Japanese
a flood of circle × SIX LOUNGE × w.o.d.
2024.09.26 @ GORILLA HALL OSAKA
"3マンスプリットツアー『BAND BOOM』"
9月26日(木)GORILLA HALL OSAKA
OPEN 18:00 / START 19:00
出演:a flood of circle / SIX LOUNGE / w.o.d.
Related NEWS
SIX LOUNGE (210)
- 2025.01.25
- ヤマグチユウモリ(SIX LOUNGE)、"FLASH THE FIRST TAKE"初登場。TVアニメ"BLEACH 千年血戦篇-相剋譚-"主題歌「言葉にせずとも」で圧巻の歌唱力披露
a flood of circle (466)
w.o.d. (162)
MUSIC VIDEO
Related DISC REVIEW
-
-
昨年、多くのライヴ・バンドと同様に苦難の中に置かれたであろうSIX LOUNGEが、これまでライヴの場でぶつけてきた途方もない熱量を、ぎゅっと結晶化させたようなアルバムだ。ロックンロールの様々な系譜を彼ららしく再構築した楽曲たちは、男臭い色気を狂おしく放つときもあれば、びっくりするほどロマンチシズムをもって響くときもあるし、不思議な愛嬌を感じるときもある。そのすべてはSIX LOUNGEというバンドの人間臭さや愛おしさに帰結するようで、聴けば聴くほどライヴで生の音に触れ、その情熱や美学を全身で体感してみたくなる曲ばかりだ。苦悩の時を経て、より普遍的な優しさや頼もしさを身につけたロックンロール・バンドの"今"の姿に、グッと胸を掴まれ、心救われる。(五十嵐 文章)
-
-
3年半ぶりとなる待望のフル・アルバム。昨今では希少となった荒削りなロックンロール・バンドであり、だからこそ人気を集めている――SIX LOUNGEに対してそんな印象を抱いていたのだが、今作を聴いて彼らの魅力はそこにとどまっていないことに気づかされた。まずは、ヤマグチユウモリ(Gt/Vo)の圧倒的な存在感。どんな楽曲も色っぽく質を高められる天性の歌唱力がさらに引き出されているのだ。アコースティックの「窓を開けて」で見せる優しさも心地いいアクセント。そして、現在も地元大分在住というところが関わっているのだろうか、演奏にも楽曲にも雑念が混じらないピュアな勢いや発想を感じることができる。もっと名と音を広めそうな3人のキャラクターが映し出された1枚だ。(高橋 美穂)
-
-
昨年はミニ・アルバムを2枚、今年は5月にシングル1枚をリリースし、自身最大規模のワンマンを開催するなど、精力的な活動を行う大分発のロックンロール・バンドによる、約4ヶ月ぶりのニュー・シングル。表題曲は、ヤマグチユウモリ(Gt/Vo)が最近感動するようになったというオルタナ/ハードコア/エモの要素が取り入れられたミドル・ナンバー。落ち着いたトーンで鳴らされる熱がじりじりと迫りつつも、情や温かみや一抹の寂しさを匂わすという、深い感情表現が実現している。c/wにはポップでオープン・マインドな空気感があるロマンチックな「星とメロディ」と、ヤマグチのルーツのひとつである井上陽水の「氷の世界」のカバーを収録。バンドの新たな可能性を感じさせる3曲が揃った。(沖 さやこ)
-
-
2019年、大きく飛躍することを目標に掲げ、楽曲ヒットを目指す若きトリオ、SIX LOUNGEが世に問うニュー・シングル。ロックンロール・バンドであることを言い訳にせず、メイン・ストリームに食い込もうという心意気はあっぱれだ。曲が持つ疾走感があまりにも痛快な「天使のスーツケース」、サビの展開がキャッチーなガレージ・パンクの「DO DO IN THE BOOM BOOM」、そして音の響かせ方が面白い「Lonely Lovely Man」。ニヒルでクールな風情を漂わせながら、3人が取っ組み合うような演奏という意味では、どの曲も熱度は満点。さぁ、シーンに風穴を空けられるか。このあとも強力な曲がラインナップされているという。SIX LOUNGEのここからに注目していきたい。(山口 智男)
-
-
