Japanese
mzsrz
Interviewer:山口 哲生
mzsrz(ミズシラズ)が2ndアルバム『nocturne』を完成させた。2024年1月に大原きらりのソロ・プロジェクトとして歩み始めてからは初となるアルバムは、全15曲を通して1つのストーリーを語るロック・オペラ作品。目まぐるしい展開を繰り広げる楽曲や9分を超える大作等、mzsrzとして新たなサウンドスケープを打ち出したものや、大原自身が作詞を担った楽曲も収録されている。新たな扉を開きつつ、聴き手を濃密な世界へ引きずり込んでいく超大作について話を訊く。
-2ndアルバム『nocturne』は、"音楽と小説が一体になったオペラ作品(小説は後日発表されていく予定)"という点と、大原さんのソロ・プロジェクトになってからは初のアルバムという点の、2つの大きな側面がありますが、まずは本作を完成させた率直なご感想をお聞きできればと。とてつもない大作になりましたね。
ソロ・プロジェクトに切り替わってからどう進んでいくのか、全てがまたイチから手探りな状態で進んできたので、率直にやっぱり嬉しいというか。やっと完成できたなって嬉しい感情がいっぱいですね。mzsrzらしさみたいなところも詰め込みながら、でも新しいmzsrzの一面も見せられるような、今までとこれからを見せていけるようなアルバムになっているなって感じています。
-"アルバムを通して1つの物語を届けるロック・オペラ作品"という点についてなんですが、次はそんな作品にしましょうって話は、チーム内ではかなり前から出ていたんですか?
そうですね。かなり前から聞いていて。どんなお話なのか、どんなふうになっていくかは、その時点では知らなかったんですけど、アルバム全体を通して物語を伝える音楽作品を作りたいというのは、1年以上前ぐらいから聞いてはいました。
-今回のアルバムには、前体制時に発表した楽曲の再録版も収録されていて、「ストレイシープ後進曲」が一番古い曲(2022年リリース)になりますけども、リリース当時はまだアルバムの構想とかは特に知らず。
もう全然。すごく長い曲だなと思ったのは印象に残っています(笑)。
-(笑)言ってみたらロック・オペラ的な曲ではあるじゃないですか。今振り返ってみると、今回のアルバムの布石だったような感じもありますよね。
そうですね。本当に想像のお話になってしまいますけど、「ストレイシープ後進曲」があったからこういうアルバムができたのかなって自分も思ってます。
-当時「ストレイシープ後進曲」を歌っていたときはどんな感覚がありましたか? "すごく長い曲"というお話もありましたけど。
長い分、そこに詰められている物語がすごくあって。1つの楽曲の中にいろいろな展開が詰め込まれていて、そういう部分が新しい楽曲だなって感じてましたね。1つの物語を観ているかのような感覚になる楽曲だなって当時からずっと思っていました。
-そういう曲をグループから1人になって歌うとなると、また違ってくる部分もあるのかなと思うんですが、そのあたりはいかがです?
最初から最後まで通して1人で歌うからこそ、曲により没頭していくというか。私から生まれる爆発力みたいなものは、1人で歌ってるときのほうが結構強く出たのかなというふうには感じています。
-この曲以外でもそうなんですが、ライヴで歌われるときってかなり入り込んで歌うことが多いですか?
そうですね。その楽曲の登場人物やシーンを自分の中で精一杯作り上げながら歌うことを心掛けてます。レコーディングは聴いてくださるお客さんがシーンを想像しやすいように考えたり、そのようにディレクションしていただいたりして歌っているんですけど、ライヴだとやっぱり生感というか。その場限りの、1回限りの歌になるので、お客さんの反応を見てその場の雰囲気を大事にしながら歌ってます。
-今回のアルバムも、聴いていていろいろな場面が浮かぶものになっていますが、実際に小説のあらすじやプロットも、大原さんは目を通していて。
はい。それに合わせて歌唱をした部分もあります。
-歌唱だけでなく、今回は3曲作詞もされていますね。初作詞としてまず世に出たのが「偽証のガベル」でしたが、この曲は、ドラマ"家政婦クロミは腐った家族を許さない"のエンディング・テーマでもあり、それとはまた別で小説の物語があって。しかも小説に出てくる登場人物の名前も歌詞に入っていますよね。そういったことを踏まえながら書くのは大変だったんじゃないかなと思ったんですけど、実際いかがでした?
これまで作詞をしたことがなかった分、物語の設定が決まっていたものもあったので、自分の中では逆にやりやすさがあった気がします。
-大枠が決まっていたからやりやすかったと。迷いながらも筆は進んだり?
いや、全然進まなくてだいぶ苦戦しました(苦笑)。でも、ゼロから考えるよりは良かったかなとは思います。
-歌詞としては、立ち向かっていこうとする気持ちが描かれていますね。
mzsrzは逃げることを認める、肯定する楽曲が多いんですけど、逃げつつもやっぱり前を向いていく楽曲もあっていいのかなと思って。実体験なんですけど、あんまり自信のないことにはグイグイ行けなくて、自信のあることはグイグイ行こうって思えるタイプなので、立ち向かっていける何かを持ってさえいれば、自分を信じられれば、高い壁でも乗り越えていけるのかもしれないよなと考えているんです。そういった楽曲を作りたいなと思って作詞をしました。
-ストーリーに沿っているだけではなく、ご自身のことを書いている部分もあるんですね。
はい。自分はもとから、なんでも全肯定みたいな、勇気と愛さえあれば前に進んでいけるんだ! みたいな、根拠がない感じで進むことはできないタイプで。その場その場で困難に立ち向かうと、否定的なことが浮かんできたりすごく悩んでしまったりするんですけど、それを全部踏まえた上で前に進めるというか。落ち込んだときも、落ち込み切って空っぽになった状態で、もう進んでいくしかないよなってなったところから進んでいくタイプなので。だから、そういった楽曲を歌うことが好きですし、「偽証のガベル」も立ち向かっていく強さを持ちつつも、やっぱりちょっと逃げみたいな部分も入れたいなと思って作っていました。
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