Japanese
SPARK!!SOUND!!SHOW!!
2021年07月号掲載
Member:タナカユーキ(Vo/Gt) チヨ(Ba/Cho) タクマ(Syn/Gt/Cho) イチロー(Dr/Cho/169)
Interviewer:秦 理絵
「HAPPY BIRTH DIE」のイメージは、"ダークきゃりーぱみゅぱみゅ"みたいな感じ
-というツアーを終えたタイミングで、そのツアー・タイトル"HAPPY BIRTH DIE"と同じタイトルの作品がリリースされます。ツアー前からこの流れは決まってたんですか?
タナカ:そうですね。曲はだいぶ前にできてたよな。
チヨ:1年前ぐらい?
タクマ:うーん、覚えてないけど、俺らが"りんご(音楽祭)"に出たときに、HABANAっていう福岡のバンドが、民族楽器を入れた人力テクノみたいなのをやってて。ああいう曲を作ってみたいなと思ったんですよ。"りんご"っていつ?
チヨ:2019年の9月とか。
タクマ:そっか。だから2020年の頭にはできてましたね。
-そもそも"HAPPY BIRTH DIE"っていう曲名をツアー・タイトルに付けたのは、どういう意味だったんですか?
タナカ:単純にHAPPY BIRTHDAYをもじってDIEにした言葉なんですけど。真逆の意味がひとつのワードにあるのがおもろいなと思ったんですよね。
-"生まれる"と"死ぬ"がひとつに入ってるという。
タナカ:それが輪廻転生っぽいなって。もともとツアー・タイトルにした理由はなかったんですけど、あとになって振り返ると、そのタイトルにして良かったと思うことが多いんです。俺が坊主にしたのも生まれ変わったことやし。俺らはステージを降りて、わちゃわちゃやってたイメージだけど、そうじゃないスタイルに新しく生まれ変わった感じもするし。
チヨ:あと、『スサ死 e.p.』を出したのも大きかったな。1回死んで......。
タナカ:たしかにそれもあるな。
-去年出した『スサ死 e.p.』は死をテーマにした作品でしたね。
チヨ:で、『スサ死 e.p.』でまわったポップアップのバーチャル・ツアーが"天獄"だったんですよ。1回死んだから、天国っていう理想郷に行くっていうテーマで。
タナカ:その流れからか。
チヨ:「HAPPY BIRTH DIE」っていう曲もあるから、だったら1回死んで理想郷で生まれ変わって、さらに輪廻転生するっていう流れができるんじゃないかって。さらに次のシングル候補曲がこのMVと繋がっていて。特に次のシングルの話はしていなかったんですが、Margtとシンクロしてました。
-イラストレーターの原田ちあきさんがコーラスとして参加してますね。どういう経緯で実現したんですか?
タナカ:曲を作ってるうちに女の子の声が欲しくなったんです。歌い上げる感じじゃなくて、ふざける感じがほしい。っていうときに、タクマが、(田中)幸輝(Vo/空きっ腹に酒)とアイドルに提供する曲を作ってて。幸輝が、嫁はんやからっていうので、原田ちあきに仮歌を入れさせてたんです。で、たまたまそれを聴いたときに、めっちゃいいやんって。音楽になろうとしてない人の歌い方なんですよね。オリジナルな気もしたし。すごい変な人やからチョケたりもできるし。で、ヴォイス・サンプリング的に声を使ってるんです。
タクマ:普通に仮歌のやつも良かったよな。超個性的で。
タナカ:キャラクターがある感じがしてね。曲のイメージが"ダークきゃりーぱみゅぱみゅ"みたいな感じやったから。マジでぴったりでしたね。
-さっきHABANAっぽい曲にしたかったとも言ってましたけど。この曲の根幹はトランスですよね。当然ドラムは打ち込みだし、ギター、ベースすら入ってない。そのあたりはバンドの曲として出すうえで障害にはならなかったですか?
タクマ:ないですね。この曲以外もそうですけど、いいものを作るっていうシンプルな考え方なので。"ライヴどうしよう?"って困ってますけど。
タナカ:困った結果、「TOKYO MURDER」みたいな使い方になるんですよ。楽器を演奏せずにオケだけ流す。アイドルみたいな感じですよね。
タクマ:そうなってくると新しいスタイルが生まれやすいっていうのはありますね。
イチロー:僕もライヴでは、生でやるのか、パッドに入れた電子音をミックスしてやるのか、いろいろなパターンを考えられるので、そこは合わせながら調整しようと思ってるんですけど。この曲を聴いたときに、前にユーキに教えてもらってたロシアのLITTLE BIGっていうバンドっぽさがあるなと思ったんです。アホな音楽をやってる人らなんですけど。そういうことをやりたかったんだなと思いましたね。
-先日のツアー・ファイナルを見たときに、今のスサシシ(SPARK!!SOUND!!SHOW!!)はダンス・ミュージックがキーワードだと思ったんですね。いわゆるテクノ、トランス、ディスコ、EDMみたいなものだけじゃなくて、ロックも含めて、身体を動かして踊れる音楽をダンス・ミュージックと呼ぶことにした。で、そのダンス・ミュージックに可能性を感じてるように見えたんです。
タナカ:もともとクラブが好きで、その要素は取り入れてはいましたけどね。今モッシュ/ダイブが制限されてしまったなかで、改めてモッシュ/ダイブもダンスなんやっていう認識になったところはあったと思います。あとやっぱりソーシャル・ディスタンスがあるから、今のほうがライヴで踊りやすいんですよ。むしろ踊るしかない。家にいる時間が多いぶん、踊ることで発散できて気持ちいいってなるのかなって。そういうのをいろいろ考えて周りを見渡したら、モッシュ/ダイブが起こりそうな速い曲って最近減っていってるんです。ミドル寄りのテンポでぴょんぴょんできるバウンシーな感じが増えてて。ダンスやってるときだけは幸せですよねっていう。そういうふうに俺らのライヴを見てくれたらって考えるようになったんです。
-結果、音源として発表するものもダンス要素を強くしたかった?
タナカ:あ、いや、それは全然関係なかったです(笑)。単純にバンドっぽい曲が続いてたから、おもろいのができたし、出してみようっていうだけで。これを出すって決まってからツアーをまわって、ツアー中にダンス最高ってなった。そういう意味では、もしモッシュ/ダイブ系の曲を用意してたら、俺は出せたんかな? っていうのは思いますけどね。タイミング的には、「HAPPY BIRTH DIE」で良かったです。
-この音源には52ページに及ぶブックレットもつきます。いや、ブックレットにCDがつくっていう表現のほうが正しいんでしたっけ?
チヨ:そうです(笑)。
-こういうかたちで作品を作ろうと思ったのは、どうしてだったんですか?
チヨ:今はフェスもやってないし、露出も少ないから、普通に出しても売れないって話をしてて。やったら、買ってくれる人に楽しんでもらえるようなやり方でリリースしたいから、本をつけてみようかっていうことになったんです。
タクマ:カップリングをつけようかっていうのもあったけどね。俺、カップリングは消費されるだけだから嫌だなっていうのがあって。作りたくない。って思ったときに、これを見れば、スサシがわかりますっていう本をつけたいなと思ったんですよね。
チヨ:且つ、"CDがおまけの本です"って言ったほうがパンチがあるじゃないですか。レーベル担当者からはタワレコで本を陳列するのは難しいよって言われたんですけど。
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