チャットモンチー

INTERVIEW

Japanese

チャットモンチー

2017年04月号掲載

チャットモンチー

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Member：橋本絵莉子　福岡晃子

Interviewer：石角友香

－この曲には奥田民生さんら、男性がガヤで入ってるんですが（笑）。どういう状況だったんですか？

福岡：たまたま（笑）。私たちがやってるところに遊びに来てくれたって言ったらあれですけど、その場にたまたまいてくれて、"よかったら"ってお願いしたら入ってくれました。

橋本：民生さんたちはあの"へい！"っていうのと、手拍子で参加してくれたんです。"へい！"ひとつにしても、こっちは"HEY"の方の"ヘイ！"だと思ってたんやけど、この曲、阿波踊りの要素いっぱい入れてるから、その雰囲気を感じとって、"これ、寿司屋の「へい！お待ち」の方の「へい！」だよね"って民生さんが言ったときに、"この人やっぱり天才"と思いましたね（笑）。なんて言うんだろ？インスピレーションって言うんですか？私たちのカバー全部聴いてないんですよ？そのへんだけ聴いて、"これは寿司屋職人のへい！でいこう"って。

－さらに「やさしさ」のsébuhirokoさんのリミックス（初回生産限定盤Track.4）も入っています。

福岡：最近、リミックスをシングルに入れさせてもらってることが多くて。で、世武ちゃん（sébuhiroko）、サントラは書いてるけどリミックスやったことないんちゃうか？ってことで頼んでみたら面白そうやなってなって。もちろん、仲良いし、乙女団（※サポートを務める世武裕子と北野愛子を含んだ編成）でもやってもらってたし、軽く打診してみたら"めっちゃ興味ある"って言ってくれて。

橋本：すごいスピード感でやってくれたな？

福岡：じゃあそれについての打ち合わせをしようって言ったのが2日後ぐらいだったんですけど、その打ち合わせのときに（曲を）持ってきましたからね。

－リミックスされたことによってこの曲はどうなったと思いますか？

橋本：もともと3ピースのときの音像があって、今回頼んだことでその曲が持つ新しい可能性って言うんですかね？そういうのをすごい感じさせてくれました。

福岡：世武ちゃんの愛がすごいっていうか（笑）。この曲を好きで選んでくれてるんですけど、乙女団でのサポートのときに出せんかった、"自分やったらこうしたい"っていうのを出してもらえたらいいなと思ってたんで、それは今回すごく出てるなと。

－この編成になってからは2作目ですが、今年も本格的に始まった感じがしませんか？

福岡：そうですね。シングルが2枚ぐらい出ると、アルバムかぁってなりますよね（笑）。

橋本：でもまずツアーや、っていう（笑）。

－ほんとに待ちに待ったワンマン・ツアーです。本数も多いですしね。

福岡：でも（6月のファイナルまで）4ヶ月あるし（※取材日は3月7日）、2人編成ですけどいろいろやります（笑）。チャットの形態の"変身"も誰かが"5期"みたいなこと言ってたんですよ。

橋本：そんなに変身してるのかと思って。たしかに前の2ピースと比べても、全然気分も違うし、気持ちも落ち着いてるって言うんですかね？今はよりちゃんと見える気がします。

－大編成のときはその大変さもあったと思うんですけど、なんかそこから単純に人数が減ったわけじゃないなと思うんです。

福岡：みんなの頭、残ってると思います。脳みそだけは（笑）。

－わかる気がします。ところでライヴでの基本的な楽器編成はどうなってるんですか？

福岡：明後日からのツアーはパソコンと、ギター＆ヴォーカルがメインで、私がキーボードとドラムをやってて。で、えっちゃん（橋本）がキーボードを弾くときもある。だから向かい合ってキーボードがあって、えっちゃんの方はギターとギター・アンプがあって、私の方はドラムがあるという感じですね。

橋本：だからもう、足し算も引き算も両方やってるって感じです。