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Czecho No Republicから吉田アディムが脱退、バンドは新体制で活動開始
2012.08.29 22:31
Czecho No Republicから吉田アディム(Gt/Syn/Cho)が脱退することが明らかとなった。
本人の“絵を描く”ことに本気で取り組みたい、という熱い想いを受け、それぞれの道を互いに応援し合いながら進んでいくこととなった。4人での演奏は8月25日が最後となってしまったが、”新たな形”でのこれからの彼らにも期待が高まる。
今後バンドは新体制での活動を行っていくとのこと。すでに次回作のレコーディングにも取りかかっており、秋には新譜のリリース、そして今まで以上にビックなリリース・ツアーも開催予定。
また、新生Czecho No Republicと絵描きのアディムから近々素敵なニュースが発表できるとのことなので引き続きチェックしておこう。
●武井優心(Vo/Ba)のコメント
とりあえず、突然の発表で驚かせてしまってごめんなさい。
また悲しんだ人もごめんなさい。
色々人それぞれ思う事はあると思いますが、
とりあえず自分の今のシンプルな気持ちを述べると、
とてもスッキリしています。
こんな言い方をすると誤解を招くかもしれませんが。
これが正直な気持ちです。
自分はライブに来て楽しんでくれている人達には嘘はつきたくないし、
出来るだけ素で接していきたい。
でもこの事実を隠しながら最近は活動していました。
楽しんでくれているお客さんには正直、申し訳ない気持ちがありました。
ですが、やっと発表できてとても落ち着きました。
その一点において、とりあえずスッキリという表現を使わせて頂きました。
アディムについて、
奴とはバンドマン、ギタリストというより
1人の魅力的な人間として付き合ってきました。
奴は俺がお願いしてバンドに入ってもらって
今まで色々サポートしてくれた友人です。とても感謝しています。
そして奴が今までいかんなく才能を発揮させてきたのがやはり絵でした。
だから今回の事に関しては全然納得出来るし、
むしろ頑張れ!と思ってます。
これからもアディムを皆様応援してあげてください。
今後も物販などの絵は描いてもらいます。
チェコについて、
残った僕らにしんみりムードはなく、今は制作に夢中であり、
今後の展開にもかなり興奮してるところです。
まだ何も発表出来ないけど、正直早くみんなに見てもらいたいくらい
仕上がってます!やっぱバンドは楽しいな!と再確認できるここ最近です。
なので、また良かったらライブ来てください!
それではメンバー代表して武井が書かせていただきました。
最後に、どんなきっかけであれ、今までの四人のCzecho No Republicを
見て好きになってくれた全ての人に感謝します。
ありがとう。
●吉田アディムのコメント
こんにちは吉田アディムです。突然ですが、僕、吉田アディムは
8月25日をもってCzecho No Republicを脱退しました。
サンパウロから来日して以来チェコの一員として、まさみ、正太郎、
八木さん、スタッフの人たちとともに2年間切磋琢磨しました。
そしてたくさんの刺激をうけました。
とくに、みんなの音楽に対する姿勢は音につかず、はなれず、
愛して努力を怠らない、そう感じていました。
そんな姿を見て、僕も、自分がもっとやりたいこと
「絵を描く」ということに、本気でとりくもうと決意したのです。
これから先、道はちがうけど「絵」という形で
チェコノーリパブリックと関わっていきます。
新たなチェコ、新たなアディムをあたたかく見守って下さい。
僕らはオリジナルな力で何かを変える気がするから!!
