分ではなくて、今までの自分を歌う曲を2曲書こうと決めたんです。それで焦げかすに頑張って必死に火をつけて「わかってくれない」という曲と「悪党になれたなら」という曲を書き下ろしたことで本当の本当に初期衝動は空っぽになりました。それでやっと初期衝動を詰め込めたのかなという気がしますね。

-金田さんが音楽で表現を始めたのは?また、そのきっかけは?

一番初めはX JAPANのビデオを観てカッコイイなと思って始めました。

-それはお幾つの頃ですか?

小4ぐらいですかね。僕が25歳なので丁度97年か98年ぐらいで解散する前でしたね。兄貴がX JAPANを好きでビデオを見せてくれたんですけど、その時にドラムを始めようと思って、始めました。で、中学に入ったら絶対にバンドを組もうと思ったんです。僕は当時、なぜか小学生は法律でバンドをやっちゃいけないって本気で思ってたんですよ(笑)。

-(笑)。ロックは不良のやるものだという感覚?

それはちょっと違うかな? その当時俺が小4で、兄が中学生でバンドをやってたんです。車の免許は18歳からというのと一緒で、バンドは中学生になってからという法律があるって勝手に思い込んでたんです。だから中学に入学するまでの小4~小6の頃はずっと歌詞を書いてたんです。それか適当に鼻歌で曲を作ってました。で、中学に入ってバンドをやろうって思って音楽に全然興味ない奴、俺はKISS以外聴かないぜって奴とか、メンバーをかき集めたんです。そんな感じでバンドをやってたんですけど、すげードラムが上手い奴が居て俺はそいつにドラムを譲らざるを得なくなってしまって、ヴォーカルだけ居ないからお前が歌えよってことでそれからずっとヴォーカルをやってます。