半年前にリリースされた前作と比べて、作品としての物語性が飛躍的に増した印象。音の強弱、メロディの展開、テンポ、1曲の尺などで緩急をつけることにより、全体的としてメリハリのある構成に。また、歌詞の言葉選びもいっそう洗練され、"青(ブルー)"、"夢"という単語はロック・バンドの象徴であり、夜明けを待つ主人公はロック・バンドに憧れを抱く彼らや私たちそのもの。最終曲に待ち受ける"輝け憂鬱なブルースよ"というフレーズにはどうしたってグッときてしまうものだ。若き3人が鳴らす泥臭くもセンチメンタルなサウンドにロマンを感じている人も少なくないと思うが、心技体が噛み合った今、それはかつてなく大きく膨れ上がっているよう。このバンドには、衝動のその先へ進む力がある。(蜂須賀 ちなみ)
-
-
ともにライヴハウス・シーンで人気を伸ばしている大分県別府市出身の先輩後輩バンドによるスプリットCDが、後輩であるSIX LOUNGEから話を持ち掛け、実現したそうだ。それぞれに新曲を2曲ずつ提供している。そのSIX LOUNGEはともにストレートなロックンロールの「STARSHIP」、「STRAWBERRY」で爽やかさと向こう意気が入り混じる個性をアピール。一方、ircleは「瞬」、「HUMANisM」の2曲で、それぞれ2ビートと言葉を畳み掛ける歌という新境地にチャレンジ。なぜ自分は歌うのか、何を歌うべきなのかというテーマと改めて向き合った歌詞が胸を打つ。別府の観光名所、地獄めぐりに由来するおどろおどろしいタイトルとは裏腹に、激しい演奏と詩情が交差する美しい1枚だ。(山口 智男)
-
-
こんなにドラスティックで芯の太いロックンロールを今の時代に真っ向からやれるのは、a flood of circleくらいじゃないか。そんな感想が思わず第一に出るくらい、雄々しく意気盛んなアルバムだ。結成15周年のアニバーサリー・イヤーだった2021年。コロナ禍ではあったが、そのなかでリリースもライヴも最大限にし尽くしてきた年の最後に届けたオール新曲の本作は、ボロボロになりながら、キラキラを振りまきながら、危険な香りもぷんぷんさせながら転がり続けてきたAFOCらしさ全開。リード曲「北極星のメロディー」を筆頭に、自分たちの鳴らす音楽が最高だという自信に満ちたムードがこぼれ出しているのだ。「クレイジー・ギャンブラーズ」の一節"最後は俺らが爆笑だぜ"も、痺れるくらいかっこいい。(稲垣 遥)
-
-
新型コロナの感染拡大による混沌とした社会に、"2020"と名付けたアルバムではあるが、コロナの影響を受けて作られたものではない。今作には、どんな時代であろうとも、社会や自分自身との戦いの中で、ファイティング・ポーズを崩さずに転がり続けてきたバンドのスタンスが地続きのまま表現されている。暗闇の中で、"それが一体なんだっつーんだよ?"と唾を吐く「2020 Blues」をはじめ、本能のままに牙を向けと鼓舞する「Beast Mode」といったバンドの真骨頂と言える熱い楽曲のほか、「天使の歌が聴こえる」といったローテンポの楽曲ではメロディの美しさも冴える全12曲。ラスト・ソング「火の鳥」に辿り着いたとき、暗闇の先に希望が見えた。強い生命力を宿したロックンロール・アルバム。(秦 理絵)
-
-
バンドの体制が整った今だからこそ生まれた、4人の生身の人間によるロックンロールの肉体的サウンドとグルーヴを追求した、アオキテツ(Gt)正式加入後初めて制作されたフル・アルバム。バンドの歴史が走馬灯のように駆け巡るAFOC節が効きながらも、質感はひたすらにフレッシュ。歌詞もストレートでパンチのあるワードが多く、1分台のロカビリー調の楽曲やパンク・ナンバーなど、繊細さや一抹のセンチメンタリズムは失わずとも陽のエネルギーに溢れている。"ハイテンションソング"なんてタイトルでありながら楽曲はシリアスめで歌詞はシニカルであるなど、随所にバンドの遊び心も感じられるところも爽快。"俺たち元気でバンドやってるよ"という手紙のような、体温が通った作品が完成した。(沖 さやこ)
-
-
