DOES

INTERVIEW

Japanese

2010年12月号掲載

DOES

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Member：氏原ワタル（Vo & Gt）

Interviewer：沖さやこ

－今までもそういう姿勢はお持ちだったと思いますが、今作はそこを殊更に意識されたのですか？

今まではあるのが当然として、こんなもん曲の断片聴けばその人の個性なんか分かるだろう！とかでやってきたんだけど、言葉を発しないと伝わらない部分がどうしてもある。意識したっていうか、そこに気付いたっていうのかなぁ。自覚したっていうのがやっぱりでかいっすよね。

－12月12日までツアー「独歩行脚～清水の初恋編～」が行われますが、これまでのツアーとは違う手ごたえはありますか？

あー、やっぱりありますねぇ。「バクチ・ダンサー」以降の僕らがやってることが少しずつ浸透している感じがあって。地方とか東京とか関係なく、どこに行っても盛り上がりが凄くて。何より僕らの姿勢っていうのが分かってくれてるんだなっていうのが嬉しいですね。

－DOESのファンはそういう人が特に多い気がします。

んー、そうですね。単なる不良じゃない、みたいなね。マニアな部分もあるんだけど、変に卑屈にならない。俺らがいつもオープン・マインドで、いいものはいい。インかアウトかだけでジャンル関係なく判断してるから。インなところをいっぱい集めて、クールなところを作ってクールに生活したいし。その辺に賛同してくれる方がライヴにも来たりとか、音源手に取ったりとかしてくれるんだと思う。

－来年早々からこのアルバムを引っ提げて行われる全国ツアーはサポート・メンバーが参加するんですよね。

そうそうそう。『MODERN AGE』は本当に、アレンジをスリー・ピースというのを無視して作ってるところが結構あるから、"これ3人では無理だな、ちょっとサポート・ギター入れるかー"って。別にいいかなって思ってて。最近もリハ何回かやったけど、普通にいい感じになってる。ギター・ソロ弾く時も薄くならないし、人数多いとステージにも迫力出るし、4人っていいなって(笑)。

－(笑)。スリー・ピースに拘っていた頃が嘘のようですね。

3人は3人の良さがあっていいと思うんだけど、そこにも囚われないように。俺達はこうなんだ！っていう、形だけではなく意識がきちんと生きている。大切なのはそこですね。サポートが加わることによって見栄えも音も変わるだろうから、僕らも試行錯誤でその場その場のツアーをコントロールしながら、みんなで相談しながらやっていくんで。その変化も面白いかもしれませんね。すげーテンパッてたとかもあるだろうしね(笑)。いろいろハプニングも起きそうだし。AXでのワンマンは初めてだから、ドキドキですよね。ちょっとまたサイズアップして。でも楽しくなるんじゃないかな。