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INTERVIEW

Japanese

GANGDEMIC

2023年07月号掲載

GANGDEMIC

Member:Mirei Kurumi Ria Megu Tsubaki Ice Sui

Interviewer:宮﨑 大樹

"神使轟く、激情の如く。"らが所属するアーティスト事務所、KABUKIMONO'DOGs(カブキモノディージー)とSkream!の12ヶ月連載企画がスタート。その記念すべき第1弾として"Party Dance ElectRock"を掲げる7人組、GANGDEMICにインタビューをした。サポート・メンバーとして活動してきたSuiが7月に正式加入し、新体制で活動を始めた彼女たちの魅力に迫る。


"Party Dance ElectRock"は"一度聴いたら踊らずにはいられない"音楽――自分も踊りたくなる、遊びたくなるような楽曲をやっています


-Skream!初登場なので、まずはグループについて紹介をお願いします。

Mirei:GANGDEMICは7人組のアイドル・グループで、"Party Dance ElectRock"という楽曲コンセプトで活動しています。今は3人のヴォーカル・メンバーと4人のダンス・メンバーに分かれて、それぞれがライヴで役割を持っているんです。

-Suiさんを加えて7人組になったばかりなんですよね? Suiさんはサポート・メンバーとして活動していて、7月に正式加入して新体制になったということですが、GANGDEMICへ入ることが決まったときはどんな気持ちでしたか?

Sui:もともとKABUKIMONO'DOGsのアーティストさんに対しての憧れを持って事務所に入って、その中でGANGDEMICさんがカッコいいなという気持ちが自分の中にあったんです。なので、素直に嬉しかったですね。夢か現実かわからないような感じだったんですけど、今はプレッシャーとかがのしかかってきて、現実を感じ始めています(笑)。

-(笑)Suiさんが加入したことでのグループの変化はありましたか?

Mirei:7人体制が初めてなので、フォーメーションも新しくなりましたし、今までになかった形ができていますね。

Kurumi:7人になる前からひとりひとりの個性がすごくて、性格もバラバラだったところにまた新しいものが入ってきた感じがして。今までにないぐらいの元気さ、底抜けて明るい感じが出てきています。

Ice:より賑やかになりましたね。

Kurumi:ギャンデミ(GANGDEMIC)って衣装だったりライヴだったりの見た目はいかつい感じというか、パンチのあるグループなんですけど、メンバーひとりひとりは人見知りで落ち着いているところもあって。中にはちょっとアイドル寄りと言いますか、かわいい系のメンバーもいてほんわかしていたんですけど、そこにパーティー感が増えました。

Sui:パリピってことですね(笑)。

-"Party Dance ElectRock"を掲げているグループとしては、パーティー感ってすごく大事な要素じゃないですか。グループを知っていたうえで加入したSuiさんが思うGANGDEMICの魅力って、どんなところにあると思いますか?

Sui:Mireiさんから紹介があった通り、ヴォーカル・メンバー、ダンス・メンバーに分かれてパフォーマンスをしているんですけど、客観的に見ていたときに、ダンスとヴォーカルでそれぞれこだわっているところに、アイドルだけどアーティスト感があって。そこがすごくカッコいいなと思います。ライヴは、みんながギャンデミの曲が好きで、すごく大切にして歌って踊っているんだろうなというのが伝わってくるようなものだったので、そういうところも魅力的だなと思いました。

-ヴォーカル・メンバー、ダンス・メンバーで分かれるアイドル・グループってなかなか珍しいですよね。

Kurumi:アイドルをやる前からのダンス経験者がダンス・メンバーなんですけど、もともとダンスをやっていたメンバーと、ロックが好きでこうやって集まったヴォーカル・メンバーと、お互いの個性を生かし合えるグループがいいなと思っていたんです。そこに、みんなで歌って踊ってみたいな基本的なアイドルとはまた別の、唯一無二のグループを作りたいという気持ちが合わさったというか。

Tsubaki:私は1年前に加入させていただいたんですけど、GANGDEMICに入るとなって、一緒にダンス・メンバーとして活動できることがすごく嬉しくて。パフォーマンスの中で4人だけで踊ったりすることがあるので個人的にも楽しいですし、もっといろんな人にダンス・パフォーマンスとか、もちろん歌も聴いてほしいなという想いで活動しています。

-すでに話が出ている"Party Dance ElectRock"という音楽について、その名前でもイメージできそうな部分もありますが、言葉で説明するとしたらどんな表現になりますか?