サポート・ギタリストのアオキテツが正式加入、2度目のセルフ・タイトル作品、UNISON SQUARE GARDENのソングライター兼ベーシストである田淵智也プロデュース楽曲と渡邊一丘(Dr)作詞作曲による楽曲の収録、イギリス人エンジニア Xavier Stephensonとの3度目となるタッグ、デモ制作過程の変化など、盛り沢山のトピックからもバンドのクリエイティヴィティやポジティヴなモードが窺える。どの楽曲もスケールの大きなサウンドスケープで、自由度が高くフレッシュ。新しいスタートを切って飛び出した瞬間のような未完成感だけでなく、バンドの深いところにある核心も感じさせる、新生AFOCのプロローグとしては申し分のない濃厚な内容では。今後さらに加速し、強度を高めていくことを確信させる。(沖 さやこ)
-
-
a flood of circleの佐々木亮介(Vo/Gt)が、自身のルーツであるブルースやソウルを辿り初のソロ作品をリリース。ロックンロールやブルース発祥の地・メンフィスで本場の一流ミュージシャンとともに制作、レコーディング、マスタリングを行っている。サウンド・アプローチがバンドと異なるのはもちろんだが、驚いたのはメロディ・ライン。特にファルセットが取り入れられたTrack.2や、トーキング・ブルースが主体となったTrack.3はブラック・ミュージックというサウンドがもたらしたものでは。そこに英語だけでなく日本語も交ぜ込んで乗せるスマートな力技も心地いい。佐々木節の効いた名ミッド・ナンバーや、喋り言葉で思いの丈を弾き語りで叫ぶ曲など、どの楽曲も彼の熱源に触れるようだ。(沖 さやこ)
-
-
オリジナル・フル・アルバムとしては約2年ぶり。ロンドンで出会った世界有数のエンジニアであるXavier Stephensonとタッグを組んだことで、バンドが元来持つ表情をさらに丁寧に紡いだ楽曲が揃った。音色ひとつひとつにオリジナリティがあることで楽曲の個性も際立っており、強さの中にある繊細さがひと際煌びやかである。これまで自分の決意を曲にしてきたソングライターの佐々木亮介(Vo/Gt)だが、今回はそれぞれの楽曲にメッセージを宛てた相手が存在しているとのこと。その結果、リスナーと手と手を取り合うような優しさがどの曲にも生まれた。そこに宿るのはこれまで様々な困難も乗り越えてきたバンドだからこその説得力。AFOCが情熱と愛を持って音楽と人に向き合っていることを改めて痛感した。(沖 さやこ)
-
-
ロンドン・レコーディングの激ライヴ仕様ナンバー、軽やかなクリスマス・ソング、「オーロラソング」のクリスマス・アレンジ、山下達郎の「クリスマス・イブ」のカバーなどを含む豪華5曲入りシングルが、新イベント"A FLOOD OF CIRCUS 2016"開催日にリリース。表題曲はマイナー・コードが効いたロックンロール・チューンで、AFOCの既発曲では「Blood Red Shoes」などのカラーに近い。タイトルどおり随所でワルツを取り入れ、"空中ブランコ"、"フリーキーショー"など、イベントになぞらえた歌詞などのテーマ性も併せ持つ。哀愁と陰を燃やして転がすAFOCがお好きな方には"待ってました!"の楽曲では。5曲のバリエーション豊かなアプローチは、バンドの懐の広さを物語る。(沖 さやこ)
-
-
結成10周年を記念したベスト・アルバム。何度かのメンバー・チェンジ、レーベル移籍など、フロントマンの佐々木亮介はこの10年間を"傷だらけの歴史"と言うが、彼らはどんなことがあろうとただただ誠実に自分たちのロックンロールと向かい合っていた。その歴史を走馬灯のように見せる17曲入りのDISC1は、彼らの代表曲を並べた文字通りのベスト・アルバム。どの曲も最終回のようなクライマックス感があり、改めてバンドの持つ力強さを思い知る。曲順もドラマティックだ。初回盤にはこれに2枚のディスクが追加。DISC2には新曲とレア音源が収録され、ライヴ定番曲「プシケ」も念願のスタジオ・レコーディング。DISC3には裏ベスト的な選曲+カバー曲を佐々木亮介の弾き語りで11曲収録されている。(沖 さやこ)
-
-
