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DISC REVIEW

ハイライト・ハイライト

TVアニメ"くノ一ツバキの胸の内"のオープニング・テーマを表題に据えた本作。「ハイライト・ハイライト」は、自らの手で未来を切り開いていくガールズ・パワー全開のポジティヴな歌詞が光る1曲だ。"私が私を輝かせる"という"ハイライト"になぞらえた

Q / 憑依さん

椎名うみ原作のWOWOWオリジナル・ドラマ"青野くんに触りたいから死にたい"のOP、ED曲をTempalayが担当している意外性とともに、単にティーンエイジャーのホラーチックな恋愛なだけでなく、土着的な因習めいたエピソードも含まれるこの物語

artless

香取慎吾やVaundyらゲストを多数迎えた"WONK'S Playhouse"の設定は、バンドが制作のために過ごすシェアハウスだったが、今作の布石でもあったように思えてくる、これまでにない日常感と親しさが溢れている。温かみのあるアコギやロー

ドレスコーズの音楽劇《海王星》

寺山修司が演劇実験室"天井棧敷"を結成する以前の1963年に執筆し、未上演だった"海王星"の音楽を、おそらく現在の表現者で最も影響を受けているであろう志磨遼平が担当したことは、必然以外の何物でもない。舞台の時代設定は明確ではないが、様々な事

時のぬけがら

時間をかけて紡ぎあげられたことが美しくきらめく音の粒から伝わる、約2年ぶりのアルバム。TAIKING(Suchmos)、澤 竜次(黒猫チェルシー)、マスダミズキ(miida)らとの音作りは、懐かしい要素をいかに新しく聴かせるかというレア・グ

Singin' in the NOW

アイビーの"今"を歌うアルバム『Singin' in the NOW』。「オートクチュール」、「オーバーラン」など疾走感溢れるロック・チューンに加え、コーラスの効いたギターときらめく電子音が軽やかな「yaya」、きめの細かい演奏に叙情的な歌

セピアに褪せる

結成5周年を迎え、ブレイクは目前!? と期待が募るギター・ロック・バンド、Organic Callの2nd EPは、3rdシングル『Hello,Good-bye』からの「Hello My Friend」、「Good-bye」に「ブルーアワー

ライラ

全国ツアー"This is Youth"がスタートしたLONGMANの最新作は、オンエア中のTVアニメ"ラブオールプレー"のエンディング・テーマとして書き下ろした「ライラ」。七転八倒しながら夢を追いかけて疾走する、爽やかでいて、でもLONG

SUN

2ヶ月連続EPリリース、その第1弾となる『SUN』収録の4曲は、キャッチーさとアグレッシヴさを押し出したメロディック・パンクが並ぶ。高橋智恵(Vo/Gt)がメインVoを務め、ノイジーでアンセミックなメロディが駆け抜けていくTrack.1に始

KARMA

確かな演奏技術とDIYな活動スタイルで、多くのミュージシャンからも支持されているサスフォー。PIZZA OF DEATH RECORDSからデビュー・ミニ・アルバムをリリースし、波に乗り始めていたところでのコロナ禍と、決して恵まれた環境では

Weather Re:port

昨年1stフル・アルバムを発表した、横浜 町田を拠点に活動するミクスチャー・ロック・バンド、Made in Me.。自由な発想と、異素材を掛け合わせた歪さをポップにエモーショナルに聴かせる5人の1stミニ・アルバムだ。今回はコンセプチュアル

Flash night

2017年結成の5人組、Mellow Youthによる1stアルバムは、これまでリリースしてきた4枚のシングルからの4曲も含む全9曲を収録。ホーンもフィーチャーした本格派のR&B/ファンクをバックボーンに歌謡曲、ディスコ、バラード、シティ・

クロマチック

"日常の駆け引き"がテーマのアルバム『クロマチック』。心の曇天を晴らし青空に染めあげる先行配信曲「Sketch」や、"弱気な男"と"強気な彼女"の掛け合いを次々に展開する鋭いロック・サウンドに乗せて描いた「一時休戦!!!」、跳ねるリズムが心

Q.E.D.tri

4月3日のワンマン・ライヴ"絵空事現"で、2023年3月に日本武道館単独公演"この指とまれ"を行うことを発表した、ぜんぶ君のせいだ。。"絵空事現"は征之丞十五時、甘福氐 喑のラスト・ステージになり、アンコールでは新メンバー、寝こもちが登場し

STEREO DIVE 02

前作から2年2ヶ月ぶりとなる待望の2ndアルバムが完成。収録曲の大半をタイアップ楽曲が占めていることからも、R・O・Nというサウンド・クリエイターであり、SDFというプロジェクトへの信頼が着実に高まっていることを窺い知れる。ハードでダンサブ

cubism

"初めて開けたこの目で/全部 全部 選び直すよ"。そんなふうに歌われる「Utopia」が象徴するように、今作『cubism』の全5曲に漂うのは、人は何度でも生まれ変わるということ、それは断絶ではなく地続きなものであるというような死生観だ。誰

CLOSET

創作の発端が生まれる場所としてのクローゼットを起点として、ポップスに昇華された楽曲を短編集のように編み、ラストのタイトル・チューンで再び起点の場所に戻ってくるような、パーソナルを極限までキャッチーにアンプリファイしたニュアンスが刺激的な、記

TWO

2月に配信リリースした「Far Away」を含むデジタルEP。全3曲の選曲にはドライヴのBGMという裏テーマがあるそうだ。1曲目の「Playback」は、ブラック・ミュージックというルーツが如実に表れた、ファンキーなダンス・ナンバー。セクシ

QUILT

Reiが音楽仲間たちと織り成す、11色の魔法のカーペット=QUILTというキャッチフレーズ以上の驚きが詰まった、初のコラボ・アルバム。1曲目はRyohuのスピーディなラップはもちろん、トラップやファンクなど、めくるめくリズムの変化と強力なギ

Cantaville

'21年4月に結成された5人組バンド、MEMEMIONによる愛と許しを謳った5thシングル。セクションごとに違う階層へワープするように転調を重ねるアッパー・チューンで、それを乗りこなす各メンバーのプレイも複雑で聴き応え抜群。しかし理論武装し