Japanese
GOOD ON THE REEL
2019年09月号掲載
メンバー:千野 隆尋(Vo) 伊丸岡 亮太(Gt) 岡﨑 広平(Gt) 宇佐美 友啓(Ba) 高橋 誠(Dr)
インタビュアー:沖 さやこ
2019年4月から新しい環境で活動をリスタートしたGOOD ON THE REEL(以下:GOTR)が、セルフ・カバー・アルバム『GOOD ON THE REEL』を完成させた。ライヴで演奏を重ねるなかで育ってきた楽曲や、このアルバムのためにリアレンジされた楽曲など、リレコーディングした過去曲14曲に、イントロダクションと新曲「YOU & I」を加えて構成された、まさにバンドの歴史をもって現在のバンドのポリシーを示す作品である。前々からセルフ・カバー・アルバムを出してみたかったという5人は、どんな想いのもと制作に当たったのだろうか。メンバー全員に訊いた。
-2017年に自主レーベル"lawl records"を設立したGOTRは、今年の4月からユニバーサルミュージックアーティスツ合同会社と、パートナーシップ契約を締結しました。新しい環境はいかがですか?
千野:"こういうことがしてみたい"という案も実現しやすくなったし、今までやったことがないことをたくさんやらせていただけてます。この数ヶ月はあっという間に駆け抜けた、という言葉がぴったりで。チームみんなで話し合ってGOTRを作っていける感覚がありますね。
宇佐美:ライヴやファンクラブみたいな、制作以外のことも細かくサポートとバックアップしてくれるんです。だから僕らは音楽に専念、集中できているというか。
伊丸岡:やりとりが早い環境にあるので、実行に移しやすいしね。
千野:セルフ・カバー・アルバムを作ることにしたのは、ここからまた頑張っていくぞというリスタートの意味も込められているんです。
-環境が新しくなったとはいえ、GOTRがそこまで強く今回のタイミングにリスタートを感じているというのは、少々意外でした。去年の冬から春にかけて『光にまみれて』(2018年リリースの8thミニ・アルバム)の全国ツアー([GOOD ON THE REEL TOUR 2018. GOOD ON THE REEL presents HAVE A "GOOD"NIGHT vol.74−83 ~ネオンにまぎれて~])もありましたし、それ以降もいろんなバンドさんのライヴに出演なさっていたので、リスナー側からすると活動が途切れているイメージはなかったので。
千野:『光にまみれて』のツアーのあと、リリースや自主企画ライヴみたいな開けた活動をもっとしていきたいなとも思っていたので、うずうず期というか。活動を途切れさせたくはないから、たくさんライヴはしてたんですけど、自分たち発信のことができなかった。やりきれない想いが溜まっていっていた期間だったんです。
伊丸岡:セルフで活動してみて、"ちょっと自分たちの力だけではやりきれないね"というところがあって。じゃあどうしよう? と考えた結果、今の会社にお世話になることにしました。
千野:だからそういう意味でも今回、リスタートの気持ちが強いんですよね。"ライヴで育った曲や、アレンジを変えた曲をレコーディングし直したいよね"という話は、前々からメンバー内でも出ていたので、このタイミングしかないな! って。
-なるほど、腑に落ちました。セルフ・カバー・アルバム、とてもいいですよね。いろんなアーティストさんのライヴを観ていて"この感じがライヴ音源ではなく、音源になってほしいな"と思う瞬間も多いですし、需要は多いと思います。
千野:セルフ・カバーというくらいなので、全部録り直してます。だからこれまで聴いてくださった方々も聴き応えはあると思うし、僕らのことを知らない方々にとっては入門編にもなるんじゃないかなって。
伊丸岡:だからベスト・アルバムではなく、あくまで"セルフ・カバー・アルバム"と謳ってますね。メンバーそれぞれでまず好きな曲を挙げていくところから始めて。
高橋:そこから"これは絶対入れるよね"という共通の曲をピックアップして、あとはスタッフさんを含めたチームで多数決を取って、収録曲を決めていくという流れでしたね。
千野:イントロを除いて、「素晴らしき今日の始まり」で始まって、「ハッピーエンド」で終わるというのは、定番のライヴのセットリストの流れでもあるので、ライヴでブラッシュアップしたものをそのままレコーディングして、今回のアルバムの軸にしてますね。
宇佐美:あとは"自分だけかもしれないけど、この曲は絶対に入れさせてください"という曲が個人個人あったら、ゴリ押していくというスタイルでした。
千野:多数決選抜と熱量選抜の楽曲で構成されてます(笑)。
-となるとどれが熱量選抜の楽曲なのか気になります。
伊丸岡:僕は「24時間」ですね。"もっときれいにしたいなぁ"とずっと思ってたんです(笑)。
-(笑)私も昔書いたものであればあるほど"もっとここをこうしたいなぁ"と思ったりするので、そういうのはどうしてもありますよね。
伊丸岡:そうそう、まさにそれです。古い曲が多くなりがちなのはそれもあるのかも。この人(岡﨑)も古い曲でした。
岡﨑:「向日葵とヒロインと僕」は僕のゴリ押しです。"ストリングスをどうしても入れたい! 絶対この曲はストリングスを入れたら生きる!"と録音した当時からずっと思っていて。今回ちゃんと生で弾いていただいて......めちゃくちゃ感動!
