Japanese
BIGMAMA
2016年03月号掲載
メンバー:金井 政人(Vo/Gt)
インタビュアー:山口 智男
デビュー10周年を迎える今年、"BIGMAMAnniversary 2016~2017 MAMonthly Special"と題したライヴを、毎回趣向を凝らしながら開催しているBIGMAMAがニュー・シングル『SPECIALS』をリリースする。シンプルなバンド・サウンドに回帰した表題曲はすでにライヴで披露され、ファンのシンガロングが会場を包み込んでいるという。作詞作曲を手がけたフロントマン、金井政人にこの10年の活動を振り返ってもらいながら、「we are the specials/僕らは"SPECIALS"」というメッセージに込めた思いを尋ねた。
-デビュー10周年を記念する"BIGMAMAnniversary 2016~2017 MAMonthly Special"と題したライヴ企画が進行中ですが、デビュー10周年をどんなふうに受け止めていますか?
実は、特に何とも思ってなくて(笑)。毎年、いい曲を作りたい、いいライヴをしたい、飽きたくない、飽きさせたくないって気持ちを形にした活動を純粋にやれていて、それにプラスして、自分たちなりにこれ以上ないっていう表現をその時々で繰り返してきたなと。それでふと去年、"あ、もう来年10周年だ!"って気づいただけ......なんですけど、改めてこのタイミングで、"このときのBIGMAMA知ってる"、"このときはライヴ行ってた"と思い返す人もいると思うので、今一度、BIGMAMAってバンドをみんなが振り返ってくれるように提案するチャンスだなっていう気持ちでやってます。
-わりとアーティストさんにとってはそういうものみたいですね。周りから言われて10周年だ20周年だって気づいたって方が多いようで。
数字を数えながらやってませんからね(笑)。でも、やっぱりバンドの10歳は人間で言うところの100歳......なのかわからないですけど、例えばバンドって何歳で成人を迎えるのかって言ったら、3年か4年のような気がするんです。だからそれで言ったら10年って一般的な寿命を超えているんじゃないかとは思っていて。しかも、僕らはそれでちゃんとピークを更新し続けている感覚はある。それは自信を持っているというか、誇らしく思っているところかな。
-最近、特にバンドの寿命って短くなっているから、おっしゃるようにピークを更新しながら10周年を迎えられるってすごいことですよね。
それもある意味ひとつの才能だと思うし。努力だけではどうにもならない部分があると思うから、まぁ、そういうセンスは持ち合わせていたのかな(笑)。
-10という数字はさておき、それでもやっぱり区切りのタイミングではあるので、訊いてみたいんですけど、10年振り返っていかがですか?
そうですねぇ。内に向かっていく時期と外に向かっていく時期がそれぞれあったなと思います。内に向かっていく時期には、自分たちのやりたいことに向き合って。逆に外に向かっていく時期では、自分たちのバンド像を模索して。様々な音楽がある中で自分たちの音楽像に対する意識のバランスは、時期によっていろいろあったと思います。自分たちの好きなことをやろうよって同じように内に向かっている時期でも、全然違うものを作っていることもあったし。そのときそのときでそのバランス感覚にもいろいろシーズンがあったと思います。そこにプラス、ロック・バンドに取り入れるヴァイオリンってやっぱり最大の武器でありつつ、自分たちにしかわからない諸刃の剣感もあって。取り入れ方の難しさ含め、バランスにおいて1番難しかったところを挙げるならそこかもしれない。そこを解決するためにロック・バンドをどんどん解体/再構築していったんですけど――例えば、エレキ・ギターを1本、アコースティック・ギターに替えたり、ドラムを打ち込みにしたり、音数を絞ったり。ロック・バンドを解体していくというか、解体することを恐れないというのはキーワードだったかもしれない。
-解体することを躊躇したことはなかったですか?
解体の仕方がわからなかったというのはありますね。3枚目のアルバム(2009年リリースの『and yet, it moves ~正しい地球の廻し方~』)まで、僕は自分のことをギター・ヴォーカルだと思ってたし、全部の曲にどうやってギターを入れようかと考えていたんです。4枚目のアルバム(2012年リリースの『君がまたブラウスのボタンを留めるまで』)のときにアコギを弾き始めて、5枚目(2013年リリースの『君想う、故に我在り』)からピン・ヴォーカルの曲も増えてきたんです。仮に、そのとき、そういうふうに解体できてなかったら、音楽的にちょっと危うかったんじゃないかって思います。たぶん、今みたいにストレスを感じずにたくさん曲が生まれる状況にはなってないような気はします。今、BIGMAMAをやっていて、何が素晴らしいかって曲がたくさんできることなんですよね。100曲ぐらい世に送り出してるんですけど、今でも3日あれば1曲完成するペースで曲が作れるんですね。それも自信を持って送り出せる曲が。それは起こるべくして起こったその時々の変化を自分たちの中で受け止めて、形にして、答えを出すことができたから成立しているわけで。たぶんBIGMAMAの音楽を好きでいてくれる人ってすごいバランス感覚を持っていると思うんですよ。今回の「SPECIALS」(Track.1)はシンプルなバンド・サウンドにヴァイオリンなんだけど、ひとつ前のシングル「MUTOPIA」(2015年リリースのTOWER RECORDS限定シングル表題曲)はバンドにEDMを投下して、そこにヴァイオリンを乗せるってことをやっているんです。アナログとデジタルという真逆のことをやっている、そういう両極端のイメージの曲を結果的に続けて出すことになったんですけど、それをどっちも好きになってくれる人って相当気が合うと思うんですよね。だから奇跡みたいなことだと思うんですけど、一方で当たり前のようにも感じて。僕の中で生まれてきた、そういう振り幅みたいなものがサンクチュアリ(=聖域)というか、ゾーンみたいに見えるんですよ。BIGMAMAが曲作りするうえで、誰にも触れられない聖域みたいなものをこの10年の中で見つけたんじゃないかな。それはきっと誰にも真似できない――評価されるかどうか別として、自分が誇れるゾーンみたいなものを見つけられた。そういうことを去年、『The Vanishing Bride』(6thアルバム)っていう作品とそのツアーで確信しました。もちろん、その時々で自信満々だったとは思うんですけど、今、自分の中で虚勢を張っていた部分と言葉の重みみたいなところを整理するとそうなのかな。
-前回の「MUTOPIA」と真逆のことをやっている今回の「SPECIALS」は、10周年ということは意識しているんですか?
作るにあたっては、10周年だからということは意識していなくて。ただ、曲が揃ってきて、CDにしたいと思ったとき、相応しいのはどの曲か選ぶ際には意識しました。曲が持つメッセージや力については「SPECIALS」が1番しっくりきたんですよ。
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