ふと昔を振り返ってみると、よくあのときあの状況を耐えてたな、と自分自身に感心することがある。それと同時に、若くて幼い自分があれを乗り越えたというのに、今の自分は何をしているんだ?と、過去の自分から刺激を受けることも少なくない。『ベストライド』リリース以降、精力的なライヴ活動を行ってきたAFOCが、競演に強力なバンドを招いた東名阪ツーマン・ツアーを目前にリリースするシングル表題曲は、佐々木亮介(Vo/Gt)の自伝とも言える内容が綴られた、青さが燃え上がる楽曲。彼は駆け抜けてきた過去をすべて抱え、それに突き動かされながら、未来を切り開き続けている。今年29歳を迎える彼が歌うことで生まれる説得力。強い想いと飾らないストレートなサウンドが、聴き手の心に突き刺さり、種を植え花を咲かす。(沖 さやこ)
-
-
この作品は始まりの鐘の音だ。ここまで彼らがまっすぐ歓喜の感情を、ここまで笑顔が溢れる音を、こちらに届けたことがあっただろうか。今年3月から新体制で動き出したAFOCが、僅か1ヶ月で作り上げたこの6曲は、バンドの現在のモードを如実に示している。転がり続ける彼らはしっかりと照準を定め、そのど真ん中目がけて走り出しているのだ。積み上げてきたものをすべて落とし込んだ集大成的アルバム『I'M FREE』、様々なアレンジに挑戦した冒険心溢れる『GOLDEN TIME』を経て、AFOCはその芯をさらに太く強固にソリッドしつつ、よりフラットに自由になっている。彼らがこれまで貫いてきたポリシーや掲げていた決意表明は、ここで未来を変えるパワーになった。AFOC、向かうところ敵なしである。(沖 さやこ)
-
-
1年4ヶ月振り6枚目のアルバムは、新メンバーにDuran(Gt)を迎えて4人新体制で制作された記念すべき作品。2009年以降初めて正式にギタリストを迎え入れたという事実だけで、佐々木亮介(Vo/Gt)にとっていかに手が合う相手なのかということが理解できる。疾走感溢れるサウンドとルーズなコーラスがロック・バンドのカッコよさを最大限に表している「GO」、バンドの一体感がわかるグルーヴで迫る「スカイウォーカー」、全国47都道府県をすべて回った昨年のツアーの経験が色濃く落とし込まれたトーキング・ブルース「Black Eye Blues」を始め、尖った曲が多い中、ラスト「Party!!!」の多幸感がバンドのムードの良さを感じさせる。(岡本 貴之)
-
-
どれだけの大言壮語も、馬鹿げた夢物語も、恥ずかしいくらいの繊細な告白も、すべて本音なのだからしょうがない。これが自分たちのブルースなのだから、これ以外に歌うことはない。ここ最近のAFOCからは、そんな清々しさと強さを感じる。このニュー・シングルも然り。彼ららしくアグレッシヴで、艶やかで、ちょっと切なく、しかし何よりも馬鹿馬鹿しさを忘れない(これが非常に大事)ロックンロール・チューン「Dancing Zombiez」を表題曲に置いた全4曲。ロック・クラシック「I Love Rock'n Roll」の日本語詞カヴァーや、ストリングスを取り入れたバラッド「月面のプール」など、本気で夢を見れば、本気で愛すれば、軽く現実なんて超えられることを証明するロックが満載。 (天野 史彬)
-
-
現体制になって2作目、そしてレコード会社を移籍しての第1弾。ロックンロール=愛することかつ生きることを宣誓した前作『LOVE IS LIKEA ROCK'N'ROLL』と地続きだが、さらにお先真っ暗な現実とタフに、時に冷静に対峙するかのように、削ぎ落とした音像やアレンジが新鮮。佐々木のモノローグめいた地メロとシャッフルのリズムがクールな対比を見せるリード・トラック「理由なき反抗 (The Rebel Age)」、意識や身体をすっ飛ばして心拍だけを感じさせるような「Diver's High (VAVAVAVAVAVA)」、乾いた味わいと肩の力の抜けたカントリー・ブルース「The Cat Is Hard-Boiled」、零度から一気に沸点に達するラウドな「KINZOKU Bat」など緩急に富み一気に聴ける全7曲。(石角 友香)
-
-
