Japanese
the telephones
2009.12.04 @ディファ有明
Writer 杉浦 薫
2005年に北浦和で結成された4人組、the telephones。今年、EMIミュージック・ジャパンと契約し、アルバム『DANCE FLOOR MONSTERS』を堂々リリース。正に2009年は彼らにとって飛躍の一年だったと言えるだろう。その結果、結成からたった4年ほどで、2400人収容するディファ有明を、満員のお客さんで埋め尽くしたのだ。
会場に入ると、彼らのアートワークの象徴である巨大なミラーボールが天井から吊るされており、キラキラと青い輝きを放っているのに目を奪われた。
開演予定時刻の19時少し過ぎ。スクリーンに楽屋のメンバーの様子が映し出された。メンバー同士の足を揉んだり、弁当を食べている様子などもあり、お客さんが黄色い歓声を上げる。そして、カラフルなアフロのヅラを被りながら円陣を組むメンバー。ステージに登場すると、スクリーンに映し出されていた服とは全く違う、白いスーツ姿だ。
石毛にスポットライトが照らされ、「Yesterday,Today,Tommorrrow(My Life is Beautiful)」からライヴはスタート。そして、「Monkey Discooooooo」では巨大な猿の人形がドラム台の背後から現れたり、 “フー!フー!”という掛け声に合わせて火柱も上がったりして、早速びっくりさせられた。「Dance With You」ではクラウドサーフをする人が続出。エネルギッシュな演奏に、ピョンピョンと縦ノリなジャンプで応戦するファンは、超元気いっぱいだ。
「Jabberwocky」の最後、岡本がドラム台に立ち、スモークが焚かれると同時に姿を消した!そして、「Baby,Baby,Baby」が始まると、なんと客席後方のPA卓に岡本が再び登場!まるで忍者だ!そこから岡本は、一心不乱にパーカッションを叩きながら、縦横無尽に会場内を駆け巡り、またしても我々を驚かせ、楽しませてくれた。
「Yesterday,Today,Tommorrow(My Life Is Beautiful)」が再び感動的に演奏されると、「バイバイ!」と言って颯爽とステージからメンバーが去る。ここまでたったの40分弱。更に、ライヴ終了のアナウンスまで流れる。「え!短っ!」と、困惑する客席だったが、その後少しの間を置いてすぐに、15分の休憩後、第二部がスタートするというアナウンスが流れた。どこまでも人を驚かせるのが好きな人たちだ(笑)。
第二部になると、ステージの雰囲気がガラっと変わった。中央には新たなミラーボールが吊るされ、背後にはビニールのテープがカーテンのように張り巡らされ、照明が当たるとより一層キラキラと輝く仕掛けになっている。「Urban Disco」が始まると、待ってました!とばかりの盛り上がり。ダイヴする人まで現れた!そこから「DaDaDa」と続き、ハードなディストーション・ギター・サウンドで、フロアの熱をぐんぐんと沸点まで上げていってくれた。
MCでは、ゆとり教育の話から、同じ日に恵比寿でワンマンライヴをやっていたTHE BAWDIESの話から、the telephonesのここ一年の話、更には松本の“脱糞”の物まねまで飛びだす。そして、彼らの友人であるTHE MIRRAZの「CANのジャケットのモンスターみたいのが現れて世界壊しちゃえばいい」のサワリのカヴァーが演奏された後、新曲が2曲披露された。1曲は「A.B.C. DISCO」、もう1曲はタイトル未定だ。「A.B.C. DISCO」はドリーミーなイントロと、キーボードのメロディが印象的。タイトル未定曲はポップなナンバーで、後半にリズム展開がある。どちらも音源化が楽しみな曲だ。
「HABANERO」から「RIOT!!!」まで、ニューウェーブ・バンドとしての彼らの持ち味が遺憾なく発揮されているナンバーが続き、「Love & DISCO」で本編は終了した。全19曲。あっという間であった。
そして、1回目のアンコールでは5曲演奏され、2回目のアンコールは、the telephonesの歴史の中でも一番始めに作られたという「Used Skin」、そして、新曲の「Re:Life」が披露された。
全ての曲が終了すると、THE BUGGLESの「ラジオスターの悲劇」が流れ、感動的な拍手が起きた。これぞ大団円!!!満面の笑顔と共に客席にダイヴしたメンバーの姿が、今も目に焼きついている。
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