Japanese
SHIT HAPPENING
Skream! マガジン 2015年11月号掲載
2015.11.15 @代官山UNIT
Writer 吉羽 さおり
8月にリリースしたアルバム『Landmark』を携えた全国ツアー"Landmark TOUR 2015"が代官山UNITで最終日を迎えた。各地、多彩なバンドを呼び対バン形式で行なってきたツアーだったが、最終日はワンマン。今回のツアーの成果をたっぷりと見せるステージだ。
"いけるか!"という岩瀬晃二郎(Gt/Cho)の叫びとともに、アルバム『Landmark』のオープニングでもある「Howling」でスタートしたライヴ。このツアーがいかに充実していたかは、会場に響きわたった「Howling」の迫力あるアンサンブルが物語っていた。重みとキレとが増した梅田貴之(Dr/Cho)のドラムと今瀬智成(Ba/Cho)のベースが生む豪快なビートが、オーディエンスをがっちりと掴んで大きく揺さぶり、岩瀬はドライヴ感のあるギターを浴びせるとフロアの興奮が一気に高まる。フロントマンの小野﨑建太(Vo/Gt)は、会場の熱気を束ねるように歌のボルテージを上げていく。『Landmark』という作品自身、SHIT HAPPENING史上最もロックに振り切った、骨太なバンド・サウンドを聴かせるアルバムだが、ライヴで体感する4人のエネルギーはさらに高く、まっすぐに、フロアに突き刺さる。爽快な風を感じるライヴだ。その勢いのまま、「透明人間」、「Bad Day」と畳みかけるようにプレイし、序盤から飛ばしまくっていく。そして、オーディエンスの身体もすっかりほぐれたところで、さらに「GAME」、「Seeker」と体温を上げるようなスピード感のある曲を投下。勢いのある幕開けである。
2011年にリリースしたシングル表題曲「Train」でスタートした中盤にかけてのブロックは、『Landmark』の曲に、初期の曲を交えた内容。オーディエンスの歓声も一段と高く、「ペダル」や「Sign」にコブシがあがる。またMCでは、岩瀬が、最近かけたばかりという小野﨑のパーマをいじって、笑いを起こしたりと至って和やかなムード。"ステージに上がる前にちゃんと伸ばしてきたけど、ライヴといえばこの熱気、湿気ハプニングでしょ? みんなの盛り上がりに比例して、髪がくるくるになっていくから"と、自虐も交えていく小野﨑の言葉に、オーディエンスも拍手と歓声をあげた。笑いもつっこみも飛び交う中盤で、明るい一体感が生まれたところから、後半は序盤以上にハイスピードのメロディック・チューンで飛ばしていく。一緒に歌おうと呼びかけて「Yesterday」の高速ビートが高鳴ると、大きなシンガロングが巻き起こる。さらに、"ここからはアンセムを揃えたから"と小野崎が言い、「Over」、「Mind Strip」とタイトでパンキッシュな曲を続け、陽性のサビではじけていく「Paralysis」で踊り歌う。弛むことのないスピードと、ソリッドなバンド・アンサンブルには、『Landmark』というアルバムを作り上げてツアーで培ってきた自信という背骨がしっかり通っている。SHIT HAPPENINGの今が感じられる。そしてツアーの充実感をオーディエンスと分かち合うように、土産話もたっぷりと聞かせてくれた。ツアー車が新しくなったこと、今回のツアーを通して、友達と呼べるバンドがまた増えたこと、そんな友人たちの曲を今日の会場オープンからのSEでかけたこと。そして"僕らの生活とみんなの生活の答え合わせの場所がライヴ"だと小野﨑が語り、今それが最高の状態でできていることを伝え、ラストの「BUSTER」で今日1番となるシンガロングを巻き起こしていった。ドラムの梅田がラップをして盛り上げたりと、最後はパーティ感たっぷりだった。
この日のアンコールでは、『Landmark』収録曲「Come Back 17」にちなんで、メンバーが出会ってSHIT HAPPENINGとなっていくバンドの生い立ちから、ここに至るまでのストーリーが語られた。青臭さも滲ませつつ披露した「Come Back 17」、その流れからの懐かしい1曲「Kamihikouki」へというアンコールで、ここからまた広がっていくバンドの未来への思いものぞかせていった。ここでは、12月にはアコースティックでのワンマン・ライヴを行なうこともアナウンスされ、ツアーの成功とこれからのバンドの試みへ、会場から熱い拍手が贈られた。
- 1
LIVE INFO
- 2025.08.11
-
KING BROTHERS
ビレッジマンズストア
なきごと
セックスマシーン!!