現在のメンバー編成になり初のフル・アルバム。"愛とロックンロールで未来をつかむ!"というコンセプトのもと制作されたそうだが、その実態は単純に言葉通りの軽快なものではなく、生死をテーマにしたロックンロールが痛烈に咆哮する迫真の作品だ。生きることへの不安、苦悩、痛み、絶望、孤独......それをかくれんぼやギャンブル、幽霊、恋愛などを題材にした物語で昇華する。何て小気味の良いユーモア、そして重厚なエンタテインメントだろうか。死ぬ気で生きている人間だからこそ奏でることが出来る躍動感と力強さ。その先にある希望と光を信じ、命を削るが如く音をかき鳴らす。作品を作り出すごとに輝きとスケールを増し、ソリッドになってゆくafoc。この勢いは誰も止めることは出来ない。(沖 さやこ)
-
-
人間とは何か?という問題提起を投げかけたシングル「Human License」で自分のなかの普遍的なテーマと正面から向き合ったVo&Gtの佐々木亮介。今作はタイトルのように理性を保った人間性と本能むき出しの動物的一面、どちらの姿も見え隠れする世界観を圧倒的なパワーで表現していて、まさに楽器が凶暴な動物のように暴れているという表現が正しいソリッドなサウンドが冴えまくっている。ファースト・アルバム『BUFFALO SOUL』で感じたほとばしる初期衝動と通じる楽曲が多い。アルバム・リリース・ツアーが始まるので彼らの全身の血液が燃えあがる、そんな感覚に陥るライヴ・パフォーマンスも注目だ。またさらに化けた、a flood of circle。作品ごとの進化がすさまじい。(花塚 寿美礼)
-
-
とことん、こいつらは止まることを知らない。前作『PARADOX PARADE』から約8カ月ぶりのリリースとなる本作はa flood of circle初のシングル。リリースの度に、加速し、破壊力を増していくメロディは、最早フラッド節の域に達したといっていいのではないだろうか。メジャーデビューとなった1st アルバム『BUFFALO SOUL』からプロデューサーとしてタッグを組むいしわたり淳二によって開花させられた、バンドの第2 期ともいえるサウンドはますます冴えわたっている。歌詞、メロディ、ギター・リフ、全てがとことんドラマティックでキャッチーであり、その全てをたたみかけされる切迫感の心地良さ。銃口を向けるような攻撃的ギター・ロックの緊張状態と、ブルースのこぶしの効いた泥臭いメロディの狭間に立たされる快感。あぁたまらない。(島根 希実)
-
-
ギタリストの脱退というアクシデントがありながらも、豪華なゲスト・ギタリスト4人を迎えてわずか7 ヶ月というスパンで制作された今作。存在感のあるドラム、ブルースを基本とするへヴィで重厚なギター・サウンドと感情をむき出しにしたエモーショナルなヴォーカル。闇を見つめながらそれでも前に進む事を歌う歌詞がとても印象的。いしわたり淳二が全体のプロデュースとして参加し前作より力強さを増し、短時間で作ったとは思えないほどの完成度。2006年結成当初から実力を評価され早足でシーンを駆け上がって来た彼らにとって、このタイミングでのギタリストの脱退はとても大きな出来事だっただろう。それだからこそ、このアルバムはがむしゃらに前へ進もうとする彼らの姿が見えてとても感動的。 (遠藤 孝行)
-
-
自身4枚目のフル・アルバムとなる本作は、苛立ちや愉楽などの"感情"を3ピースの爆音に昇華した1枚。"馬鹿にしてよ"、"見下してよ"と衝動的な歌詞が際立つ1曲目「リビド」では、現代社会に一矢報いてやろうといった鋭利な音像で圧倒する。愚かさを笑い飛ばす「馬鹿と虎馬」、複雑なビートで反骨心を煽る「Dodamba」など、踊れる曲が連なるセクションも聴き応え抜群。迎えた終盤、ウクライナの国花を冠した「Sunflower」では、浮遊感に満ちたサウンドが忘れていた日常への感謝を蘇らせ、ラストの「オレンジ」で脳裏に浮かぶ橙色の空は、混沌とした時代で生きていく意義を再確認するきっかけをもたらしてくれる。とどのつまり"感情"が流れ着く先に広がるのは美しい世界なのだと、全10曲をもって証明しているかのようだ。(寺地 悠)
-
-
リード曲「踊る阿呆に見る阿呆」はTHE WHOのPete Townshend(Gt/Vo)の名言を意識したような"踊れる"グランジ・ナンバーだったり、1曲目「Hi, hi, hi, there.」から地元の先輩ロックンロール・バンドの曲名が登場したり。臆面のなさが魅力のw.o.d.だが、先達への愛情が滲み出ているのもいい。だけど、そんなこと知らなくたって、単純に聴いてみれば"カッコいい!"とぶち抜かれる強さもあると思う。"通り過ぎた道の 正しさを祈った"と不安を孕んだ葛藤をぶつけた「relay」、アコギとキーボードが印象的な「あらしのよるに」は音的にも新境地。怒りや寂しさをなかったことにしたり、嘆いたりするのではなく、意味のあるものとして受け止め今を必死にサヴァイヴするリアルが息づく。(稲垣 遥)
