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Japanese

the telephones × Christopher Allan Diadora対談インタヴュー

2013年10月号掲載

the telephones × Christopher Allan Diadora対談インタヴュー

インタビュアー:天野 史彬
石毛 輝 (the telephones)
Doon Diadora (Christopher Allan Diadora)
Yukihiro Diadora (Christopher Allan Diadora)

00年代半ばから国内シーンの中で存在感を示し始めた、洋楽からの影響をダイレクトに反映させるバンドたち。中でも国内シーンの中で確固としたポジションを築き上げたthe telephonesと、結成から9年、今年遂に1stアルバム『Amanda』をリリースしたChristopher Allan Diadora――彼らは同じシーンから発生し、音楽愛、洋楽愛をわかち合いながらも異なるスタンスで活動してきた2組だ。今回、Diadoraのアルバム・リリースを記念し、2組の対談取材を敢行した。この再会は、再び変化の季節を迎えている国内シーンにとってとても貴重なものになったと思う。


-まず、2組の出会いからお伺いしたいんですが。

石毛:2組というよりも、個人で出会ったのが最初ですね。11年前なんだよね、よく考えたら。YukihiroはAnd Mark Herというバンドをやってて、僕は当時、ジャッカスっていうバンドをやってたんですけど(笑)、その時に出会って。確か初めて会った時、僕とYukihiroはリハで同じ曲を弾いたはずなんですよ。FOO FIGHTERSの「Everlong」という曲があるんですけど、あれをやってた気がしますね。

Yukihiro:そうだ(笑)。先に石毛がやってたんだよね。で、それを俺が見て"なんだあいつ、負けねえぞ"って(笑)。

石毛:それでこっちも"なんだこいつ?"ってなって、それで仲良くなったのかな(笑)。あの頃、まだ18歳とか19歳とか、そのぐらいだったかな。

Doon:僕はAnd Mark Herを北浦和のKYARAっていうライヴハウスに観に行って、その時にジャッカスが出てたんです。でも、最初に観た時は石毛とは喋らなくて。で、僕も当時Canoerideってバンドをやってたんですけど......組んだ後に気づいたんですけど、Canoerideのベースとジャッカスのベースが付き合ってたんです。そこで繋がって(笑)。

石毛:ははははは!懐かしい(笑)。

Yukihiro:僕らは東京なんですけど、その北浦和のKYARAってライヴハウスに結構出入りしてて。そこを中心に出会っていった感じですね。

-当時、みなさんがいたシーンっていうのはどういうものだったんですか?

Doon:あんまりシーン分けみたいなのもなかったんじゃないかな......。

石毛:俺たちは世代的にメロコア以降で、エモってよく言われてたけど、洋楽的なエモをやってるバンドはそんなにいなかったし。

Yukihiro:音楽的には、ハードコアとかポスト・ロックに近い感じでしたけど。

Doon:あと、今に比べるとほとんど英語で歌うバンドばっかりだった。