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COLUMN

夜の本気ダンス 米田貴紀の「ディスク男(マン)!」【最終回】

2017年11月号掲載

夜の本気ダンス 米田貴紀の「ディスク男(マン)!」【最終回】

どうも夜の本気ダンスのvo/gt 米田貴紀です。昨年の春から任せて頂いていたこのコラムですが、今回で最終回となってしまいました。
完全に僕の趣味で選んだCD達を毎回自由に語らせてもらっていました。こういった場を与えて頂いた事に非常に感謝しています。ありがとうございました!
最終回の今回はこの作品を選びました。

VIVA BROTHER / Famous First Words

イギリス出身の4人組バンド。2011年に1stアルバム"Famous First Words"をリリースしました。 これ程までに分かりやすいブリティッシュロックサウンドってその当時流行では無かったので、彼らの存在を初めて知った時は、こういうの待ってました!と思わず叫びたくなる程に気持ちが昂りました。
ブリットポップ期のバンド達が持っていたポップ性とそれをロックに落とし込むセンスが彼らの音楽からはとても感じられます。
誰もが口ずさみたくなるメロディとそれを支えるコーラスワーク。まさにブリットポップの二大バンドOASISとBLURが合体したかのようなバンドです。
1曲目のNew Year's Dayは冒頭から最高に気持ちを上げてくれます。この曲を聴いて、好みであればきっと最後までこの作品を楽しめるでしょう。2曲目のStill Here、 3曲目Davidと聴いていって感じる事はやはりソングライティングとアレンジの素晴らしさ。とにかく全曲キャッチー。どれがシングルでもおかしくない。それほど全曲ノリやすいです。
特にオススメは6曲目のDarling Buds of May。冒頭、ありきたりなギターのコードで作られたフレーズなんですが、絶妙にポップで思わずマネしたくなります。サビもシンガロングできる感じで良いですし。途中OASISまんまのフレーズがあったりもしてそこも含めて最高ですね。
皆さん是非聴いてみて下さい。
そして今まで本当にありがとうございました!