Japanese
Ivy to Fraudulent Game
2018年10月号掲載
Member:寺口 宣明(Gt/Vo) カワイリョウタロウ(Ba/Cho) 大島 知起(Gt) 福島 由也(Dr/Cho)
Interviewer:秦 理絵
またIvy to Fraudulent Gameが素晴らしい作品を作り上げてくれた。昨年12月のメジャー・デビューから9ヶ月。初の全国ワンマン・ツアーやZepp DiverCity TOKYOでのワンマン・ライヴなど、これまで以上に精力的なライヴ活動のなかで大きく成長を遂げたアイビーがリリースする待望のニュー・シングル『Parallel』。ダークで熱を帯びたバンド・サウンドのなかで美しいメロディを紡ぐ表題曲の他、ヴォーカル 寺口宣明がバンドのために初めて作詞作曲を手掛けた「sunday afternoon」を収録した意欲作だ。ポスト・ロック/シューゲイザーの影響を受けた尖ったバンド、文学的で人の心を抉るような世界観、彼らを形容する言葉はいくらでもあるが、そんな枠組みを超えて彼らのロックはどこまでも自由に鳴り響いている。
メジャー・デビューしてからは、マイナビBLITZ赤坂(2018年2月3日に開催した全国ワンマン・ツアーのファイナル公演)、Zepp DiverCity TOKYO(2018年7月1日に開催した"Only Our Oath")っていうふうに、今までより大きなステージに立つ機会も増えてきたと思いますけど、手応えはどうですか?
寺口:大きい方が好きだなと思いましたね。(お客さんとの)距離感を近く保ちたいバンドではないので。でも遠く感じてほしくもないから、広い会場の方が音の伝わり方とか見え方がちょうどいいような気がしたんです。あとは単純にやってて気持ち良かった。ワンマンをやるんだったら大きい会場の方が僕は好きなんだなって実感しましたね。
-実際にやる前はそんなふうに感じるとは思ってなかったんじゃないですか?
寺口:逆にやりづらいのかな? とか、変な距離感が生まれすぎて、(自分の気持ちが)熱くならずに冷静すぎて終わっちゃうのかなと思ったんですけど、そんなこともなくて。
大島:音だけじゃなくて、視覚的にもいろいろ作り込めるじゃないですか。それで、より表現が濃くなるというか。純度を高く表現できるのがいいですね。
-Zepp DiverCity TOKYOではVJを入れてましたね。
カワイ:ずっとやりたかったんですよ。あとで写真を見たら絵になるなと思いました。Zepp(Zepp DiverCity TOKYO)は年末のイベント(2017年12月31日に開催された[Livemasters Inc. countdown "GT2018" supported by スマチケ])で出させてもらってたんですけど、自分たちのワンマンになると、全然景色も違ったし、やってて気持ち良かったですね。もう1回やりたいです。
-福島さんはどうですか?
福島:会場が大きいと伝わる音の振動も違うと思うし、僕が表現したいことにより近づいたのかなっていうのは感じましたね。小さいハコの良さもあるんだけど。自分の中のイメージとリンクする景色っていうのは大きいハコの方だったんです。
-なるほどね。正直アイビー(Ivy to Fraudulent Game)って"大きい会場でライヴをやりたい"とか、そういうものに興味がないバンドなのかなと思ってたんですよ。
寺口:たしかに。でもZeppを終えたあと、"これからのバンドが目指すところはどこですか?"って訊かれたときの、僕なりの答えが出たんです。Zeppぐらいの大きさでワンマンをやったときに、ちゃんとお客さんが入ってくれる規模感でずっとやっていけるバンドでありたいかもなって。じゃあ、もっと大きいところはやりたくないのか? って言われたら、やれるんだったらやりたいし、武道館でやってもみたいけど。Zeppみたいな、"広いけどライヴハウス"っていうちょうどいい距離感でワンマンをやって、そのたびにたくさんのお客さんが集まってくれる活動ができたらいいなって。それだけでも満足なんです。
-そんなふうに思えるぐらいZeppはいいライヴだったと。
寺口:自分たちとしても納得できたし、お客さんも受け取ってくれた感じがありましたからね。だから"あ、ここが合ってるな"って。でも、もっと大きなところでやったら、"ずっとここでやりたい"って言い出すかもしれないんですけどね(笑)。
カワイ:そうだね。
-自分の目で見たものじゃないと信じられないでしょうからね。
寺口:うん、そうですね。
-で、そんな経験も経てリリースされるニュー・シングル『Parallel』です。表題曲「Parallel」と2曲目の「error」が、それぞれ"美しさ"と"激しさ"っていうアイビーの両極を持つ曲で、3曲目の「sunday afternoon」では新しいチャレンジをしている。メジャー・デビュー・アルバム『回転する』(2017年12月リリース)の延長として、改めてシングルで"Ivy to Fraudulent Gameとはこういうバンドです"っていうのを伝える1枚になったのかなと思うのですが。
寺口:結果的にそういうバランスになったかもしれないですね。
福島:1曲1曲作っていったなかでできたシングルなので。『回転する』を出したときに、あの作品は高校生のときに書いた曲も入ってたから、当時の気持ちを思い出したというか。それをシングルの構想を練るときに考えたんです。学生のときに音楽を作ったり聴いたりしたときの感動は特別じゃないですか。あれほどの感動とかワクワクってなかなか得られるものじゃなくて。その感覚をもう1回今のムードでやる。新しいことをやるというよりも、そういう感覚的なところを大事にしたんです。
-そういう感覚を大事にしたいと思ったきっかけはあるんですか?
福島:きっかけというよりは、それはずっと僕の中でテーマとして揚げてることだから。それをもう1回見直してたっていう感じですかね。
-それって"自分たちの原点に返ろう"とか、"自分たちらしい曲を作ろう"っていうことに似てるじゃないですか。でも福島さん的にはそうじゃないってことですよね。
福島:簡潔に言うと、それに近いんだけど、やってる側としては違うんですよね。
-そのムードはメンバーと共有したりしたんですか?
寺口:言葉のやりとりはないですね。福ちゃん(福島)が何を作ってくるかは僕らもデモが上がるまでわからないんですよ。それまで『回転する』も『継ぐ』(2017年3月リリースの2ndミニ・アルバム)も、いろいろなジャンルを取り入れるチャレンジの期間だったから、次もチャレンジでいくのかなって思う部分もあったんですけど。この曲のデモを聴いたときに、懐かしさを感じたというか。それこそ20歳ぐらいのときの俺たちに戻った感じがして。インタビューで、福ちゃんが"若いときに感動したような曲を"って言ってるのを聞いて、納得できたんですよね。
-あとになって答え合わせができたと。
寺口:うん。いろいろトライをしたうえで立ち戻るんだなって。昔みたいな曲はもう書かないのかなと思ったんだけど、やっぱりこういう曲が好きなんだなって安心しました。
大島:やっぱりこの曲調が好きなんだなと思ったよね。
カワイ:それが結果的に俺ららしい楽曲になったなっていうのは感じましたね。
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