Japanese
THEラブ人間
Skream! マガジン 2013年08月号掲載
2012.07.22 @恵比寿LIQUIDROOM
Writer 田中 喬史
5月16日にリリースした1stアルバム『恋に似ている』をひっさげて行われた全国ツアーのファイナルとなる、この日のライヴも素晴らしかった。THEラブ人間の魂と形容すべき熱気とグルーヴ、怒涛のロック・サウンドがひしめいていて、彼らは紛れもないロック・バンドであることを証明した。面食らうほどの迫力に満ちていたのだ。
THEラブ人間がステージに登場するなり蜂の巣を叩いたような歓声の嵐。“迷おうぜ!”という金田 康平(歌手)のシャウトとともに始まった「愛って悲しいね」で徐々に聴き手の熱を高め、2曲目「アンカーソング」で金田がオーディエンスへダイヴ。その時点で演奏者とオーディエンスの境目はなくなった。“まだまだこれからだ!”という彼の言葉と呼応するように次々とコール&レスポンスが生まれ、LIQUIDROOMの中でTHEラブ人間とオーディエンスが一体となり、会場を支配するかのようにひとつの渦になっていく。その様は圧倒的で否応なしに前のめりにさせられた。“これで興奮しなけりゃ嘘だろ!”と言わんばかりのパワフルな音の数々に瞬時に引き込まれ、ぶわっと汗の匂いが漂ってくる。
高いテンションが終始続いたライヴはただ迫力があるだけではなく、金田による偽らず飾ることもなく自身を切り刻むような歌詞世界と歌声は、心に熱くじんと染み込んでくる。大人になることと大人になりきれないことへの葛藤。現実を受け入れる覚悟と夢を追う覚悟。その相反するものが摩擦し合い生まれた音がオーディエンスに染み込み、さらに会場を熱くする。いわば裸の金田康平と裸の言葉。“俺は俺でしかねえんだ!”“お前もお前でしかねえんだ!”“それでいいじゃねえか!”そのメンタリティに溢れるライヴにヤラレルのだ。それがオーディエンスにとってどれだけ重要で勇気づけられることなのかを金田は見せつけた。
音楽性もとても高い。リズム隊によるビートが大蛇のように太くうねり楽曲を昂らせる。「病院」でパワー・ポップが持つ荒々しさを何にも変換せずに鳴らし、「レイプミー」ではシューゲイザーを思わせるノイジーなギター・サウンドを存分に奏で、さらに「悪党になれたなら」では、パーティー・ミュージックと言ってもいいダンサブルな演奏を披露。THE BEATLESのメロディ・ラインに乗せて“アイ・ラヴ・ユー”とシャウトするなど、ヴァリエーション豊かな演奏を次々と繰り広げる。大胆不敵な金田のキャラクターが先行しがちだが、音楽性の高さがあるからこそ彼の歌詞は突き刺さってくる。
終盤に演奏された代表曲「砂男」で再び一気にオーディエンスを沸騰させ、一点の高みを目指し、どこまでも昇っていくような歌声は圧巻。突っ立って聴いている場合じゃないだろと言いたくなる歌声とアンサンブルに誰もが拳を突き上げた。2度のアンコールを含めて約2時間を一気に聴かせる。そこには片道切符を切るべくロックがあった。
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