Japanese
ONIGAWARA
Member:斉藤 伸也(Vo/GAYA/Prog) 竹内 サティフォ(Vo/Gt/Prog)
Interviewer:沖 さやこ
事務所の契期満了で2019年からフリーランスで活動するスーパー J-POPユニット、ONIGAWARA。今年も精力的な自主企画ライヴ、リリース、楽曲提供など勢いを止めず活動を続けている。そんな彼らが、"ONIGAWARA ISLAND~鬼ヶ島リゾート2マンツアー2019~"の初日である8月3日から、会場/配信限定のミニ・アルバム『シーサイド・ミラージュ』をリリース。竹内サティフォが5年前から作りたいと訴えてきた"夏盤"となる今作は、夏をモチーフにした色とりどりの楽曲が揃っている。フリーランスとして活動の幅を広げる好調の滑り出しの彼らをキャッチした。
-2019年からフリーランスで活動を始めて以降、楽曲提供をなさったり、今作が2作目だったりということで、かなり精力的に動いていらっしゃいますよね。
竹内:フリーになったからガンガン出そうと思って。2月に出した『ONIGAWARAの元気が出るEP』のiTunesの登録とかも自分たちでやってみて、自分たちだけでも全然届けられることがわかったんです。
斉藤:フリーだから何もしないと埋もれちゃうし、動いてないのは死と同じというか(笑)。
竹内:宣伝に長けた人がいないから、もしかしたら新しい人には届きにくいかもしれない。でも自分が好きだと思う曲を作って、それを自分の好きなタイミングでリリースできるのはストレスがなくて。瞬間瞬間に思ったことをやっていけるのは、すごくいいですね。いろんな人とやりとりしたり、CDや物販を発注したりも、これくらいの規模感なら全然自分たちでできるし。
斉藤:フリーランスになったということで、ありがたいことにいろんなところでお話をいただけてるしね。
竹内:いろんなところに足を運びまくって"お仕事ください"と言いまくってるしね(笑)。いくらネットが発達したとは言っても、やっぱり大事なのは人と人の付き合いだと思います。誘ってもらって条件が合えばどこでもやらせていただきますってスタンスです。
-先ほど"新しい人には届けにくいのかも"という発言がありましたが、フリーで活動するアーティストさんの中には、還元率の低さからストリーミング・サービスから撤退する人も出てきています。ONIGAWARAはそのあたりについてどういう考えをお持ちですか?
斉藤:J-POPを掲げてるのに閉じたところでやっていても仕方がないし、俺らなりの最大の規模感でやっていきたいですね。サブスクは全世界の人に聴いてもらえるので。
竹内:ただ聴いてくれれば嬉しいよね。とは言ってもお金は欲しいので(笑)、CDも作るし、配信リリースもします。でも、その人にとって一番聴きやすい方法で聴いてもらえたらいいなと思います。ポップスは聴いてもらわなきゃ始まらないし、ひとりでも多くの人に聴いてもらいたい気持ちはフリーランスになっても変わらないです。それに、ONIGAWARAみたいな音楽性で閉じた活動するの、おかしいですよね(笑)。
斉藤:閉じたところで活動するのは、もっとマニアックな音楽性になったときだろうね(笑)。聴いて明るく、楽しくなってくれたらそれで嬉しいし、物好きな方々はギグに来てくれたらいいなと。
竹内:僕らは趣味で音楽をやっているわけではないし、ライヴも楽しませるつもりでやっていますしね。
-そうですね。『シーサイド・ミラージュ』は再生した瞬間にその場をたちまち夏にしてくれる作品でした。
斉藤:竹内メンバーは5年くらいずっと"夏盤を作りたい"と言い続けてたんですよ。レーベルに所属しているときはなかなか夏のリリース・タイミングに恵まれなくて。
