Japanese
nano.RIPE
2016年03月号掲載
Member:きみコ(Gt/Vo)
Interviewer:山口 智男
-そうなんですよ。おしゃれなコードを使ってはいるんですけど、演奏は結構ハードというか、歯切れのいいギターのカッティングを際立たせ、スタッカートを効かせている。そういうバッキングは、まさにnano.RIPEらしいですよね。
ササキジュンのギターは結構攻めてますね。おしゃれなコードをおしゃれに弾くというよりは、おしゃれなコードを一発ジャリーンと鳴らす美学でアレンジは考えていきました。今までよりもむしろシンプルに、最低限の音数でっていう――いつもだったら、"ここ、ギターの上モノ入れちゃう?"ってところも潔く入れずに、とことん削ぎ落とす方向でアレンジしました。
-その効果なのか、歌詞の世界観によるところが大きいのか、一周回って、明るいだけじゃない、希望を歌うにしても暗い部分を踏まえたnano.RIPEが戻ってきましたね。
そうですね。前回のアルバム『七色眼鏡のヒミツ』(2015年リリースの4thアルバム)では陽の部分を押し出そうと努力しましたけど、結局、ここなんだなって感じてますね(笑)。"自由に書け"って言われると、こういうのが出てくるんですよ。明るいものを書くぞって思わないと、明るいものにはならないですね(笑)。
-でも、前回の陽の部分は陽の部分で、ライヴにおける反応は良かったんですよね。
前回のアルバムを出したあと、ワンマン・ツアーを回ったんですけど、今まで暗い雰囲気になっていた曲までもがライヴでやると明るくなりました。47都道府県を回って、久しぶりに会ったバンドマンや昔から応援してくれている地元のイベンターさんから、"久しぶりに会ったらバンドが明るくなったね"って言われたんですよ。曲そのものというか、曲によって、バンド全体、ライヴ全体が明るい印象になったみたいですね。でも、『ライムツリー』が出たあとはまたどうなるかわからないですけど(笑)。
-「ライムツリー」の歌詞についてですが、現世では結ばれないふたりの物語のように聴こえるんですけど、どんな気持ちを歌っているんですか?
何の前知識もなく、"ライムツリー"というタイトルとその意味も知らないまま歌詞を聴いたら、心中ソングみたいに聴こえるのかなって書いたときに思ったんですよ。"現世では結ばれないなら、じゃあ......"ってふたりで来世に結ばれることを信じて海に入っていく光景が浮かんでしまう歌詞になったかなって。でも、種明かしをすると、"ライムツリー"っていう日本では菩提樹と呼ばれている木があって、その花言葉が"夫婦の愛"なんです。それにギリシャ神話のエピソードがくっついていて、それがすごくステキなお話だったので、それをそのまま歌った曲なんですよ。
-あ、そうなんですか。じゃあ、ここではこれ以上、訊かずに読者に調べてもらうとして、ライムツリーの花言葉やギリシャ神話についてはもともと、ご存じだったんですか?
いえ、知らなかったんですよ。ただ花言葉は好きで。車に乗ると、カーナビが日付とその日が何の日か教えてくれるんですけど、それがきっかけで時間があると、その日の誕生花や、その花言葉を調べるようになったんです。そもそも、ササキジュンがつけてきたこの曲の仮タイトルがある花の名前だったんです。そこから、"花の名前か。花の名前で書くとしたら何だろう"って誕生花とか花言葉とかを調べてたら、ひっかかったのがライムツリーで、その神話からイメージしていったんです。
-ササキさんがタイトルをつけたときは歌詞はまだついてなかったんですよね?
ついてなかったです。だからササキジュンもホント、直感でつけてきたと思うんですよ(笑)。
-その「ライムツリー」はバンドのアレンジですが、カップリングの2曲は『七色眼鏡のヒミツ』でコラボレーションした福富雅之さんを再び起用して、Track.2「希望的観測」はダンサブルな曲になりましたね?
