Japanese
DOES
2014年08月号掲載
Member:氏原 ワタル (Vo/Gt) 赤塚 ヤスシ (Ba) 森田 ケーサク (Dr)
Interviewer:吉羽 さおり
6作目にしてセルフ・タイトルを冠したアルバム『DOES』を完成させたDOES。飾り気のないソリッドなサウンドが詰まった今作は、同時にとてつもなくロマンティックに生を乱舞している。もがきながらも道を切り開き、でたらめなダンスで、或いは高らかに笑いながら我が道を走っている、そんな痛快な作品だ。昨年、結成10周年を迎え、2014年は新たなフェーズへと突入した3人。メンバー同士がっぷり四つで、いつもよりもじっくりと制作に取り組んだというアルバム『DOES』だが、とても風通しがいい。その理由を語ってもらった。
-『DOES』は前作から約2年ぶりのアルバムですね。制作の間には結成10周年がありましたが、今回のアルバムに向かう上では何かテーマはありましたか。
ワタル:最初は明確なテーマはなかったんですけど、デビューからずっとリリースとかで忙しく駆け抜けてきたので。1度立ち止まって、時間を置いてみようかっていう感じになって。自分たちを見つめ直すか、周りをよく見るか、そういうことをしようと時間を空けたんです。そこで、自分たちは一体何者なのかみたいなことをすごく考えていたんですよね。今のミュージック・シーンにおける俺たちの立場とかは、どんな感じなのかとか。こういうサウンドが、一体どのへんに伝わっているんだろうとか。そういう自分たちの立場や立ち位置とか、あとは個人的に俺は一体何がしたいのかみたいなことを考えてた。で、出した答えが、こういう時代だからこそ自分を大切にしなきゃいけないということで。自分らしさというやつを、より濃くプッシュしていくことが真実だし、いちばんいいことなんじゃないかなって。流行に寄せるとか、変にできないことをやってみるとかじゃなくて、自分たちの得意技、自分たちの個性を伸ばした方がいいと。そんなことをスタジオでメンバーと話し合っていたんですよね。そういう中でDOESが出してる音は、他にないよなっていう結論に至って。
-その結論が出るまでスムーズに運んだんですか。
ワタル:1年間くらい自己確認みたいな作業をしていた時は、結構悶々としてて。メンバーと話していくことで、このサウンドは俺たちしかできなねえはずだと。日本中探しても俺たちしかいないし、世界中にもいないんじゃないかっていうキャラクターがあるね、みたいなところで闇が晴れたんですよね。それで、DOESらしいやつを作ろうって思ったんです。そこから、DOESらしいものをあからさまに追いかけるんじゃなくて、自分たちがもともと影響を受けた音楽とかをコピー・バンド的にやってみて。その向こう側に何が見えるのかというところから始めて。たぶんそれでも残るでしょうという確信の元に、そういうアプローチをとったんですよね。スタジオで"ちょっとハードコアっぽいやつやろうよ"とか、"モダン・ヘヴィネスやろうや""パンクやろうや""オルタナティヴの最新の感じやろうや"とか(笑)。
ヤス:そうそう。
ワタル:それでもDOESっていうものになっちゃうんですよね。結構それが色濃く出ちゃうんです。メジャーにきて、俺たちにないものを探ってみようとしたこともあって――それで得るものもたくさんあって、めっちゃよかったんだけど。そういう経験をして、あとは今の時代だからこそ、1番似合う服を着ようよという話になったんですよ。だから、セルフ・タイトルで、"これがDOESなんです"っていうアルバムになった。自分たちの証明でもあり、今の世の中に対しての提示でもありますよね。今は情報が氾濫し過ぎて、Twitterもそうだけど、名前を隠して好きなこと言ったりとか、すぐ友達になれたりとか、でも顔は知らないとか、何でもかんでも情報は得られるんだけど、逆に不確かな世の中で。選ぶものが多すぎるから、どれを頼りにしていいのかわからないけど。そのなかで頼りになるのは、自分だったりする。自分が一体何なのか、何が欲しいのか、何ができて何ができないのか、そこが1番強みになるんじゃないかなと思うんですよね。それこそ個性だし、揺るぎない強さを持っているものじゃないかなと僕は思うんですよね。そういう意志があるアルバムです。
ケーサク:バンドとしても、自分としても見直す時間があったのはよかったですね。そのなかで、10周年という区切りの時期があって、結構ライヴもたくさんやっていて。昔のアルバムの再現ライヴをしたんです。前にやっていた自分たちの曲を今の自分が演奏して、その中で気づかされることもあって。ああ、今やるとこんな感じなんだとか。昔はこういう曲やってたんだとか。その中で新曲をどんどん作っていくということで、そのライヴはすごく刺激にもなったし。今のDOESとしてあることとか、自分がどういうふうにやっていったらいいのか、プレイ的にも精神的にも、時間があったからこそ考えることができて。その中で納得できたものができたっていう感じが今はすごくしていますね。
-悶々としていた時期もあるという話もありましたが、バンド内でいろんな話をしていく中でセッションなどもしていたんですか。
ヤス:もちろん。トライというか、とくに今回のアルバムは今まで彼(氏原)ひとりで作ってくることが多かったんですけど、スタジオで"せーの"で音を出してセッションをして作っていく曲が多かったので。音で確認しながらというか。
ワタル:突発的なインプロヴィゼイションみたいな感じでやると、個性が1番出るじゃないですか。そういうアプローチをとってみたんですよね。
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