-
-
1stアルバムがジワジワと話題を呼び、音源を超えるアグレッシヴなライヴ力で2019年は"VIVA LA ROCK"、"SATANIC CARNIVAL"、"RUSH BALL"と各地フェスへ出演してきたグランジ・バンドの2ndアルバム。今作も全曲ノイジーながら、その勢いはタイトなサウンドに凝縮されている。どっしりとリズム隊が支えるなかで、サイトウタクヤ(Vo/Gt)の歌心がより増した印象。特に「サニー」、「セプテンバーシンガーズ」のミドル・ナンバーではそれが際立ち、共通して登場する美しすぎる"空"を叙情的に描きながら、センチな心模様を歌声に滲ませる。前作に引き続き、ラスト・チューンでは彼らの初期衝動や真率さが突き刺さり、1枚聴き終えたあとには切なくも澄んだ後味が残る。(稲垣 遥)
-
-
芯の強いノイジーさでもって、昨今の洒落た邦ロック・バンドに中指を立てる、攻撃的なニューカマーが登場。神戸の3ピース、w.o.d.が本格始動と掲げリリースする1stフル・アルバムは、セルフ・タイトルの自信作。"聴けばわかる"と言いたくなるほどに、他とは異なる音楽性でリスナーに大きな衝撃を食らわせる。Kurt Cobain(NIRVANA/Vo/Gt)が亡くなった1994年生まれの彼らが鳴らすのは、洋楽の香り漂うNIRVANAを筆頭としたヘヴィなグランジ・サウンド。ただし日常における不満を日本語で叫んだり、拳を上げて大合唱できるパートもあったりと、親近感を抱かせる部分も。"割れる爆音が胸に優しかったな"と音楽と出会った瞬間を愛おしそうに歌う「みみなり」の純度の高さにも心が震える。爆音でぜひ。(稲垣 遥)
Related INTERVIEW
Related FEATURE
Related VIDEO MESSAGE
Related LIVE REPORT
a flood of circle
2021.12.23 @Zepp DiverCity(TOKYO)
a flood of circle
2020.11.25 @LIQUIDROOM ebisu
夏のSHIKABANE~日比谷場所~
2018.07.22 @日比谷野外大音楽堂
a flood of circle
2017.06.11 @Zepp DiverCity TOKYO
a flood of circle
2016.06.04 @新木場STUDIO COAST
藍坊主 / a flood of circle
2016.06.09 @下北沢LIVEHOLIC
a flood of circle
2015.07.03 @渋谷CLUB QUATTRO
a flood of circle
2015.03.08 @EX THEATER ROPPONGI
Permanent vol.7
2018.09.28 @下北沢LIVEHOLIC
ACCESS RANKING
- 1ずっと真夜中でいいのに。、新曲「微熱魔」がOPテーマを務めるTVアニメ"阿波連さんははかれない season2"ノンクレジットOP映像公開
- 2miwa、トライストーン大運動会より小栗 旬が登場シーン盛り上げた「ヒカリヘ」ライヴ映像公開
- 3Mrs. GREEN APPLE、新曲「クスシキ」MVの若井滉斗(Gt)&藤澤涼架(Key)による初リアクション動画公開
- 4片岡健太(sumika)、FM802"ROCK KIDS 802-OCHIKEN Goes ON!!-"公開収録にゲスト出演決定
- 5Mrs. GREEN APPLE、新曲「クスシキ」TVアニメ"『薬屋のひとりごと』第2期 第2クール"OPテーマに書き下ろし&4/5配信。連日展開するコンテンツ・カレンダー&アニメPV公開