この曲はもともと、3年ぐらい前に作った曲で、当時nano.RIPEだけでアレンジしてプリプロ済みの音源があったんです。そのイメージがずっと僕らの中にあったんですけど、今回、福富さんとやることになったとき、nano.RIPEらしさは残しつつ、ここをこうすると新しくなるよというアイディアをいただいて、話し合いながら進めていったんです。結果、当時の音源とは違うものになったんですけど、よりよい形になりました。もともとのアレンジだと、いかにもnano.RIPE的な、過去の曲の焼き増し感があったんですよね。それがそんなに手を加えたわけではないんですけど、ちょっとしたアイディアひとつでこんなに化けるんだって改めて勉強させてもらいました。フレーズを加えたとかではなく、Aメロをドラムとベースだけにしてみようとか、アウトロのギターを1番の頭2行のあとにいきなり持ってきてしまおうとか、それだけのことだったんですよ。だから、余計に面白いと思いました。
-その「希望的観測」もダンサブルでポップな曲なんですけど、ギターが結構歪んでいますね。
最終的には踊れる曲にしたいと思いながらアレンジを進めていたんですけど、もともとは浮遊感がある曲だったんです。せっかくだからちょっと攻めて、ライヴで踊れるような曲にしていこうと、音色もそれに合わせて、福富さんとササキジュンが話し合いながら、"もっと歪ませてもいいんじゃないか"ってやってましたね。
LIVE INFO
- 2025.10.07
-
LONGMAN
緑黄色社会 × Aqua Timez
古墳シスターズ
FOO FIGHTERS
- 2025.10.08
-
THE ORAL CIGARETTES
TOKYOてふてふ
FOO FIGHTERS
Re:name × Enfants
JON SPENCER
MONO NO AWARE
ORCALAND × Gum-9
- 2025.10.09
-
キュウソネコカミ
Rei
OKAMOTO'S
終活クラブ
JON SPENCER
DOES
アイナ・ジ・エンド
感覚ピエロ
Hedigan's
Plastic Tree
羊文学
Kroi
- 2025.10.10
-
ENTH × SPARK!!SOUND!!SHOW!!
暴動クラブ × 大江慎也
Rei
SUPER BEAVER
ザ・シスターズハイ
KING BROTHERS
PEDRO
YOASOBI
moon drop
オレンジスパイニクラブ
OKAMOTO'S
the cabs
WHISPER OUT LOUD
FRONTIER BACKYARD
LEGO BIG MORL
JON SPENCER
NOMELON NOLEMON
a flood of circle
DOES
水曜日のカンパネラ
FOO FIGHTERS
キタニタツヤ
たかはしほのか(リーガルリリー)
ExWHYZ
MONOEYES
藤森元生(SAKANAMON)
大塚紗英
感覚ピエロ
ZAZEN BOYS×サニーデイ・サービス
East Of Eden
アーバンギャルド
JYOCHO
羊文学
小林私
THE SPELLBOUND
- 2025.10.11
-
終活クラブ
キュウソネコカミ
トンボコープ
Appare!
cinema staff
秋山黄色
YOASOBI
moon drop
コレサワ
OKAMOTO'S
"FM802 MINAMI WHEEL 2025"
KNOCK OUT MONKEY
INORAN
WtB
阿部真央
I Don't Like Mondays.
"京都音楽博覧会2025 in 梅小路公園"
KANA-BOON
ExWHYZ
FRONTIER BACKYARD
androp
カミナリグモ
brainchild's
フレデリック
envy × world's end girlfriend × bacho
"JUNE ROCK FESTIVAL 2025"
East Of Eden
Official髭男dism
藤沢アユミ
豆柴の大群
"TOKYO ISLAND 2025"
- 2025.10.12
-
a flood of circle
キュウソネコカミ
SUPER BEAVER
WtB
キタニタツヤ
セックスマシーン!!
WESSION FESTIVAL 2025
"FM802 MINAMI WHEEL 2025"
INORAN
"京都音楽博覧会2025 in 梅小路公園"
Omoinotake
Bimi
ART-SCHOOL
Official髭男dism
eastern youth
なきごと
"TOKYO ISLAND 2025"
- 2025.10.13
-
WtB
阿部真央
I Don't Like Mondays.
Awesome City Club
ExWHYZ
Appare!