竹内:僕は夏をテーマにした曲作りをすることも多くて、毎年夏に"鬼ヶ島リゾート2マンツアー"って企画も打ってるのにね(笑)。フリーになったのでようやく実行に移すことができました。「君はマーメイド」と「君とスライダー」の原型は2~3年前からある曲なんですよね。
斉藤:2013年、最初にfirestorageで無料配信した「ピーマン」も、今回ボーナス・トラックで再録できたしね。もともとのアレンジは、今聴くと超チープで、クソしょぼくて(笑)。
竹内:あのチープさはあのチープさでいいじゃん(笑)。今回はどリッチになったね。
斉藤:今回は本場の人に入ってもらおうということで、バンド編成のライヴで参加してくれるMPCのKO-neyさんにビートを作っていただいて、かなり太くなりました。ギャングスタなのかトロピカルなのかわからない謎なアレンジにはなったんですけど(笑)、いい感じになったなと。
-夏を感じられる裏には、ONIGAWARAの歴史と積年の想いが詰まっているということですね。
竹内:古いネタ引っ張り出してきてるだけとも言いますけど(笑)。今年に入ってONIGAWARAらしいダンス・ナンバーをいろんなところに提供しすぎて、手元に残ってるのがそれ以外の手札――ギターを弾きまくった曲や昔のネタくらいだったんです(笑)。だから結果的に、自分たちの素の部分が出た曲が多くなったかな。「Sweet Seventeen」の原型は僕らが前にやってたバンド(竹内電気)の頃からあったんですよ。
-あら、そうだったんですか。
竹内:最初のギター・ポップみたいなアレンジだけですけど。曲調が(竹内電気の)ヴォーカルの声に合わなかったからお蔵入りにして、そこから9年眠ってたんです。
斉藤:今聴いてもめっちゃいいと思ったから、俺から竹内メンバーに"これを使おうよ"と提案したら、"このままじゃ使えないし、歌詞も変えたいから考えさせて"と言われて。僕としてはこのギター・ポップの感じで全編いくと思うじゃないですか。でも届いたデモはとんでもないごちゃ混ぜ感で(笑)。
竹内:再構成してるうちにつまんなくなっちゃって。もともと歌詞に"17"というキーワードがあったので、"俺の聴いてきた曲の遍歴をオケにしてやろう"って、ギター・ポップから始まって、デジタル・ロックを入れ、ヴィジュアル系っぽいセクションを入れ、メロコアを入れ、最後にヒップホップを入れてギター・ポップに戻るという(笑)。
-でもちゃんとJ-POPになっているという......。
斉藤:なってますか(笑)!? セクションごとにドラムとベースの音を変えなきゃいけないので、アレンジは結局4、5曲分作るのと同じなんですよ(笑)。でも、ちゃんとやらないと面白くなくなるので、しっかりやり切りました。
-山下達郎さんテイストの「君とスライダー」は、ツイン・ヴォーカルなぶんKinKi Kidsが頭に浮かびました。
竹内:「ジェットコースター・ロマンス」(KinKi Kids)的なものは、若干意識しましたね。
斉藤:お手本にしたアーティストさんがいるうえで曲作りしてるところに、2~3年前に作ってる感じが出てるよね。去年あたりからそういうのあんまりないじゃん?
竹内:あぁ、そうねぇ。去年の"鬼ヶ島リゾート"で新曲として演奏した曲ですね。仲間と一緒に海にいるんだけど、"君"と"僕"のふたりはちょっとお互い意識してる......みたいなストーリーもさくさくさくっとできて。
-THE夏のリア充とも言える世界観。
竹内:高校時代はめちゃくちゃリア充だったので、そういうのを曲にするのめちゃくちゃ得意ですから任せてください(笑)! だから、歌詞を書くときは高校時代のことをよく思い出しますね。バンドを始めてから人生狂ったり、友達のバンドマンがSNSで嫌なこと書かれてるのを見かけるとイラッとしたりしますけど(笑)、今は今で楽しいですし、基本的に人生ずっと楽しいです。
LIVE INFO
- 2025.12.16
-
くるり
SPARK!!SOUND!!SHOW!!