- 1OASIS、好評につき10/25-26の東京ドーム公演に先駆けたゲキクロでの公式バンド・マーチの予約受付を再開。トレンドのウォッシュ加工を施したバンドTシャツを筆頭に全56アイテムが登場。ご予約は4/17(木)23:59まで
- 2【Bimi 表紙】Skream!4月号、4/10-15前後より配布開始。MyGO!!!!!、ネクライトーキー、アルコサイト、15-berry、マコトコンドウのインタビュー、"革命ロジック2025"座談会、INFの特集、THE SPELLBOUND、the paddlesのレポート等掲載
- 3John Butler、ニュー・シングル「Trippin On You」本日4/8配信リリース&MV公開
- 4BON IVER、ニュー・アルバム『SABLE, fABLE』リリース前日4/10にTOWER RECORDS渋谷店/梅田店にてリスニング・パーティー&先行発売実施
- 5COLDPLAYフィーチャリング参加。"Arcane"シーズン2公式サントラの"Extended Edition"よりSTROMAE&Pomme「Ma Meilleure Ennemie」新バージョンのリリック・ビデオ公開
LIVE INFO
- 2025.04.09
-
片平里菜
WANIMA
never young beach
Saucy Dog
yama
WHISPER OUT LOUD
村松 拓(Nothing's Carved In Stone/ABSTRACT MASH/とまとくらぶ)
詩羽 × CENT
KANA-BOON
- 2025.04.10
-
Maki
a flood of circle
Saucy Dog
yama
SIX LOUNGE
シド
- 2025.04.11
-
バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI
Omoinotake
村松 拓(Nothing's Carved In Stone/ABSTRACT MASH/とまとくらぶ)
THE BACK HORN
Maki
セックスマシーン!! × KiNGONS
FINLANDS
Hump Back
GLASGOW
FUNKIST
moon drop
緑黄色社会
ビレッジマンズストア
LOSTAGE / EASTOKLAB / peelingwards ほか
藤巻亮太
"SYNCHRONICITY'25 Pre-Party"
ネクライトーキー × Wienners
Cö shu Nie
Awesome City Club
WANIMA
Plastic Tree
- 2025.04.12
-
片平里菜
PIGGS
moon drop
yutori
indigo la End
SUPER BEAVER
yama
ぜんぶ君のせいだ。× TOKYOてふてふ
バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI
Omoinotake
go!go!vanillas
a flood of circle
古墳シスターズ
GOOD ON THE REEL / ポップしなないで / 渡會将士 / 藤森元生(SAKANAMON)ほか
セックスマシーン!! × KiNGONS
サカナクション
SCOOBIE DO
フラワーカンパニーズ
GLASGOW
DYGL / トクマルシューゴ / YOGEE NEW WAVES ほか
MAN WITH A MISSION
THE BAWDIES
Panorama Panama Town
CNBLUE
緑黄色社会
超能力戦士ドリアン
Novelbright
chef's
The Ravens
INORAN
ねぐせ。
Ayumu Imazu
怒髪天
cinema staff / ヒトリエ / UNISON SQUARE GARDEN / ONIGAWARA ほか
Ochunism
"SYNCHRONICITY'25"
"下北沢こがでらロックフェスティバル2025"
にしな
マルシィ
THE ORAL CIGARETTES
- 2025.04.13
-
片平里菜
PIGGS
Maki
THE BACK HORN
SUPER BEAVER ※振替公演
go!go!vanillas
bokula.