The Biscats
brainchild's
Rei
OKAMOTO'S
秋山黄色
Age Factory
トンボコープ
CYNHN × タイトル未定 × fishbowl
"WESSION FESTIVAL 2025"
岡崎体育
"FM802 MINAMI WHEEL 2025"
シド
SCANDAL
cinema staff
Cody・Lee(李)
コレサワ
ネクライトーキー×ポップしなないで
リュックと添い寝ごはん
eastern youth
hockrockb
Omoinotake
Kroi
PIGGS
清 竜人25
Plastic Tree
ぜんぶ君のせいだ。
LiSA
"TOKYO ISLAND 2025"
- 2025.10.14
-
ASIAN KUNG-FU GENERATION × ASH
ドミコ
THE ORAL CIGARETTES
Hump Back
Survive Said The Prophet × NEE
MONOEYES
ぜんぶ君のせいだ。
超☆社会的サンダル
go!go!vanillas
武瑠 × MAQIA
- 2025.10.15
-
ドミコ
LONGMAN
PEDRO
キュウソネコカミ
MONOEYES
打首獄門同好会
アカシック
HY × マカロニえんぴつ
ポルカドットスティングレイ
藤巻亮太
- 2025.10.16
-
ENTH × SPARK!!SOUND!!SHOW!!
YOASOBI
PEDRO
ASIAN KUNG-FU GENERATION × ASH
"Shimokitazawa SOUND CRUISING presents. サウクルラボ vol.1"
SCANDAL
SIX LOUNGE
brainchild's
- 2025.10.17
-
挫・人間
キュウソネコカミ
打首獄門同好会
アイナ・ジ・エンド
YOASOBI
a flood of circle
ズーカラデル
LONGMAN
chilldspot
otsumami feat.mikan
リュックと添い寝ごはん
コレサワ
神聖かまってちゃん
終活クラブ
NOMELON NOLEMON
ASIAN KUNG-FU GENERATION × ASH
フラワーカンパニーズ
SUPER BEAVER
東京スカパラダイスオーケストラ
BIGMAMA
Bimi
- 2025.10.18
-
TOKYOてふてふ
伊東歌詞太郎
挫・人間
シド
OKAMOTO'S
YONA YONA WEEKENDERS
ENTH × SPARK!!SOUND!!SHOW!!
アイナ・ジ・エンド
moon drop
RADWIMPS
キュウソネコカミ
ぜんぶ君のせいだ。
bokula.
the cabs
SWANKY DOGS
amazarashi
INORAN
WtB
osage
"LIVE AZUMA 2025"
カミナリグモ
Cody・Lee(李)
阿部真央
Newspeak
センチミリメンタル
東京スカパラダイスオーケストラ
Keishi Tanaka × 村松 拓
"ASAGIRI JAM'25"
ズーカラデル
I Don't Like Mondays.
Victoria(MÅNESKIN) ※振替公演
ロザリーナ
the paddles
神聖かまってちゃん
LACCO TOWER
星野源
- 2025.10.19
-
DYGL
リュックと添い寝ごはん
OKAMOTO'S
Age Factory
bokula.
ぜんぶ君のせいだ。
moon drop
コレサワ
TOKYOてふてふ
RADWIMPS
SIX LOUNGE
リリカル / みじんこらっく / とにもかくにも / ティプシーズ / 台所きっちん
SUPER BEAVER
Laura day romance
WtB
Omoinotake
"LIVE AZUMA 2025"
Cody・Lee(李)
ビレッジマンズストア
SPRISE
伊東歌詞太郎
浪漫革命
LUCKY TAPES
ハンブレッダーズ / KANA-BOON / キュウソネコカミ / マカロニえんぴつ ほか
ネクライトーキー×ポップしなないで
Keishi Tanaka × 村松 拓
ナナヲアカリ
"ASAGIRI JAM'25"
高岩 遼
Sou
森 翼
SCANDAL
パピプペポは難しい
osage
星野源
PIGGS
- 2025.10.20
-
打首獄門同好会
ASIAN KUNG-FU GENERATION × ASH
TOKYOてふてふ
TenTwenty
- 2025.10.21
-
The fin.
神聖かまってちゃん
ASIAN KUNG-FU GENERATION × ASH
RELEASE INFO
- 2025.10.08
- 2025.10.10
- 2025.10.11
- 2025.10.12
- 2025.10.13
- 2025.10.14
- 2025.10.15
- 2025.10.17
- 2025.10.19
- 2025.10.22
- 2025.10.24
- 2025.10.29
- 2025.10.30
- 2025.10.31
- 2025.11.05
- 2025.11.07
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
OASIS
Skream! 2025年09月号