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DISC REVIEW

CLUTCH GIRL

"もっと女子に響く音楽を作りたい"という動機から生まれたこの3rdミニ・アルバムは、これまでの作品の中で最もポップ。それは各メンバーの個性を活かしたアプローチも影響しているからかもしれない。ロックに攻めた前作に比べると各楽器のフレーズがキャ

梦を解く

前作『フカシンリョウイキ』から約1年4ヶ月。その間の充実と意識の変化を存分に感じさせる快作が完成した。ダークな匂いの中に漂うポップ感を、アグレッシヴかつエモーショナルに昇華するのが彼女たちのカラーのひとつだが、今回はその世界を大きくこじ開け

フカシンリョウイキ

さはら(Vo/Gt)、やがわいちる(Ba/Vo)、おみ(Dr)の女性3人によるバンド、浮遊スル猫。結成から2年、ライヴ中心に活動をしてきた3人が初のミニ・アルバムを完成させた。ソリッドな3ピース・サウンドにのるのは、エモーショナルなさはらの

呼吸の景色

年間100本以上ものライヴを重ねる神戸の若手バンド フラスコテーションが、結成4年目にして1stアルバムをついにリリースする。新曲+過去曲の再録の全15曲からなる、約1時間のフル・ボリュームの本作。新曲は、佐藤摩実(Vo/Gt)の性格や意志

人の為の愛、人の憂いに謳う

2017年に神戸で結成されてから、ぐんぐんと頭角を現している男女混成4ピース。このたびリリースされた3rd EPには、ソングライティングも手掛ける佐藤摩実(Vo/Gt)のポエティックな世界観と、それをポップに昇華するメンバーの技量を知らしめ

儚心劇化

兵庫県在住、"音楽を科学する"男女混合3ピース・ロック・バンドによる4曲入り1st EP。"人の夢や心は劇と化す"という意味を込めた造語をタイトルに冠し、現役女子高生、佐藤摩実(Vo/Gt)が透明感のある切実な歌声で、今抱える苛立ちや葛藤を

50×4

メンバーが全員50歳を迎える今年。彼らが鳴らすのはフラットなスタンスが現れた比較的ドライなサウンドのロックンロールやカントリー/ブルースだった。アフロビートな「Eeyo」のサウンドに現役感を見つけ歓喜し、続く「DIE OR JUMP」で竹安

夢のおかわり

Track.6「Good Morning This New World」において、その陽気なマーチング・バンド風のサウンドと裏腹に歌われるのは、"楽しい未来の事しか考えない"、しかし"貧しい未来の事しか考えられない"という、決して楽観視でき

Stayin' Alive

結成25周年イヤーの中で作られた、15枚目のフル・アルバム。一聴すると、ここ数作――特に震災を挟んで制作された前作『ハッピーエンド』が持っていたヘヴィネスやメランコリーは鳴りを潜めた、軽やかでストレートなフラカンが鳴っている。しかし、この軽

新・フラカン入門(2008-2013)

"明日"を歌うことが困難な時代である。誰かに踊らされ、階段を上らされた先が楽園とは限らない。そもそも、ずっと続くと思っていた日常にすら終わりが来てしまう可能性を見せつけられた私たちに、描ける"明日"はあるのか?――そんな疑問符が頭を過ぎる時

夜空の太陽

結成から24年、今、フラカンの放つ音楽とメッセージは完全に時代と合致している。2013年の日本がフラカンを求めていると言ってもいいだろう。だからこそ、朝の情報番組で「深夜高速」を演奏することも、タイアップ・ソングが連続してシングル・リリース

@WWW 2013.1.23 Premium Live "Beautiful Dreamer"

フラワーカンパニーズの15枚目となるニュー・アルバムは、1月に行なったプレミアム・ライヴの模様を収録した実に贅沢な1枚。20年以上の長いバンド活動歴にして初めて、ストリングスや鍵盤、女性ヴォーカルを入れてリアレンジして披露したライヴは、豊か

ビューティフルドリーマー

フラカンの今年1発目の音源は、TV東京系ドラマ24"まほろ駅前番外地"のオープニング・テーマ曲を表題曲に置いたシングル。アルバム『ハッピーエンド』で見せた混乱や苦悩の尾を引くように、ゆったりとしたビートで淡々と進む「ビューティフルドリーマー

Hail against the barn door

バンド・メンバーと共同で作り上げた古川本舗4枚目のアルバムは、彼が長年籠っていた自身の殻、その扉(=barn door)を叩き破り、リスナーと彼自身をまだ見ぬ世界へと連れ出すための雹(=Hail)となる作品。ヴォーカリストには3rdアルバム

エモーション-モーション

ふたりにしかできない、ふたりでしかできない音楽を自由奔放に追求する2ピース・ツイン・ヴォーカル・バンド、奮酉による1年ぶりのEP。1st EPの時点で彼女たちのユニークさは際立っていたが、さらにひと皮剥けた印象があるのは、前作からの1年、成

飄々とエモーション

前作『TOGENKYO』のリリースから、海外公演、初のアリーナ公演を経て、バンド史上最もエモーショナルな作品が産み落とされた。前作で彼らの"桃源郷"は完成したかのように思えたが、疾走感溢れる表題曲は、それではまだ足りず、"僕のさいはて"にリ

フレデリズム

"踊る世界平和"----それぐらいフレデリックの踊るビートに対する真摯さは曲や歌詞に表れる。フックのある一見ネガティヴなワードを肯定的にひっくり返すオセロ的リリックに決意を込めた「オンリーワンダー」を皮切りに、四つ打ち以外にも力技のハイパー

オンリーワンダー

メジャー・デビュー盤収録の「オドループ」で独特のビートと中毒性たっぷりのメロディと、ユーモアある言葉遊びでフレデリック・サウンドを確立。そしてそのサウンドを、新作を以って、アップデート。改めて"名刺代わりの1枚"と言えるフレデリック初のシン

OTOTUNE

ドラマー脱退後の3人体制初となる作品は過去最高にバンドが裸だと思う。フレデリックの音源と言えばユーモアのかたまりともいうべき様々なギミックとリフレインによって中毒性を生み、リスナーを奇妙な世界へと誘うような楽曲が多かった。だが今作は歌謡曲テ

OWARASE NIGHT

フレデリックは斜めだな、と思う。斜に構えているという意味ではなく、ものすごいカーブを描いて、むしろ途中で消えたり止まったり彷徨ったりして最終的にど真ん中に入るような、抜群かつ不可思議なコントロール・センスを持つ。それが彼らにとってのストレー