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INTERVIEW

Japanese

DOES

2010年12月号掲載

DOES

メンバー:氏原ワタル(Vo & Gt)

インタビュアー:沖 さやこ

精力的なライヴ活動とリリースで2010年の日本音楽シーンを大いに賑わせたDOESから、約1年8ヶ月振り、4枚目である待望のオリジナル・アルバムが到着。森田ケーサク脱退によるバンドの危機を乗り越え、新たな力を手に入れた3人の奏でる音はどこまでも自然体で煌びやかな自信と希望に満ちている。全ての作詞作曲とサウンド・プロデュースを手掛けるフロントマン・氏原ワタルに、この傑作の真相を直撃。年々規模を増すバンドとして出来ること、やるべきこと、このアルバムにこめられた思いを訊いた。

-『MODERN AGE』は今までのアルバムとはまったくタイプが違うアルバムですね。でも"DOES変わったなぁ"というより、深みを増して新たな視点や力を手に入れた気がしました。

今回、根っこから変えていきたいなぁっていうのがあって。『The World's Edge』までは"ロック・バンドにならなきゃ"みたいなところが割とでかくて、意図的に3人で成立するアレンジにしていたんだけど、それも結構やり尽くした感があったので。骨も強くなってきたから、その上に肉付けしていくというか、洋服を着るというか。そんな感じにしたいなぁっていうのが、昨年末に漠然とあって。それで「バクチ・ダンサー」作って。

-シングル『バクチ・ダンサー』は売上10万枚突破という大ヒットでしたね。

ヒットして凄くいい経験にもなったし。自分がやりたいことがあそこまで世の中にちゃんと広まるっていうのが、凄く嬉しくて。あの時は、バンドが昨年ひどかったのを乗り越えて"ここから心機一転やっていこう"って、バンド内のテンションも変わっていたし。とにかく今までのものは第一章、『MODERN AGE』からが第二章に入っていくんだっていう風になっていったんです。ベスト盤の『SINGLES』は今までのバンドに対して一回フラグ立てる意味合いで出して、"今までこうでした、これからはちょっと違います"。それはうまくいけたかな。ライヴの合間を縫って少しずつ録っていくことによって、意思やイメージの広がりも増していったし。最終的に全12曲並べて聴いてみると、これはかなりのものが出来たなと。アレンジを増やしたっていうのが一番でかいんじゃないかな。

-昨年までは音にもストイックなイメージが強かったですが、今回はアレンジによる音の遊びもたくさんあって、カラフルでのびのびとしているというか。ロックというものにあまり固執しなくなったのかな?と思いながらも、一貫としてロックの精神があると感じまして。凄く自然体で、現在系のDOES流ロックというか。

そうっすね。ここに来るために『The World's Edge』や、セカンド・アルバムの『SUBTERRANEAN ROMANCE』は必要だったんだと思います。アレンジのテンションはファースト・アルバムの『NEWOLD』に近くて、VAMPIRE WEEKENDやMGMTとかポスト・オルタナティヴとか呼ばれてるものの影響もありつつ。"俺が好きな音楽はこうだよ"って、意思表示をして、閉塞的な日本のマーケットの中に俺らがきちんといいパイプになればいいのかなっていうのもあるし。今回はバンドの意識が今までと全然違う。それは作る段階から意識してたんでね。