Japanese
The Floor
2018年02月号掲載
Member:ササキハヤト(Vo/Gt) 永田 涼司(Gt) ミヤシタヨウジ(Ba) コウタロウ(Dr)
Interviewer:沖 さやこ
ひとりでも納得いかないものを世に出したくない
-「イージーエンターテイメント」は「Cheers With You」(2017年6月リリースの2nd ミニ・アルバム『ウェザー』収録曲)の進化形とも言える音楽性。The Floorの持つ海外インディーからの影響が窺えます。
ミヤシタ:これは苦悩していた時期に、なんとなくできたいい感じのデモがもとになっています。バンド内の空気が重い時期だったので、どうしてもスタジオに笑顔を取り戻したい......と思ったので、内容がなくて語感だけの仮歌詞を2時間かけてつけたんです(笑)。
ササキ:爆笑したよね。アホすぎる歌詞だった(笑)。
ミヤシタ:歌詞を見せるの初めてだったから緊張しました(笑)。テキトーにつけた変な歌詞の影響もあってみんなの印象にも残っていたみたいで、「寄り道」と同時期に並行して制作したんです。自分のイメージを伝えて、永田が清書してくれた感じですね。
永田:展開はだいぶ変わったんですけど、要所要所のメロディは残して組み立てました。新しい挑戦もたくさんできたので、この曲を作っているときはメンバー全員テンション高かったですね。"(第69回)さっぽろ雪まつり"の"雪のHTB広場"テーマ・ソングでもあるので、お祭りっぽい楽しい雰囲気にしたくて。
ササキ:楽しいことってなんだろう? と考えながら、楽しいことをどんどん取り入れてできていったのがこの曲ですね。永田は歌詞に関しても"ここの語尾はこっちの音の方がいいと思う"と細かいところまで言うタイプで、僕も"こういう意味を持たせたい"という気持ちがあって譲れないときもあるので、この曲は結構バトりました(笑)。何回も書き直したんです。ひとりでも納得いかないものを世に出したくないので、妥協は許さず。
永田:なんか気になったら早めに言ってほしいよね(笑)。
ササキ:(※リズム隊ふたりを指さしながら)言うのが遅いんですよ! いまはだいぶ減ったけど、前はレコーディング中に"ここ、こうした方が良くない?"と言ってくることが結構多くて、"もっとレコーディングする前にちゃんと見ておいて! 聴いておいて!"ってすごく思う(笑)。
ミヤシタ&コウタロウ:そこで思いついちゃうから!
ミヤシタ:前々からちゃんと聴いてるよ! でも思いついちゃうから仕方ないよね(笑)。
ササキ:だからそこでまたちゃんとみんなで話し合うんですけどね(笑)。
-(笑)今回は歌詞の音のはめ方が上達しているぶん、言葉がすごく耳心地よく音として聴けるんですよね。だから歌詞カードを読んでみて初めて"あ、こんな女々しいことを歌っている曲なんだ"と気づくことも多くて。「煙」はまさにそれでした。
ササキ:初めて歌詞に自分のことではなく物語を書きました。初期の僕らが作っていたようなダークな曲調だったので、ちょっと内向的で中二病みたいな歌詞を書きたいなと思ったんですよね。ある友達がモデルになっているんですけど、恋人と別れたひとり暮らしの人を想像しながら書いていきました。自分以外の誰かの感情を書くという新しいことができて楽しかったし、嬉しかったです。
-「煙」はThe Floorにはないタイプの曲だと思ったら、初期の初期はこんな曲をやってらっしゃったんですね。
ササキ:もちろんいまだからできるリズム・パターンとかも入れ込んでいたりはするんですけどね。僕ら、やりたいことが尽きなくて。どんなことでも"もっともっと"という欲求が尽きない。その感覚はずっと覚えておきたいなと思っています。
-イメージや感覚、楽しむ心が何よりも大事なバンドですからね。
永田:本当に。そこははずせないですね。
コウタロウ:永田もいつもどういうイメージで曲を作ったのか言葉で伝えてくれるので、ざっくりとした言葉で投げてもらうと各々のイメージが反映できて面白いものになったりもして。それはこれからも大事にしていきたいですね。
ササキ:意識してないところで歌詞にコウちゃんと同じ言葉を使っていたりもして。もう家族より長く一緒にいるので、感覚を共有できているってことなのかな、と思うこともありますね。音楽を聴いて高揚するあの感じを、この4人だけではなくリスナーさんとも共有していきたいです。音楽を通してみんなと楽しんでいたいですね。
-『ターミナル』はいままで積み上げてきたものに新しい挑戦を加えた作品になりました。人は成長しながら変化していくものだと思いますが、この先The Floorはどんなバンドになっていくのでしょう。
ササキ:音楽に対して純粋でいることは忘れたくないなと思いますね。制作のたびに悩んでいるけれど、素直な気持ちで音楽と向き合って、音楽を通して4人で対話をして、その結果生まれ落ちた何かを大事にしていきたい。その方法やアウトプットはこれからたくさん生まれてくると思うんですけど、"The Floorとしてこういう音楽をやっていきたいな"と思うものが自然と出てくるという感覚――それは忘れたくない、曲げたくないですね。
永田:いきなりジャズにハマって、それをアウトプットしてもいいと思う。でも曲を作る場合は自分たちが納得したものでないと......というのは譲れませんね。音楽性が変わったとしても俺らの中に変わらないものを見つけたお客さんはついてきてくれると思うし、新しい人との出会いもあると思うし、音楽に対する欲求には素直でいたいなと思います。
ミヤシタ:アルバムの制作が終わって、"どんなに周りに人が増えたとしても、結局この4人がThe Floorで、この4人から発信していくものだ"という意識が根づいたんです。だからこの4人でい続けることは変えたくないし、変わらないだろうなと思う。
コウタロウ:そうだね。自分たちのいいと思うことを詰め込む! そういうシンプルなことを純粋にやっていたいですね。今回のアルバムも自分たちが純粋に楽しめるようになってから良くなっていった気がするので、自分たちが楽しめることを続けていきたいです。
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