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DISC REVIEW

Japanese

2023年01月号掲載

ウィンターランド

関西のライヴハウス・シーンを中心に注目を集めるバンド フリージアンが、初のクリスマス・ソングを誕生させた。聖夜の煌びやかな情景を描き出すような壮大なアレンジは影を潜め、あくまでマエダカズシの歌を中心に据えるかたちで練られたサウンドメイクが潔い。"サブスクでギター・ソロが飛ばされる時代"に抗うように大サビ前で轟くエッジーなギター・サウンドには、彼らが数々のステージで放ってきたとびきりの熱量と勇敢さが滲む。表題曲では"光の差す場所"、カップリング曲「ムーンパレス」では"光は射して"と共通して"光"という単語が登場。何より"希望"に目を向けポジティヴに歌う、求心力に長けたバンドなのだろう。寒い冬は続くが、ド直球な歌声とバンド・サウンドが聴く者の鼓動を加速させ、身体の芯まで温めてくれそうだ。(寺地 悠)