優里
YOURNESS
GANG PARADE
ザ・クロマニヨンズ
GODSPEED YOU! BLACK EMPEROR
Mrs. GREEN APPLE
- 2025.12.18
-
桃色ドロシー
あいみょん
くるり
Nikoん
東京初期衝動
The Ravens
リーガルリリー
ザ・クロマニヨンズ
点染テンセイ少女。
渡會将士
高岩 遼
カメレオン・ライム・ウーピーパイ
Homecomings
PompadollS
- 2025.12.19
-
(sic)boy
Helsinki Lambda Club
桃色ドロシー
ガラスの靴は落とさない
Nikoん
flumpool
吉井和哉
東京初期衝動
LiSA
BIGMAMA / THE BOYS&GIRLS / KALMA / オレンジスパイニクラブ / ハク。
SHERBETS
VII DAYS REASON
キノコホテル
羊文学
僕には通じない
Mrs. GREEN APPLE
BLUE ENCOUNT
- 2025.12.20
-
NANIMONO
PENGUIN RESEARCH
LACCO TOWER
RADWIMPS
ポルカドットスティングレイ
ぜんぶ君のせいだ。
The Cheserasera
flumpool
ハシリコミーズ
ZOCX
クジラ夜の街
ExWHYZ
浪漫革命
mudy on the 昨晩
"MERRY ROCK PARADE 2025"
ザ・クロマニヨンズ
Awesome City Club
SPECIAL OTHERS
LUCY
アイナ・ジ・エンド
め組
ACIDMAN
UVERworld
パピプペポは難しい
eastern youth
Mrs. GREEN APPLE
優里
- 2025.12.21
-
NANIMONO
The Biscats
桃色ドロシー
クジラ夜の街
RADWIMPS
LACCO TOWER
NEE
東京スカパラダイスオーケストラ
SPRISE
GLIM SPANKY
フラワーカンパニーズ
MOSHIMO
DURAN
(sic)boy
"MERRY ROCK PARADE 2025"
VII DAYS REASON
ザ・クロマニヨンズ
LiSA
Appare!
Newspeak
齋藤知輝(Academic BANANA)
Keishi Tanaka
鶴
清 竜人25
MONOEYES
暴動クラブ
UVERworld
OKAMOTO'S
優里
- 2025.12.22
-
DOES
東京スカパラダイスオーケストラ
フラワーカンパニーズ
Kroi
FINLANDS
アーバンギャルド × 氣志團
あいみょん
- 2025.12.26
-
(sic)boy
"FM802 ROCK FESTIVAL RADIO CRAZY 2025"
水曜日のカンパネラ
TOMOO
ポップしなないで
ビレッジマンズストア / 忘れらんねえよ / 3markets[ ] / Cloudy ほか
坂本慎太郎
インナージャーニー
LACCO TOWER
UVERworld
RADWIMPS
RAY
- 2025.12.27
-
優里
東京スカパラダイスオーケストラ
MOS
"FM802 ROCK FESTIVAL RADIO CRAZY 2025"
ハシリコミーズ
Mirror,Mirror
ザ・クロマニヨンズ
LEGO BIG MORL
神聖かまってちゃん
the band apart × FRONTIER BACKYARD × ASPARAGUS
"COUNTDOWN JAPAN 25/26"
ExWHYZ
Appare!
RADWIMPS
凛として時雨
- 2025.12.28
-
優里
水曜日のカンパネラ
MONO NO AWARE
LEGO BIG MORL
柄須賀 皇司(the paddles)
"FM802 ROCK FESTIVAL RADIO CRAZY 2025"
KenKen
SPRISE
Nikoん
ザ・クロマニヨンズ
"COUNTDOWN JAPAN 25/26"
(sic)boy
YONA YONA WEEKENDERS
DJ後藤まりこ × クリトリック・リス
吉井和哉
Plastic Tree
- 2025.12.29
-
"FM802 ROCK FESTIVAL RADIO CRAZY 2025"
KiSS KiSS
"COUNTDOWN JAPAN 25/26"
"fractrec presents『OBSCURE TOWER 2025』"
Devil ANTHEM.
The Biscats
TOKYOてふてふ
RELEASE INFO
- 2025.12.17
- 2025.12.19
- 2025.12.20
- 2025.12.21
- 2025.12.22
- 2025.12.24
- 2025.12.26
- 2025.12.27
- 2025.12.29
- 2026.01.01
- 2026.01.04
- 2026.01.06
- 2026.01.07
- 2026.01.09
- 2026.01.11
- 2026.01.12
FREE MAGAZINE

-
Cover Artists
ZOCX
Skream! 2025年12月号








