Japanese
あいみょん
Interviewer:石角 友香 Photo by 上溝恭香
自分のことを"今だけ光ってるもの"というくらいに見ておかないと、おかしくなりそうな感じはあった
-「ひかりもの」は、個人的には性的なことが人間にもたらす前向きな印象を持ったんです。
へー、そういう感想を持たれたのは初めてです。1曲だけでいろんな人の考え方があるから音楽ってすごく面白いなと毎回思います。
-あいみょんさん自身はどういう思いで作った曲ですか?
23歳って大人ですし、だいたいのことではもう傷ついてきたから、しょうもないことではもう泣かへんなと思ったんですけど、しょうもないことで1回泣いたんですよ。だから、悔しいこととかでまだまだ泣けることってあるんや、感動以外のことで泣けることってあるんやって思って。もうつまらんことで泣きたくないわと思ってたときに作った曲です(笑)。
-でも泣けなくなったらそれはそれで怖いことかもしれないし。
それはそうですね。でも私、結構すぐ泣くんで、そのときはこんなつまらんことで泣いてんの時間がもったいないと思ったんです。泣きたいときは全然泣くんですけど。"ひかりもの"ってタイトルは、去年の自分を"ひかりもの"って呼んでたところからきた気がします。"今だけ光ってるもの"ぐらいの感じで自分を見とかないと、おかしくなっちゃいそうと言いますか、そういう感じはあって。
-それって自分で予防線を張ることでもあるじゃないですか。
うん。そうですね。そもそもこういう活動をさせていただいてるのって、絶対当たり前のことじゃないと思ってるので、それを常に考えてます。明日なくなるかもしれないですし。だから"今だけ光ってるものなんかな? まぁ、それでも幸せなことか"とかそういうのを日々考えてます。
-客観的ですね。
客観的だと思います。もちろん自分自身が作るものに自信はあるし、やりきりたいんですけど、ちょっと現実を見がちと言いますか、そういう節はありますね。
-元来のあいみょんさんの資質もあるかもしれないけど、状況に対する人間の防衛本能もあるのかな?
なんやろ? 他にやりたいこととかを見つけられるタイプでもあるので、"人生このままずっと音楽か"って聞かれたら、"いや、そうじゃないかもしれないです"っていうのが本音なんです。でも今置かれてる状況を一生懸命楽しみたいですし、一生懸命やりたいっていう気持ちはもちろんあるっていう。ただ、何が起こるかわからない感じはあります。
-逆に自分は何かを表現し続けるんだろうなって確信を感じますが。
あ、でも、そう。結局、歌わんくなっても何かしら作り続けてると思うんですよ。それは言い切れますね。
-絶対はないし明日どうなるかわからないしっていうあいみょんさんにぴったりのお題ですね、「あした世界が終わるとしても」は。
ははは(笑)。"明日世界終わったらどうしよ?"って小学生ぐらいから永遠のテーマですよね。"明日日本終わったら何する?"みたいな話ってちっちゃいころからずっとあるじゃないですか? "最後の晩餐何にする?"みたいな。最後の晩餐、こないだ取材で聞かれたんですよ。久々に聞かれたなこの質問と思って。"カップ麺"って言いました(笑)。
-なんででしょう(笑)?
ちっちゃいころとかって"お母さんのご飯"とか言ってたけど、娘が死ぬ間際にご飯作るお母さんの気持ちを考えると、お母さんかわいそうやなと思って(笑)。
-お母さんより先に死ぬ前提なのがそもそもおかしい(笑)。
そうです。死ぬ前提で考えてて、"最後の晩餐、お母さんの料理"ってこんなひどいお母さんへの拷問ないなと思って、そやったらカップ麺でいいって(笑)。やっぱそうやって20代になると変わっていくんですね。親への愛情も深くなっていくやろうし。小さいころはカップ麺じゃなくて親のご飯がいいっていうことで、親孝行してる気分になってたんだと思いますけどね。
-その順番逆やろっていうのもありますけど。
でも私、ずっと親より先に死にたいと思ってて、そういう曲があるんですけど。自分の大事な人が死ぬとこを見たくなさすぎるから、それやったら私が先に死にたい。
-これから生きていくとそういうことがどんどん起こりますけどね。
そうなんですよ。考えただけで不安になりますね。いつかお父さんとお母さんおらんくなるって思っただけでもう震えます。ほんまもう嫌ですよね。嫌やわぁ。
-でも「あした世界が終わるとしても」は、みんな終わっちゃうわけですからね。
そう。この曲は作品に結構寄り添わせていただいて、映画のタイトル丸ごと曲名にいただいたんですけど。その映画の内容的には男の子が女の子を守りたくてみたいな感じなんです。だからそのままと言いますか。
-すごく王道な名曲になってるなと思いました。
うん。でも映画がないとこういう曲って作れないんですね。こういうメロディ・ラインとか、勢いのある曲っていうのはあんまり生み出されへんので、すごいありがたいなと思いながら。また別の引き出しを見つけられたみたいなのを感じました。
-お題だったり物語だったりという大きな浮力のようなものを生かして?
うん。結構好きですね。楽しいです。普段はゼロから自分で作ってるものを、ひとつ台本ってヒントがあってそこから作るっていうのはまた面白いし、やっぱ作品に携わらせていただくっていうのはセリフを作ってるようなものなので、すごく嬉しいなと思います。
-あいみょんさんが映画の主題歌を作るていで曲を作ってたことが、どんどん現実になっていってますね。
(笑)昔から映画がすごい好きで、どういう形でもいいから映画に携わりたいと思ってたので、自分が音楽っていう形で関わらせていただけるっていうのがすごい嬉しくて。こういうのはやっていきたいなとすごい思います。
-あいみょんさんって限りなく映画監督もやりそうな印象があって。
いや、絶対ダメです。ずっと座ってないとダメじゃないですか? そんなことないか(笑)。例えば大声とか出さないとダメじゃないですか? 人に対して"オラー!"とか。言わんくてもいいか、別に(笑)。でも大人数を指示しないとダメじゃないですか? そういうのができひんかもしれない。申し訳ないと思ってしまう。
-脚本の方が向いてるのかな。
でも昔友達と映画を作りたいと思ってる時期はあったので、映像作品とかはいつか作ってみたいです。
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