Kurumi:コンセプトのもうひとつにある"一度聴いたら踊らずにはいられない"ですかね。ギャンデミの音楽を聴いたときに、自分も踊りたくなる、遊びたくなるような楽曲をやっています。パフォーマンスには振りコピ要素もあって、主にサビの部分やイントロ部分とかに簡単な振付とかがあるんです。フロアにいるみんなと一緒に盛り上げて、一緒に楽しいものを作っていこうというのもコンセプトにしているので、みんなで一緒に遊べる楽曲を大切にしています。

-みんなで一緒に遊べる楽曲ということですが、"これぞGANGDEMICだ"という曲を挙げるとしたら、ミュージック・ビデオにもなっている「EVERGREEN」(2022年7月リリースの1stフル・アルバム『DEPARTURES』収録)あたりが該当しますか?

Ice:そうですね。「EVERGREEN」はみんなで踊れますし、間奏でダンス・パートがあるんですけど、そういったところもギャンデミらしさがあるのかなと。なので「EVERGREEN」は代表的な歌かなと思っています。

Ria:最初からずっと活動している身としては「Shiningray」(2021年リリース)ですね。ギャンデミを初めて観た人でも耳に残るし、振付もインパクトがある感じなので、初めましての人からも"あの曲いいね"と言っていただけることが多いです。なので「Shiningray」はやっぱり外せないかなと思います。

Tsubaki:最近の曲では「B.L.A.C.K」(2023年4月リリース)ですね。最近ギャンデミを知ってくれるお客さんに"どの曲が好き?"って聞いたときに、「B.L.A.C.K」を言ってもらうことがあります。

Ria:あと、「Up All Night Fuckers」(2023年2月リリース)という曲があるんですけど、その曲で"ギャンナナダンス"というものを作ってTikTokとかTwitterとかで発信をしているので、よかったらそれもぜひ観ていただきたいです。サビもイントロも振りコピができて、ギャンデミらしいパーティーっぽい感じになっています。

-さらに8月には新曲がリリースされるそうですね。

Tsubaki:「NEXTRICK」という、7人体制として初めての新曲なんです。GANGDEMICって周りから見たらロックなアイドルという印象なんですけど、ロックの曲調も入れつつEDMとかを取り入れたダンス・ミュージックになっていて。ヴォーカル・メンバーとダンス・メンバーの両方の良さを引き出して、"新しいGANGDEMICが始まるぞ"という曲を作り上げていきたいなと思っています。

-Suiさんからしたら、自分がGANGDEMICに入って初めての曲になりますね。

Sui:はい。今まではメンバーが歌ってきた曲を歌ってきたんですけど、これからはこの7人とスタッフさんの新しいギャンデミチームで作る曲を歌っていけることが、すごく楽しみでワクワクしています。

-みなさんのライヴについても話を聞いていきたいのですが、踊れる、遊べるライヴを作るにあたって、パフォーマンスで影響を受けているアーティストなどはいますか?

Kurumi:パフォーマンスで言うと、K-POPのアーティストさんとかのパフォーマンスを参考にしていて。韓国っぽい踊りだったり、人数の多いグループさんのフォーメーションの入れ替わり方だったりをオマージュさせていただいたりとか、自分たちなりにこの7人でできるものを作っていますね。

Tsubaki:サビは振りコピをしやすいものを自分たちで作っていて。TikTokとかから流行りのものとかを拾って考えたりしています。

-振付は自分たちで考えているんですね。

Kurumi:振付師さんからいただいたものがあって、そこに私たちの意見を入れて、スタッフさんからの意見も入れて、という感じですね。

Megu:「RISE AGAIN」(2022年11月リリース)という曲はメンバーだけで振付も全部作った曲なんです。その1曲に関しては、誰の手助けも得ずにみんなでひと晩中考えました。

-GANGDEMICの振付を考えるうえで大切にしていることはなんですか?

Megu:やっぱりお客さんも一緒に真似できること。真似できる部分とちゃんと見せる部分の強弱を考えるようにしています。