Japanese
藍坊主 × 勝又 悠
2016年11月号掲載
藍坊主:hozzy(Vo) 田中 ユウイチ(Gt) 藤森 真一(Ba) 渡辺 拓郎(Dr)
勝又 悠
インタビュアー:吉羽 さおり Photo by 川村 隼也
自分なりの切り取り方で藍坊主を表現したかった。本当にファンがカメラ持ったみたいな感じなんですよ(勝又悠)
-藍坊主って今までそういう密着みたいな感じで入ることはなかったですよね。
hozzy:こんなに興味持って、カメラも持って近づいてきてくれる人は他にいなかった。
田中:そもそも仕事ありきで、この作品にドキュメント映像入れたいからっていたんじゃないんですよ。とりあえず、普段からカメラ回しているんです(笑)。それがどうなるのかは別に考えていないっていうので、ずーっとついてきてくれていて。いいのかな? って思ってました。
hozzy:勝又さん、他の仕事は大丈夫なのかな? ってね(笑)。
田中:何して食ってんのかなってね。
勝又:はははは(笑)。
田中:でも、熱を持って追いかけてきてくれて。その映像が溜まっていたっていうのもあるし。CDの中に映像を作品として入れようというのは、あとから決まったんです。
-ファンだからこそ、ですね。できるならカメラも回してしまおうと。
勝又:まさにそうでした。普通にライヴを観に行くとなると、ちょっと恥ずかしいじゃないですか(笑)。でもカメラを持っていけば、どこでも行けるんですよ。全部観れる。
hozzy:そういうこと!?
勝又:言ってみれば、楽屋にも行けるんですよね、カメラがあると。これはいいぞと。
藤森:プロですからね。普通の人がカメラ持ってきたからって、入れませんよ。
勝又:あとは、自分なりの切り取り方で藍坊主を表現したいのもあって。本当にファンがカメラ持ったみたいな感じで、始終回しているっていう。仮にMichael Jacksonが好きな人がいたとして、そういう人に映像技術があったら最高じゃないですか。その人が撮るMichael Jacksonって、唯一無二のものだと思うんです。その計算できない強さは、作品として力になるなと思ったんですよね。
田中:すげぇまともなこと言ってる(笑)。
hozzy:でもそれはすごくよくわかる。そういう人が撮ってくれた映像を実際に観てすごく良かったし、何より嬉しかった。勝又さんが言ってることって、すごくわかるんですよね。とにかく強い! 本気でやってくれてるのがどんどん伝わってきて。そういう人が近くにいてくれるだけで嬉しかったんですよね。
勝又:好きな女性や自分の子供のためなら何でもできるっていう、そういう発想に近いと思いますね。
-ツアーにも帯同するってなかなかハードなことですしね。それでも自分が見たものを全部切り取ってやろうと。
勝又:まさにそうです。
藤森:そのドキュメントDVDのタイトルは"10年の背中"(『Luno』初回限定盤付属のDVD)っていうんです。そのタイトルを決めたのも、勝又監督なんです。
hozzy:俺たちが考えたら、絶対に出てこないような言葉で。
-ツアーを共にするのは、いちファンとしては最高の時間だと思うんですが、監督として、クリエイターとしての目線もそこにはあるわけですよね。そのクリエイターとしての視点で見た藍坊主はどう映ったんですか。
勝又:おかしな喩えかもしれないけど、田舎の少年たちが大都会に向かって鈍行列車に乗って走っていくっていう。
田中:鈍行なんだ。おせーよぉ(笑)。
勝又:そんなイメージがあるんですよ。その都度、その都度、駅に止まるんですけど、そのひとつひとつの風景をちゃんと切り取って、自分の武器や持ち道具にして次の駅に向かう感じなんですよね。終着駅というのもあるとは思うんですけど、そこにどんどん向かって、停車するたびに新しい武器を身につけているなって。
-そんな彼らの姿や景色を見て、"10年の背中"と?
勝又:そこはまたちょっと違うんですけどね(笑)。僕はずっとファンだったので、それまではお客さんとして彼らを正面からしか見てないんですよね。今回初めてその背中を撮ったので、"あぁ、こういう背中をしているんだ"っていう思いと。あとはずっと彼らを追いかけていたので、彼らの背中を見ていたんですよね。それを引っ掛けているんです。
-いち観客として正面から見ていた藍坊主と、実際にそばについて背中から見た藍坊主は、違うものでしたか。
勝又:違いますね。全員、職人ですし。人間の裏表っていうのはこんなに違うんだって思いましたね。
-しかもひとつのツアーをずっと一緒にとなると、親交もだいぶ深まったのでは。
田中:でも意外と、打ち上げに来ないんです。僕らしょっちゅう飲んでるんですけど、だいたい"フィルムのチェックするから"とか言って来ない。ファンだって言いながらも、一緒に行動するなかではプロとしている感じだったんです。ただ、カメラで撮ってるときは、ファンのような雰囲気でいるんですけど。カメラを下ろすと、"じゃあ帰るわ"って感じで(笑)。この人、カメラありきの人なんだなって。カメラがあると、自分を出せる人なんですよ。すごく面白い人だなって思って。
-カメラがあるとそれを免罪符にどんどんいけるんですね。
勝又:たしかにそう言われればそうかもしれない。カメラがないと、若干緊張する部分があるんですよ、まだ(笑)。ファンなので。
田中:これだけファンだって言っても、打ち上げでもそんなに喋らないで(笑)。ひとりで飲んでるし、寝ちゃうしね。きっと気持ちの切り替えがちゃんとあるんですよ。
-超えないラインがあるんですね。
勝又:ファンであり、仕事仲間であり、仲間でありっていうところなんですかね。仮に、僕がスマホ持って一緒に写真撮ろうぜってパシッとやってたら、なんか関係性が崩れる気がするんです。そこに対してはドライでいないとっていうのがありました。あとは、プライドみたいなものですかね。ファンだけど対等でいたいという、負けん気があるのかもしれない(笑)。
-藍坊主のみなさんは、勝又監督の手掛ける作品をどう見ているんですか。
藤森:少し前に、小田原の映画祭で地元の電車を舞台にした映画"大雄山線に乗って"を観させてもらったんです。制服姿の女の子が出てくるんですよ。それで他の作品を観たら、やっぱりそうで。勝又さんの中に女の子が住んでいるっていうか。たぶん中にいるんですよ。
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