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INTERVIEW

Japanese

夢みるアドレセンス×ムツムロ アキラ(ハンブレッダーズ)

2018年08月号掲載

夢みるアドレセンス×ムツムロ アキラ(ハンブレッダーズ)

夢みるアドレセンス:荻野 可鈴 小林 れい 水無瀬 ゆき 山口 はのん 山下 彩耶
ハンブレッダーズ:ムツムロ アキラ(Vo/Gt)
インタビュアー:吉羽 さおり Photo by 上溝恭香

-山下さんは、初のセンターが決まってどうでしたか?

山下:最初に今回のシングルのセンターって言われたときは、まだ加入して半年くらいなので、絶対失敗できないなって思ったし、緊張していたんです。でも、今回こういう機会をいただいて、こんなかわいい曲を書いてもらったので、自分なりに気持ちを込めてやろうって。

-先輩方からのアドバイスはあったんですか?

荻野:この曲のMVのドラマ部分を彩耶が演じたんですけど、逆に彩耶以外できなくて。だって私たちなんて、"間接キスが恥ずかしくて"っていう部分さえ歌わせてもらえないんですよ! 私たちだって恥ずかしいよねぇ?

小林:歌ってないね、そういえば。

荻野:そうなの。しかも、ラストのサビの、"アイドルだって辞めちゃうから!"っていうフレーズを年上組が歌っているんですよ。その重たさと言ったらないよね。

小林:年長組、年少組で別れた感じになっていて、"ちょっとこれどうなの!?"っていうね(笑)。

荻野:年長組がにこやかな顔でダンスしながら、後ろから前に出てきて、"アイドルだって辞めちゃうから!"って歌うんだよね。

水無瀬:ファンの人からも、"ちょっと、信憑性が......"っていう(笑)。

荻野:と言われつつも、北海道から出てきて、今年17歳という年齢で、アイドルを始めたばかりの、本当に天然記念物みたいな彩耶だからこそできる曲で。最初の"これ以上 夢中にさせないで"っていうところも、私たちもやってみたんですけど、どうしてもCMみたいになっちゃうんですよ。

山口:CM(笑)。

荻野:全然できないんです。だから、彩耶の等身大が、すごくいい方向で出たなって。

小林:初々しさが出てたなっていうね。

荻野:そうそう、カメラ慣れしてない感じとかが全部いい方向に出てますね。

-まさに、この加入半年という時間だからこそできる曲ですね。ちなみに書くときには、年齢などは設定してなかった感じですか?

ムツムロ:全然考えてなかったですね。メンバーのプロフィールをいただいて、どんなアイドルなのかっていうのをちゃんと勉強したうえで書いたんですけど、16歳の人に歌ってほしいなということまでは、考えてなかったです。

荻野:よかった(笑)。

-先ほどムツムロさんは、MVは一度しか観ていないということでしたが、今回のMVはドラマ仕立てでとても新鮮ですね。

荻野:ムツムロさんが、一度観た中でも印象に残っているシーンはありますか?

ムツムロ:みんな、ワンカットでもちゃんとかわいく映れているっていうのは、アイドルだな、プロだな、と思いましたね。"かわいいでしょう"っていうのは、そのワンカットからも見えてきて。

荻野:ありがとうございます。あの、緑の背景のところですね。

ムツムロ:そうです。MVひとつとっても、夢アドのアイドルとしてのプロ根性を感じました。

-それでは、ここでバンドマン、ソングライターとしてのムツムロさんに夢アドのみなさんから聞いてみたいことはありますか?

ムツムロ:なければいいですよ......。

小林:夢アドと関係なく、歌詞を書くときに意識していることはありますか?

荻野:待って、待って。れい、歌詞書きたい感じ?

小林:そういうのはないんだけど、聞いてみたいなって思って。ハンブレッダーズの歌詞って、10代や学生に響く内容というか。はのんが言ってたけど、バンドでコピーしてみたいという人も多いのかなって。

ムツムロ:テーマ設定から考えたり、ワンフレーズが出てきてそれをもとに曲を作ることが多いですね。今回の場合は、最初に出てきたのが、頭の"アイドルの前に ひとりの女の子なのよ"っていうところで。次に、"わたしが いちばん可愛いのに どうして あの子ばっかり見るの?"が出てきて、最後に"一口も分けてあげなかったメロンソーダ"っていうふうに、順番に出てきたんです。じゃあ、この"メロンソーダ"をタイトルにしようかなって、書いていった曲でした。

小林:へぇ~!

ムツムロ:"間接キスが恥ずかしくて"とか、きっとここが一番歌っていて恥ずかしい部分だとは思うんですけど(笑)。

水無瀬:いつも照れてるよね、彩耶。

荻野:ニヤニヤしながら歌ってる。

山下:そうですね。

ムツムロ:自分の歌だったら、絶対ここまでは書かないんですけど。せっかく、夢アドさんに書き下ろすなら、自分が考えうる一番恥ずかしい歌詞を書こうと(笑)。そういう遊び心で書いてます。