ぜんぶ君のせいだ。× TOKYOてふてふ
ACIDMAN
藤巻亮太
a flood of circle
古墳シスターズ
The Ravens
セックスマシーン!! × KiNGONS
FINLANDS
サカナクション
THE YELLOW MONKEY
超☆社会的サンダル
SCOOBIE DO
LOVE PSYCHEDELICO / The fin. / 荒谷翔大 / 幽体コミュニケーションズ
MAN WITH A MISSION
THE BAWDIES
Cö shu Nie
DENIMS
岸田教団&THE明星ロケッツ
CNBLUE
Novelbright
Ado
Mega Shinnosuke / Conton Candy / トンボコープ / TOOBOE / Aooo ほか
ヒトリエ
Panorama Panama Town
四星球
怒髪天
cinema staff / 9mm Parabellum Bullet / アルカラ / ストレイテナー ほか
Tempalay
ハク。
原因は自分にある。
パスピエ
"SYNCHRONICITY'25"
THE ORAL CIGARETTES
- 2025.04.14
-
YONA YONA WEEKENDERS
ELLEGARDEN × FEEDER
- 2025.04.17
-
柄須賀皇司(the paddles)
XIIX
yama
KANA-BOON
ELLEGARDEN × FEEDER
SUPER BEAVER
The Ravens
君島大空
KIRINJI
Mirror,Mirror
androp
東京初期衝動
村松 拓(Nothing's Carved In Stone/ABSTRACT MASH/とまとくらぶ)
- 2025.04.18
-
超☆社会的サンダル
THE KEBABS
藤巻亮太
Maki
Omoinotake
THE LAST DINNER PARTY
緑黄色社会
THE ORAL CIGARETTES
yama
never young beach
曽我部恵一
FUNKIST
androp
indigo la End
"I ROCKS 2025 stand by LACCO TOWER"
あっこゴリラ
THE BACK HORN
- 2025.04.19
-
"ジゴロック2025"
MAN WITH A MISSION
フラワーカンパニーズ
GANG PARADE
ねぐせ。
サカナクション
"IMPACT! XXII"
WANIMA
眉村ちあき
ヤバイTシャツ屋さん / SUPER BEAVER / ストレイテナー / アルカラ ほか
THE YELLOW MONKEY / UVERworld / シンガーズハイ / yutori ほか
never young beach
原因は自分にある。
THE ORAL CIGARETTES
古墳シスターズ
THE BAWDIES
FINLANDS
sumika
ずっと真夜中でいいのに。
ゴキゲン帝国
太田家
Base Ball Bear × ART-SCHOOL
FUNKIST
HY
PIGGS
BRADIO
須田景凪
ぜんぶ君のせいだ。× TOKYOてふてふ
"I ROCKS 2025 stand by LACCO TOWER"
- 2025.04.20
-
片平里菜
"ジゴロック2025"
chef's
眉村ちあき
緑黄色社会
サカナクション
ビレッジマンズストア
fox capture plan
This is LAST
NOT WONK
古墳シスターズ
10-FEET / フラワーカンパニーズ / 四星球 / くるり / Hakubi ほか
UVERworld / Novelbright / TOOBOE ほか
原因は自分にある。
藤巻亮太
go!go!vanillas
NakamuraEmi
HY
sumika
indigo la End
ぜんぶ君のせいだ。× TOKYOてふてふ
THE BACK HORN
ずっと真夜中でいいのに。
THE LAST DINNER PARTY
SCOOBIE DO
BRADIO
吉澤嘉代子
"I ROCKS 2025 stand by LACCO TOWER"
moon drop
- 2025.04.21
-
THE KEBABS
クジラ夜の街×ルサンチマン
SANDAL TELEPHONE
- 2025.04.22
-
片平里菜
SUPER BEAVER
THE KEBABS
HINDS
Saucy Dog
THE YELLOW MONKEY
暴動クラブ
RELEASE INFO
- 2025.04.09
- 2025.04.10
- 2025.04.11
- 2025.04.12
- 2025.04.15
- 2025.04.16
- 2025.04.17
- 2025.04.18
- 2025.04.23
- 2025.04.25
- 2025.04.26
- 2025.04.30
- 2025.05.03
- 2025.05.07
- 2025.05.09
- 2025.05.14
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
yama
Skream! 2025年03月号