Japanese
コレサワ
2023年04月号掲載
Interviewer:稲垣 遥
-『純愛クローゼット』(2021年リリースの3rdアルバム)くらいから、コレサワさんがなんだかすごく包容力をお持ちになったなって感じていて。
恋愛しすぎたのかもしれないって思うときあります(笑)。おばあちゃんとかおじいちゃんって、今まで生きてきた経験があるから余裕あるじゃないですか。昔は喜怒哀楽の激しい恋愛をすごくしてたけど、今はそういうのもうしんどいなってゾーンに入って(笑)、いろんなことを我慢できるようになったんですよ。でも猫飼い始めたのもあるかもしれない。ちょっとした余裕が生まれたことが包容力になってるのかもしれないんですけど、まだ落ち着いちゃいけないなと思って(笑)。なるべく自分の中に尖った気持ちを探したりしてます。
-コレサワさんは普段思っていることを歌うことが多いと以前(※2020年1月号掲載)おっしゃられていたので、自身が大事にされているという実感を得るような経験があったのかなって思ったりして。
ご想像にね、お任せして(笑)。
-(笑)猫ちゃんも思い通りにいかないですしね。
そうなんですよ。思い通りにいかないし、忍耐力がちょっとついたかなぁと思います。
-そんな大人になったなと感じる曲たちもあるんですけど、一方で「さよなら恋人」は、10代のときの失恋を思い出して書いたそうですね。そこを遡ろうと思ったのは何かきっかけがあったんですか?
もともとこれは自分で歌うんじゃなくて、提供する予定だったんですよ。でもすごくお気に入りだったんで、いつか歌おうっていう。季節的に寒くなる直前の曲だったので、その時期に出せるタイミングを計ってて、今回はちょうどそのタイミングで、シングルで配信できたので、やっとこさ日の目を見たっていう感じです。なので珍しいんですけど、10代、過去の恋愛を思い出して書きました。
-そういった書き方をしてみていかがでしたか?
お題を出されるのは書きやすいんですけど、自分で歌うのとは違うところから見てる感覚なんですよ。私がこだわりすぎても、向こうが納得するものがいいっていうのがあるから、いつもより一歩後ろに下がって書ける。だから考える隙間ができるとかっていうのも良さだと思うんですけど、書き方がちょっと変わるんですよね。
-それを改めて自分で歌うことになって。
そうですね、うちももう10代じゃないし、歌うときこの気持ちで歌えるのかなってなったんですけど、中学生とか高校生のときの恋愛って濃かったんですよ。すごく"青春"みたいな恋愛だったから。
-もう相手しか見えない! みたいな。
そうそう! そのときの気持ちを思い出せて、私はありがとうございます! っていう想いで書けました。
-台詞があるのも新鮮でした。
なんか入れたいけどメロディじゃないなってなったときに、デモに台詞を入れてみて、スタッフさん誰かなんか言ってくれるかなって思ってたけど、思ったより反応がなかったんですよ。だけど、"台詞入ってる。ぷぷぷ(笑)"みたいなのもなかったから、じゃあ大丈夫かって初めて入れたんです。でも、レコーディングするときも普段あんまり言わないことだから恥ずかしいし、ライヴのときも、歌の箇所では忘れてるんですよ。けど、台詞のとこになると"台詞なんだった!"ってなりながら言ってます(笑)。
-音作りも、リバーブがかかっているというか。
そうですね! 最初とかはリバーブ深くしてます。
-それがちょっと思い出を振り返ってる感みたいになっている気がします。
そうなんです。アレンジャーはライヴでギターを弾いてるひぐちけいちゃんなんですけど、最後にカメラを巻くカラカラって音を入れてくれたり、ちょっと青春っぽい、センチメンタルな、エアーな感じに仕上げてくれました。
-リアルタイムな人はもちろんですけど、きっと多くの人が昔の恋愛を思い出して聴けるだろうなと思いました。
そうですね。10代に限らず、それ以外にも当てはまる部分はあると思うので。歌詞を抜きにしても曲調がすごくしっとりしてるので、あんまりなんも考えずに聴ける曲でもあるのかなって思いました。
-「ペーパードライバー」は"THE夏"みたいな音がいっぱい入っていて。
頑張ってセミの音を探して、いい音を見つけてもらって入れました。
-サビのヴォーカルのハモりの感じも懐かしくて。
イメージ的には海外のインディー・バンドみたいな。そんな道あんまないけど、ヤシの木しか生えてないようなおっきい道を走ってるときに聴きたくなるようなドライヴ・ソングになったらいいなと思って。
-あと今作はいろんなギターの音が聴けますよね。
あぁー! たぶん全曲けいちゃんが弾いてるから、それは喜ぶと思います。私疎いというか、メロと歌詞にはこだわりたいんですけど、サウンドって専門ではないからあんまりわかんなくて。サウンド・プロデューサーの方とけいちゃんが、このギターは何年代のサウンドみたいだねとか話してるのも全然わかんなくて、でもいつもこだわって作ってくれてるから、ギター好きな人は注目して聴いてくれたら楽しいかなと思います。
-でも曲の内容としては、ドライブ・デートの曲はあってもペーパードライバーの彼を恋人目線で描いた曲って初めてだと思います。
たしかに、今思ったけどよく考えたらドライブしてないですもんね(笑)。
-これだけ夏のドライブの景色を想像させる音だけど、実はしてないですよね(笑)。
これもほんと初期に作ってたんですけど、ずっと引き出しにしまってあって、なので荒っぽい感じが出てていいなぁって(笑)。
-でも、意外と共感を呼ぶ気はします。私もペーパードライバーで自分では運転しないんですが、自分も運転できないくせにドライブ・デートに憧れてしまう人は一定数いるんじゃないかなって(笑)。
いや絶対若い子、特に10代後半で免許取り立てのときとか、運転してる人かっこいい! って思ってた時期が私もあったし、でも私もこの頃免許持ってなかったんで、免許持ってないもどかしさもすっごく感じてて(笑)、そういうときに書いた曲です。好きな人の助手席に座りたいっていうのはきっと女の子みんな考えたことあるんじゃないかなって思って、そういうかわいい曲ですね。
-そして、「にゃんにゃんにゃん」はすごく耳に残るし口ずさんでしまいますね。
私もできたときずっと口ずさんでたんで。これは猫を飼ったときに作ったんですけど、2月22日に出したくてそのタイミングを計るのに2年ぐらいかかりました。ほんとにニャーニャー言うんですよ。
-コレサワさんの飼っているメロウちゃんの声も入ってますもんね。
そうなんですよ。録るのがめっちゃ大変で。うちの子は名前呼んでもニャーとは言わないんですよ。本当に何か訴えてるときに言うんですけど、そのときにめっちゃ鳴くんですよね。で、鳴いてほしいときに鳴かないんです。でも鳴く法則は知ってて、キッチンに入れないように柵つけて、私が柵の内側に行くと、何してんねんみたいな感じで鳴いてくるんで、そこを録るっていう。いいニャーを録るのにすごく苦戦したんです。絶対メロウの声が良くて、サンプリングとか他の猫じゃなくて。それがちゃんといいのが録れて、すごく嬉しいです。
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