千野:ヴァイオリンの音だけで泣けるわ! って思ったよね。絵本や舞台っぽい雰囲気が出て、ジブリっぽいなって。「ホワイトライン」も広平ちゃんのゴリ押しですね。
岡﨑:そもそも昔録音したものもMY BLOODY VALENTINEみたいに轟音でやりたくて、やろうとトライしたんですけど、当時の知識と力量ではそれができなくて。今回はそれができました。
-思っていた以上に熱量選抜が多いですね。みなさん過去のもやもやを解消するが如く、といったところでしょうか(笑)。
宇佐美:それが裏テーマでもありましたね。"どうにかしたい! と思っている曲があるならこの機会にリアレンジしてその気持ちを成仏させようぜ!"って(笑)。
-GOTRは活動初期から曲のスケール感が大きいバンドなので、今回のリアレンジで曲のポテンシャルが格段に格上げされていると思います。あとはいかがでしょう?
宇佐美:「うまくは言えないけれど」は僕のゴリ押しですね。1stフル・アルバム(2012年リリースの『透明な傘の内側より』)の曲なんですけど、当時からメロディや歌詞がすごく好きなんです。ただオケをもっとブラッシュアップしたいなとはずっと思っていて。そういう引っ掛かりがあったので、ライヴでもあんまり演奏できてなかったんです。だからこの機会にガチッとかっこ良くできたらいいなって――どうしてもと我を通させていただいて(笑)。
-この曲は一番大胆なアレンジですよね。曲の解釈がまるっきり違う。
千野:今回は何曲かアレンジャーさんにアレンジをしてもらっていて、「うまくは言えないけれど」はその内の1曲ですね。これまでずっとセルフ・プロデュースでやってきたので......すごく新鮮でした。
伊丸岡:"あ、こうくるんだ"だよね。こっちから要望などは特に伝えず、お任せしてみたらどうなるかなって。
千野:意見を言ったとしても、ちょろっとくらいだったよね。やっぱり自分たちが作った曲は"この曲はこういうものだ"という先入観がある。でもそういうのが一切ないものが届くので、楽しかったし、面白かったです。
宇佐美:「うまくは言えないけれど」のアレンジのデモもすごく良かったし、それを僕らがガチャガチャ変える必要がなかったなって。
-気負わずにそういう冒険にも出られるのは、既発曲だからかもしれませんね。
千野:たしかに、自分たちの濃度が高い世界観のものは、もう過去にリリースしている曲で味わえますし。亮太は「青い瓶」もリクエストしたよね。
伊丸岡:最初にレコーディングしたときからずっとピアノで録りたいと思ってたんです。だからアレンジャーさんにもそれをお願いしました。
高橋:自分が好きな曲も出しつつ、みんなが"この曲をこうしたい"とゴリ押すものすべてに"あぁ、そうだな"とすごく納得ができて、選曲が決まった段階で面白いものができるだろうなってすごく楽しみでしたね。
-メンバーみんなで過去の自分たちの入れたい曲、リアレンジしたい曲を持ち寄るという選曲方法も、バンドの意志が見えていいですよね。
岡﨑:だからリード曲が1曲しか入ってないんです(笑)。まぁリード曲はYouTubeにMVがアップされていたりもするし、聴いてもらえる機会も多いので。かなりわがままな作品になりました。
宇佐美:アルバム曲の中にも実はいっぱいいい曲あるので、そういう曲にも陽の目を見てもらいたい! という気持ちもありましたね。意識的にリード曲を省いたわけではなかったんですけど、自然とそういう曲が集まっていった。
千野:だからこそ、この16曲に絞るのがかなり大変で。ほんとはもっと入れたい曲がいっぱいあったんですけど、CDに入れられるぎりぎりの分数まで入れました(笑)。
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