PK shampoo
HY
ENTH × SPARK!!SOUND!!SHOW!!
Hakubi
KALMA
reGretGirl
PEDRO
レイラ
"LuckyFes'25"
shallm
Creepy Nuts
UVERworld / 羊文学 / WANIMA / アイナ・ジ・エンド ほか
- 2025.08.12
-
松永天馬(アーバンギャルド)
とまとくらぶ
プルスタンス
Creepy Nuts
- 2025.08.15
-
とまとくらぶ
"RISING SUN ROCK FESTIVAL 2025 in EZO"
HEP BURN
フレンズ
PK shampoo
YJC LAB.
千也茶丸×松本 大(Enfants)
CHASE ATLANTIC
ASP
"SONICMANIA"
- 2025.08.16
-
Bye-Bye-Handの方程式
reGretGirl
リーガルリリー
Eve
"RISING SUN ROCK FESTIVAL 2025 in EZO"
フレンズ
豆柴の大群
"SUMMER SONIC 2025"(大阪)
Faulieu.
Novelbright
Ivy to Fraudulent Game
レイラ
私立恵比寿中学
Keishi Tanaka / 荒井岳史 / TGMX(FRONTIER BACKYARD) ほか
Billie Eilish
ユアネス
"SUMMER SONIC 2025"(千葉)
- 2025.08.17
-
Bye-Bye-Handの方程式
reGretGirl
Eve
四星球 × G-FREAK FACTORY
PIGGS
金子ノブアキ
POP DISASTER / sfpr / waterweed
ビレッジマンズストア
PK shampoo
"SUMMER SONIC 2025"(大阪)
Novelbright
GOOD ON THE REEL
私立恵比寿中学
Billie Eilish
"SUMMER SONIC 2025"(千葉)
PENGUIN RESEARCH
- 2025.08.19
-
Hump Back
キュウソネコカミ
THE BAWDIES
YOASOBI
bokula.
- 2025.08.21
-
PENGUIN RESEARCH
THE BAWDIES
TENDOUJI
YOASOBI
GANG PARADE
金子ノブアキ
KALMA
キュウソネコカミ
"LIVEHOLIC / ROCKAHOLIC Candye♡Syrup (美容室) 10th Anniversary Party"
- 2025.08.22
-
奏人心
KING BROTHERS
"WILD BUNCH FEST. 2025"
TENDOUJI
THE BAWDIES
終活クラブ
YOASOBI
JunIzawa
ナナヲアカリ
Broken my toybox
RAY
フレンズ
Rei
キュウソネコカミ
- 2025.08.23
-
PENGUIN RESEARCH
KING BROTHERS
Maica_n
"MONSTER baSH 2025"
大森靖子
"WILD BUNCH FEST. 2025"
ぜんぶ君のせいだ。
LOCAL CONNECT
浪漫革命
リーガルリリー
Buzz72+
Appare!
佐々木亮介(a flood of circle)
w.o.d.
Eve
マオ(シド)
- 2025.08.24
-
大森靖子
"Sky Jamboree 2025"
KING BROTHERS
Maica_n
"MONSTER baSH 2025"
"WILD BUNCH FEST. 2025"
ぜんぶ君のせいだ。
cinema staff
LOCAL CONNECT
ビッケブランカ
Eve
マオ(シド)
小林柊矢 / 心愛 -KOKONA- / 虎鷹 / 荒木一仁 ほか
- 2025.08.25
-
Hump Back
神聖かまってちゃん
THE YELLOW MONKEY
RELEASE INFO
- 2025.08.11
- 2025.08.13
- 2025.08.15
- 2025.08.20
- 2025.08.22
- 2025.08.27
- 2025.08.29
- 2025.09.03
- 2025.09.05
- 2025.09.10
- 2025.09.12
- 2025.09.17
- 2025.09.19
- 2025.09.24
- 2025.09.26
- 2025.10.01
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
Organic Call
Skream! 2025年07月号