では、また会う日まで。
●Czecho No Republic official site
https://c-n-r.jp/
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チェコとSKY-HIのコライトには驚いたと同時に、チェコの武井優心(Vo/Ba)も日高光啓(SKY-HI)も根っこに常識をひっくり返すパンク魂を持ち、ワールド・ピースを願う部分で、出会うべくして出会った印象を持った。そして肝心の楽曲は駆け出したくなるような日常のアンセムに。異種混交感というより、エバーグリーンなポップ・チューンなのが頼もしい。カップリングはメロディの良さ、メッセージの普遍性を再認識させるセルフ・カバー。ピアノとアコギのシンプルなアレンジがタカハシマイ(Cho/Syn/Gt/Per)の歌を際立たせる「For You(AcousticArrangement)」、盟友が参加した「MUSIC(チェコと12人の仲間たち)」も曲と存在の愛され度合いに心が震える。(石角 友香)
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躍動するパーカッション、選び抜かれたシンセやシーケンス。圧倒的な抜けの良さと同時にチェコらしい不敵感漂う「Dream Beach Sunset」、近いサウンド・プロダクションの「BB」、武井のトーキング風ヴォーカルが聴ける「Dreamer」。いつもどおりロックのヒストリカルな部分をベースに真新しいアンサンブルを聴かせる八木類作品「ゴッホとジョン」、待望の初収録となるタカハシマイ作詞作曲の「Shiny Girl」は、彼女が内在させている牧歌的な部分とスペイシーな部分が融合したメロディ・ラインがユニーク。波の音から始まる青い恋をイメージさせるチェコらしい甘酸っぱい「Blue Holiday」もパーカッションがこれまでにない聴感を生んでいて新鮮。白飛びするような夏感の眩しさ、生命力、儚さが詰まっている。(石角 友香)
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躍動感のあるシンセのメロディとアコースティック・ギターのカッティング、そして"これぞチェコ!"なシンガロングがイントロから上昇感たっぷりなタイトル・チューン「Forever Dreaming」。サウンド的にはこれまでの延長線上にありつつ、"まだ終わりたくない やり遂げたいよ"、"手に入れたいんだ あの日見た夢を"という、武井優心にしては珍しく熱い歌詞にも注目。カップリングには八木類らしいスラップスティックな「24 Factory」と、タイトル・チューンの英語詞バージョンを収録。そして2種類あるうちの"チェコVer."盤には名曲「ダイナソー」のエレクトロニックなバージョンを、"ドラゴンボール超Ver."には懐かしい「ロマンティックあげるよ」のカバーをそれぞれ収録している。(石角 友香)
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武井優心という人は美メロ・メーカーでありサウンド・プロダクションを見通せるセンスとを持つとともに、世界に対する諦念とそれでも何かに美を見出そうとする心意気がおしゃれなサウンドからこぼれ落ちるところがあると思う。それをアンビバレンツで歪なものじゃなく鳴らすことに最も成功したのがこの『Santa Fe』なんじゃないだろうか。選りすぐりのシンセ・サウンドだからこそ感じることのできる切なさと上昇感の同居はTrack.1の「Firework」で冒頭からダイレクトに刺さり、神聖さとニッチさが相まった鍵盤のサウンドと匿名的なヴォーカル処理が印象的なTrack.4「Beautiful Days」、おとぎ話とサイケデリアが大展開するTrack.7「クワーキーワールド」など、稀有な体験ができる逸品。(石角 友香)
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イントロのシンセ・ベースに一瞬、ドラゴンボールの登場感とのシンクロを聴きとるのは聴き手の勝手な想像か。そこから一気に上昇するような歌メロ、シンセ、リズムが一体になるカタルシス、お得意のリズム・チェンジ、"Yeah!"の掛け声がこれまで以上にインディー・ロック感を漂わせる痛快なタイトル・チューン。リヴィングのキッズ(文字通りの子どもという意味)のドラゴンボール原体験になるかと思うと、ますます痛快だ。カップリングの「Come On」は軽快で隙間も多い音像に笑いながらエゲつない一言を投入。八木類作詞作曲の「Sunday Juggler」は彼らしい諧謔性を牧歌的な曲調に乗せたスパイシーな1曲。ラストの「Yeah Oh!!!!!!!」はライヴの入場SEとしてファンにはおなじみの小品。短いが切なくも美しい。(石角 友香)
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ファストなビートにキラキラしたメロディやコーラス、だけどパレードの中にいて虚無を感じてるようなオープニングの「Amazing Parade」からして、音楽的にもメッセージ的にも今のチェコはポップでエクストリーム。打ち込みの気だるいダンス・チューン「Clap Your Hands」はUSインディーと昨今のディスコ・ファンクを彼ら流に消化した印象だし、コラージュ的に配置されるタカハシマイの声も魅力的。また、THE STROKES meets MGMTなセンス溢れる「Hello, My Friend Sophie」、アルバム全体のテーマというか、武井優心の本音が窺える「Changing My Life」など、どこを切っても新しい音楽の海に勇敢に漕ぎ出すこのバンドの心意気が鳴っている。楽しさの中に彼らの切実な思いを見出した時、このアルバムは身近なものになる。(石角 友香)
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昨年10月にリリースされた1stフル・アルバムも好評なCzecho No Republicから早くも届いた2ndミニ・アルバム。The Mirrazのオープニング・アクトに抜擢されたことで注目を集めた彼らだが、遊び心たっぷりなポップなサウンドと同世代のUSインディとも共振するポジティヴなヴァイブに溢れた音楽性で人気を集めている。今作も勢いそのままにエネルギッシュでキュートな作品だ。シンセが印象的でパワフルなタイトル・トラック「ダイナソー」から楽曲も粒揃い。多彩なリズムの変化もさることながら、巧みなコーラス・ワーク、そしてソングライティングもさらに磨きがかかった印象。より多くの音楽ファンに聴いてもらいたい作品だ。(遠藤 孝行)
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