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DISC REVIEW

人類滅亡ワンダーランド

2022年8月結成の3ピース・バンド、ブランデー戦記。初のミュージック・ビデオ「Musica」が300万回再生を突破するなど話題のルーキーが、1st EPをリリース。同曲で一気に注目を集め期待値が高まるなか、その期待を優に超えてくる本作で、

The After Party

EDM×スクリーモと謳われるハリウッドの4人組、GHOST TOWNによる2作目のアルバム。EDMとはいえ、そこはFueled By Ramen所属のバンド。エレクトロニックなサウンドやダンス・ビートとともにパーティ感覚(ホラー風味を考えれ

view

2011年に北海道札幌市で結成された4人組ロック・バンドのデビュー・アルバム。札幌を拠点に活動し全国区となった大先輩、bloodthirsty butchersの影響を受けているのはサウンドからも明白。乾いたドラムの音に乗せて2つのギターが

ポップンブルース

2011年に未だ10代半ばという若さでデビューし話題となった4ピース・ロックンロール・バンド、ヘンリーヘンリーズの2ndアルバム。初期衝動性の強かった前作から1年半と言えども、メンバーはまだ10代。そう簡単に変わるはずもないだろうと思いきや

ヘンリーズ革命、後の

RCサクセションやユニコーンにも10代の頃があったんだよなぁ、などとぼんやりと考えてしまった。80年代を匂わせるロックンロールに、忌野清志郎を思わせるヴォーカル。どこか懐かしい人生賛歌。16、7歳の少年たちが集ったヘンリーヘンリーズは、結成

N.T.A.

突如現れた正体不明の3人組ロック・バンドがミニ・アルバムをリリース。"NEO TOKYO Alternative"というコンセプトを掲げているということで、エレクトロやEDM系統のスタイリッシュな音楽を想像していたが、いざ聴いてみると初っ端

スクラップ イン マイ ルーム

前作収録曲「海へいこう」のMVで彼らを知った身としては、まず"変わったなぁ"と思った。ギターの音色からしてかなり違うし、中性的な印象のあったヴォーカルは男らしくなった。ライヴで鍛えられ強固になったグルーヴが前面に出ているため、全体として泥臭

皆空色

収録曲3曲が先行配信され、少しずつその全貌が見え始めたメジャー・デビュー・アルバム『皆空色』。予測不能な曲展開は健在。だが決して振り回される感覚ではなく、ジャンルの垣根を悠々と行き来する軽やかな足取りにむしろ惚れ惚れする。ハスキーで成熟した

七情舞

ニューオーリンズで生まれたパレード音楽であるセカンド・ライン。そのビートが持つ華やかさとは対極にある、冷ややかでしっとりとした鍵盤のマッチが生む心地よい違和感や、決定的な色気や強さを感じるメロディと声が放つ唯一の輝きに魅せられる。人との関わ

No size

あなたは無関心に見られている。とでも言っているような、視線が合わない多くの目が描かれたジャケットがなぜか気になって、何度も何度も見てしまったあなたは、この作品を手に取って間違いないだろう。ポップスの視点から見たジャジーでもファンキーでもなく

ペンシルロケット

今年2月にメジャー・デビューを果たした黒子首が、待望のメジャー1stアルバムをリリース。新世代SSW、泣き虫 とのコラボ曲「やさしい怪物 feat. 泣き虫 」を筆頭に、バンド初となるタイアップ・ソング「おぼえたて」など、彼女たちにとって名

骨格

堀胃あげは(Gt/Vo)が作り出す憂いを帯びた楽曲が独特の世界観を生み出す3ピース・バンド、黒子首。2018年7月の結成から4年目で完成された1stアルバム。アコースティック・ギターの音色を大切にしたジャジーなサウンドを基調に、ホーン・アレ

YELLOW DANCER

このアルバムがバカ売れするかと思うとワクワクする。時を得た作品ならではの醍醐味! そもそも星野源の作品は"わかるわかる! 共感する!""感動した!"みたいなことから遠い。あるとしたら"この名状しがたい感情をよくぞ曲にしてくれた"ということだ

Crazy Crazy/桜の森

跳ねたジャズ・ピアノではじまり軽快なビートで踊り続ける「Crazy Crazy」、70年代のダンサブルで煌びやかなソウル・ミュージックを下地に詩的な歌心をのせた「桜の森」、そしてブルースやジャズを都会的に、かつリラックスしたナイト・ソングへ

STRANGER

シングル「フィルム」「夢の外へ」「知らない」も含む、約2年ぶり、3枚目のアルバム。生き急ぐような膨大な言葉数とテンポ感に圧倒される「化物」で鮮やかに幕を開け、立て続けにアッパー・ナンバーが3曲続く驚き。そして彼流のソウル・ミュージックをシン

2 PLATOONS

前作から約3年振りとなるニュー・アルバムが到着。「欲望」「極楽はどこだ」などのヒット曲を持つ2人も昨年で15周年。それぞれのソロ活動が活発になったとはいえ、2人が揃ったときの爆発力はまだまだ衰えてはいない。それはポップで瑞々しいこのアルバム

NEW WORLD

フランス語の"blanc"(白)と"noir"(黒)を組み合わせたというバンド名の通り、両極の存在を理解し、受け入れているからこそ、2色間のグラデーションを丁寧に描くことの大切さを彼らは知りえたのかもしれない。光を乱反射させるようなバンドの

Fire Escape

JACK'S MANNEQUINの活動を解消して、ANDREW MCMAHON IN THE WILDERNESS名義でリリースした前作がメインストリームで歓迎されたことがAndrewの背中を押したようだ。2年7ヶ月ぶりにリリースする新作は

Andrew McMahon In The Wilderness

SOMETHING CORPORATEやJACK'S MANNEQUINの中心人物Andrew McMahon(Vo/pf)によるソロ・プロジェクトANDREW MCMAHON IN THE WILDERNESSの1stアルバムは彼の半生を

暴動クラブ

デジタル主流の現代音楽シーンに、ロックンロールで宣戦布告! 平均年齢20歳の若きロックンロール・バンドがぶっ放つ、渾身の1stアルバム。MR.PAN(THE NEATBEATS/Gt/Vo)をプロデューサーに迎え、オール・アナログ機材による