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DISC REVIEW

イマジナリー・モノフィクション

感情とは本来、非常に生々しいものだ。その存在そのものが現実的という見方もできるだろう。だが、そんな感情と理想が融合したときに生まれる"非日常"が、どれだけの威力を持つものになるか――ヒトリエは真っ向からそこと戦っている。wowakaの描く"

センスレス・ワンダー

VOCALOIDクリエイターとしてインターネットを中心に厚い支持を集めるwowakaが中心となり結成されたロック・バンド、ヒトリエが自主レーベル"非日常レコーズ"を立ち上げメジャー・デビュー。2月にリリースされるミニ・アルバム『イマジナリー

love

アイドル・バンド、凸凹凸凹(ルリロリ)解散後初となるシングルは、バンド・サウンドとは打って変わり、彼女自身の日常を切り取ったかのような心温まる1枚となった。自身の生活や普段の何気ないやりとり、それに加え、些細でいて隠しきれない大切な人への想

ココロ音信

大阪在住の3ピース・バンド。“ひまわり畑”となんともゆるい名前だが音も“最新型希望的ミュージック”と銘打たれるほどに優しい。ただ関西ゼロ世代の音を消化したようなサイケデリックさと、ロックのヒリヒリした部分はしっかりと持ち合わせている。Tra

秘密ロッカー

高円寺発、日本語パンク・ロック・バンド 秘密ロッカーの1stミニ・アルバム。破天荒で変態的なライヴ・パフォーマンスや、横尾明子の過激なヴォーカルなどで注目を集める彼らだが、まずこのエネルギッシュでタイトな今作を聴いてみて欲しい。圧倒的な熱量

記憶の片隅に

水戸出身の4人組、ヒヨリノアメによる1stミニ・アルバム。フロントマン AKI(Gt/Vo)は、相手や誰かに素直に言えないままで心にこびりついてしまった言葉たちを、その叫びで救い、歌にして風に乗せる。想いが溢れ出るままに紡がれる、定型がある

Embarking

作詞作曲のみならず、楽器の演奏もすべて自ら手掛けるなどマルチな才能を持つ、シンガー・ソングライター/マルチ・インストゥルメンタリスト、広瀬大地。ひとりで作り上げた前作から1年3ヶ月ぶりにリリースする2ndアルバムは前作同様、ファンクの影響を

サタニックマジョルカ

バンドにとって初の全国流通盤。ジャンルも時代も横断するサウンドとフィクションの世界を舞台にした歌詞との組み合わせによって生まれた全13曲を聴いていると、まるでタイムマシンに乗りながら時空をさまよっているような気分になるが、一見非現実的に聞こ

遊撃

結成から20年という大きな節目を経て、ビレッジマンズストアがキャリア初となるベスト・アルバムをリリースする。"Disc1 遊"、"Disc2 撃"の2枚組で、ライヴ定番曲からファン垂涎のレア曲まで全25曲を収録。ほとんどの楽曲を現体制で再録

勝手

"名古屋が生んだ暴れ馬"ことビレッジマンズストアが、約3年ぶりとなる流通CDをリリースする。新体制で制作された新曲3曲に、「みちづれ」や「1P」、「ボーイズハッピーエンド」、「TV MUSIC SHOW」といったライヴでも定番となっている4

愛とヘイト

ビレッジマンズストアにとって2枚目のフル・アルバムとなる『愛とヘイト』。今作は、歪んだギターと水野ギイの歌声に哀愁を感じる「ラブソングだった」というバラードで始まる。これまで発表してきたミニ・アルバムやフル・アルバムでは、作品を幕開ける曲と

アダルト/People Get Lady

昨年"村立"15周年を迎えたビレッジマンズストアの2020年初リリースは、バンドが持つ好対照な表情を、リスナーにこれでもかと叩きつける両A面シングル。水野ギイのヴォーカルとシンプルなギター・サウンドから始まる「アダルト」は、素朴な質感の歌謡

YOURS

2012年に全国デビューし、様々な逆境と立ち向かいながらも活動を続けてきた"名古屋が生んだ暴れ馬"が、とうとう名刺代わりの1stフル・アルバムを完成させた。昨年10月からサポート・ギターを務めていた荒金祐太朗(Droog)が正式メンバーとし

TRAP

バンド初の全国流通シングルは、ギタリスト 加納靖識の脱退後、4人での再出発となる作品。そのタイトル曲「トラップ」は、歌い出した瞬間思わず英詞と聞き違えてしまったほどの巧みな言葉の乗せ方と水野ギイ(Vo)のテンションの高い歌唱に圧倒される。途

正しい夜明け

名古屋を拠点に活動する5人組バンドの3rdミニ・アルバム。数々のフェスやサーキット・イベントに出演して着実に全国区へと知名度を広げている印象があるだけに意外だが、2年半ぶりのリリースとなる。James Brownばりの声色でのシャウトから始

刃の上を君と行く

2003年に結成された"名古屋の暴れ馬"こと5人組バンド、ビレッジマンズストアの2ndミニ・アルバム。いきなりビビらせて耳を傾けさせる冒頭の「最高の音出し」はズルい!スピーカーを突き破って出てきそうなヴォーカルとサウンドを一聴すると"一筆書

ホワイトクラブ

大王ホネヌキマン率いるピアノゾンビの新作『ホワイトクラブ』が届いた。見た目や名前からかなり遊んでいるバンドに見えがちだが、至極真っ当なロック・バンドなのである。そんな彼らの今作は、多様なジャンルを取り入れたやりたい放題、且つ、エンターテイメ

PENTATONIX

すべて"声"だけで成り立っているとは俄かには信じられないが、ヴォーカル・ベースとビートボクサー、そして女性、を含む3人のヴォーカルの5人で、DAFT PUNKやGotyeFUN.の壮大なカヴァーやオリジナル曲を聴かせる米の アカペラ・グルー

その幕が上がる時

メジャーでの経験や自主レーベルの立ち上げなど、スキルをアップデートしたうえでのセルフ・プロデュース作品となった9thアルバム。スケール感のあるタイトル・チューン「その幕が上がる時」で聴けるまっすぐ遠くへ放たれる松木智恵子(Vo/Gt)の歌の

ノームの世界

音楽専門クラウドファンディング・サイト"muevo"にて目標150万円に対して176パーセントという高い達成率でファンディングを成功させて制作された8枚目のアルバムは、その期待に応えて見事な作品となった。冒頭を飾る「精霊の宴」から「朝」のイ