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INTERVIEW

Japanese

SHIT HAPPENING

2015年08月号掲載

SHIT HAPPENING

Member:小野﨑 建太(Vo/Gt) 岩瀬 晃二郎(Gt/Cho) 今瀬 智成(Ba/Cho) 梅田 貴之(Dr/Cho)

Interviewer:吉羽 さおり

SHIT HAPPENINGの2015年第1弾となるアルバム『Landmark』は、2013年に移籍をしてから曲の幅を広げ、新たな試みや、原点回帰もしながら突き進んできたここまでの時間の集大成と呼べるような作品となった。ライヴで培った4人の持つドライヴ感や、キャッチーに磨きあげてきたバンド感を軸に、全7曲それぞれが個性と強い意思を放って、まっすぐ耳に飛び込んでくる。たっぷり涙が沁みこんだ歌もあれど、鮮やかに晴れやかに今を謳歌する、そういう気持ちのいい躍動がある。作品に込めた思いを4人に訊いた。

-ライヴもかなり多かった時期だと思いますが、制作はいつごろからスタートしていたんですか。

小野崎:前作『透明人間e.p.』が終わってからすぐに、出すっていうことは言われていたんですけど、やっぱりすぐには制作に入れなかったんですよね。2月にやったツアー"北風と太陽達"も、急きょ決定したライヴだったりもしたし。

-構想はあるんだけど、なかなか手がつけられないみたいな。

小野﨑:まさにそれですよ。

岩瀬:そのあと、すごい勢いで作っていったよね。

小野﨑:制作のスイッチが全然入らないまま、早く曲作れってずっと言われてきたんですけど。で、スイッチが入り出すころに、彼女にフられたんですけど......。

-ああ、それは残念な(笑)。

小野﨑:そしたら、スン!ってできましたね(笑)。

-ネガティヴなパワーを動力にしたんですね。

岩瀬:なので、そっち系の曲が多いですね。

-でも音そのものはカラッとしてますけどね? 今までよりも一段と馬力もあると思いますし。それは、ライヴのおかげですかね。

小野﨑:ライヴでやってきたこともあるんですけど、制作にあたっては、1回見直そうというか。曲ができなくて、スイッチが入らない時期もいろいろ吸収をしていたんですけど、そのときに、"あれ? かっこいいってなんだっけな"って思って。そのとき、CDを買い始めて、あれがかっこいい、これがかっこいいって興奮していたころのを思い出して。やっぱりあれだよねって、自分に正直になってみようと思ったんです。自分たちがかっこいいと思うものを、ちゃんと正直に出しながら、自分たちのやりたいこと――歌詞やメロディを自分たちなりに表現しようという考え方でやっていったんです。

-そこからは、グッと作業も加速していったんですか。

岩瀬:そうですね。音を出してからはすっと進んでいった感じはありますね。

小野﨑:前回に比べて制作の期間自体もぎゅっとまとまっていたので。スタジオでやったものや話し合ったものを、忘れないうちにまた次のスタジオに活かしたり。あとはライヴも多かった時期なので必然的に話をすることも多くて。なので、制作が始まってから形になるまでは早かったと思いますね。あとは、聴いてきた音楽もバラバラなりに、いいねって思うものは共有できたし、10代から一緒なのでお互いのツボをわかってるので。みんなが目指す方向は、明確だったので。

-凝縮した時間とモードもうまく曲に作用しているように思いますよ。いいドライヴ感が出ているし、あとはすごくメロディが洗練されたと感じますが、このあたりどうなんでしょう。

小野﨑:そうですか! 嬉しい(笑)。まず1コーラス作ってというやり方は変わってなくて、メロディと歌詞を同時に、鼻歌を歌いながら作ってるんですけど。今回のTrack.4「Bad Day」は、メロディ先行で作ってるんです。やっぱりいつもと違うから、慣れるまでに時間がかかって。"あれ? これでいいのかな"って思いながらやっていたんですけど、馴染みましたね。うん、いいサビだなあ。

-そうですね(笑)。

小野﨑:ちゃんと聴いて意味もわかるし。みんなで楽しめるキメもあるし。すごく気に入ってますね。新しいことをやってみて、それでレコーディングでまた化けたなっていうのがあるので、よかったですね。

-ひらめきも多い時期でもあったんですね。

小野﨑:そうですね。あ、これかもしれないっていう。考えごとしながら歩いたりとか。メロディなら別に楽器がなくても曲作りできるし、電車乗ってるときに、ふんふんふんって鼻歌を歌ったりとか、それに歌詞をのせることもできるので。それで、ぱっとメモを開いて残したりするんです。そういうことをたくさんやってましたね。

-「Bad Day」はギターの重厚なフレーズが印象的ですが、イメージはあったんですか。

岩瀬:(小野﨑)建太が"これはこれこれこういう曲だから、爆発してくれ"みたいな(笑)。そういうアバウトなことを聞かされて――。

小野﨑:もっといい言い方あるでしょ(笑)。

岩瀬:あとは、夕焼けっぽいとかね。そういうイメージを取り込んで曲を何回も聴いてると、音が流れてくるので、それをギターにしていくという感じですね。

-先ほど小野﨑くんが、自分たちの好きなものをかっこいいと思うものを見つめ直したという話をしてましたが、今回の作品で何か、今までやっていたけれど今回やらなかったことだったり、新しくやってみたことは個人的にありますか。

岩瀬:ギターについてじゃないんですけど、とにかくみんなでいっぱい話し合ったということですかね。そこはかなりやったよね。楽曲に対しても、アルバムに対してもですけど、たくさん審議したっていうか。"ここはこうだよね"、"いやどう思う?"みたいな。そういうのは1番多かったアルバムじゃないですかね、僕の中では。

-結果、曲をより濃くできた。

小野﨑:いろんな確認をしながら、じゃあやってみようという時間までも短かくて。まずやってみよう、というまでの、タイムライン的なものをギュッ短くできたのから。それもいいふうに転がってくれたのかなと思いますね。