Japanese
SHIT HAPPENING
Skream! マガジン 2015年02月号掲載
2015.01.23 @代官山UNIT
Writer 吉羽 さおり
2014年7月にリリースしたミニ・アルバム『Ironic』を引っ提げて、8月から"Ironic TOUR"を行ってきたSHIT HAPPENING。そのファイナルとなる代官山UNITでのワンマン・ライヴは、大合唱の夜になった。ツアー半ばでシングル『透明人間e.p.』をリリースし、そのインタビューの際に小野﨑建太(Vo/Gt)は、"今回はリリースからツアーまで少し時間があったので、みんな曲を覚えてくれた。大成功"と語っていたけれど、ツアー・ファイナルとなればそこにさらなる一体感も加わって、とてもいい雰囲気。自ずとシンガロングが起こり、手拍子をしたり、ジャンプをしたり、会場には明るい空気が充満している。4人のバンド・サウンドもスピードにのり、グルーヴが生まれ、観客を引っ張っていく。このツアーの充実感を物語るような、力強く、開放感に満ちたステージだ。
『Ironic』と同様に、「Paralysis」でライヴはスタート。SHIT HAPPENINGの楽曲の中でも高速で、キャッチーなサビを持った幕開けにふさわしい曲で、会場の熱も一気に上昇。バンドのテンションや状態もすこぶるいいようで、"いくぞ!"の声で梅田貴之(Dr)がキレのいいドラムロールを披露すれば、"今日はファイナルだから、ドラムロールもちょっと長め?"とすかさず岩瀬晃二郎(Gt)が突っ込んだり、ベースの今瀬智成(Ba)は淡々とクールにサウンドを支える。そして小野﨑は、観客を盛り上げながらその声を大きくしていく。新旧の曲を織り交ぜたセットリストで、"外は寒いけれど、ここは夏にしよう"と空をブライトにしていくような「Summer」を披露したり、あるいはドライヴ感あふれるアンサンブルにサビのシンガロングが映える「BUSTER」や、パンキッシュな「Yesterday」といったこれまでの曲にも、ビルドアップされたバンド・サウンドで今のエネルギーが吹き込まれる。作品ではメロディや歌を真ん中にして、ぐっと押し出していくようなサウンドになっているけれど、ライヴではとことんエモーショナル。4人がせめぎ合い、スリリングに駆け引きするようにしてアンサンブルを組み立てていくことで、どんどんとハイ・ボルテージに向かって突き進む。そしてヴォーカルもまた、躍動的に、リズミカルにサウンドにのっていく。
"いろんなところで曲をかけもらって聴いてもらうことももちろん嬉しいけれど、こうやってライヴという場で、みんなで一緒に曲を更新していくのは最高のこと"、そして"これまでは自分のために曲を書いていたところはあったけれど、今は、目の前にいる誰かのために、誰かに向けて曲を書いている"と、小野﨑は語る。ライヴの興奮と、ファンの熱気とで感情が揺さぶられるのか、とにかく今伝えたいことをすべて言いたい!ってくらいに溢れ出る思いが止まらないMCで、多少こんがらがってはいたけれども、言葉で足りない分は歌にして、サウンドにして爆発させていった。フロアを眺めながら、"当たり前だけど、スタジオでやってる感じとは全然違うんだよ"なんて言っていたけれども、彼ら自身、これまで幾度となくライヴを重ね、何本ものツアーをしてきたバンド。それでいながら、なんともピュアにこんなことを言えてしまうのを微笑ましく思って観ていたけれど、きっとそれだけ、彼ら自身が思い描いているライヴの形なり、SHIT HAPPENINGのこの4人がやりたいことを、より掴んできているということでもあるのだろう。その手応えみたいなものを得たのが、このツアーだったのだと思う。
疾走感のあるメロディック・チューン「透明人間」など、後半も怒涛の勢いで突っ走っていった4人。今年はこれからまた曲を作って、年内にも作品を発表すると宣言すると、フロアから一段と大きな歓声が沸き上がった。とはいえ、2月には"北風と太陽達"と冠した対バン・ツアーがスタートし、しばらくはライヴ三昧となりそうだが、今回のツアーで体感した熱量は、次なる作品として還元されていくはずだ。アンコールも含めて約1時間半、今のSHIT HAPPENINGが凝縮されたライヴだった。
- 1
LIVE INFO
- 2025.10.26
-
フラワーカンパニーズ
DOES
センチミリメンタル
THE BACK HORN
Lucky Kilimanjaro
東京スカパラダイスオーケストラ
崎山蒼志
PIGGS
KANA-BOON
eastern youth
渡會将士
森 翼
超能力戦士ドリアン
優里
bokula.
モーモールルギャバン×ザ・シスターズハイ
オレンジスパイニクラブ
Appare!
ポルカドットスティングレイ
Age Factory
古墳シスターズ
Cody・Lee(李)
DeNeel
Mrs. GREEN APPLE
osage
阿部真央
moon drop
jizue
DYGL
INORAN
OASIS
ACIDMAN
9mm Parabellum Bullet
I Don't Like Mondays.
- 2025.10.27
-
YOASOBI
錯乱前戦
Damiano David(MÅNESKIN)
- 2025.10.28
-
終活クラブ
SIX LOUNGE
アイナ・ジ・エンド
YOASOBI
吉澤嘉代子
藤巻亮太
超能力戦士ドリアン
サニーデイ・サービス × NOT WONK
リュックと添い寝ごはん
- 2025.10.29
-
吉澤嘉代子
Damiano David(MÅNESKIN)
amazarashi
キュウソネコカミ
moon drop
怒髪天
- 2025.10.30
-
超☆社会的サンダル
LONGMAN
YOASOBI
凛として時雨
夜の本気ダンス
キュウソネコカミ
SIX LOUNGE
打首獄門同好会
Nikoん × Apes
挫・人間
- 2025.10.31
-
すなお
ExWHYZ
吉澤嘉代子
東京スカパラダイスオーケストラ
LONGMAN
YOASOBI
ガガガSP
フリージアン
FINLANDS
Newspeak
夜の本気ダンス
go!go!vanillas
超能力戦士ドリアン
インナージャーニー
岸田教団&THE明星ロケッツ
ポップしなないで
RAY
アイナ・ジ・エンド
- 2025.11.01
-
東京スカパラダイスオーケストラ
怒髪天
PIGGS
超☆社会的サンダル
ポルカドットスティングレイ
MONOEYES
シド
LACCO TOWER
Mrs. GREEN APPLE
ズーカラデル
LiSA
Omoinotake
"ボロフェスタ2025"
ドミコ
TOKYOてふてふ
Dannie May
SIX LOUNGE
hockrockb
go!go!vanillas
osage
RADWIMPS
The Biscats
brainchild's
ぜんぶ君のせいだ。
INORAN
chilldspot
moon drop
インナージャーニー
KANA-BOON
AFTER SQUALL
松永天馬(アーバンギャルド)
NANIMONO
愛美
CYNHN
DeNeel
kobore
the cabs
離婚伝説
[Alexandros] / WANIMA / UNISON SQUARE GARDEN / くるり ほか
- 2025.11.02
-
osage
OKAMOTO'S
PIGGS
HEP BURN
秋山黄色
吉澤嘉代子
MONOEYES
セックスマシーン!!
ビレッジマンズストア
離婚伝説
Mrs. GREEN APPLE
ズーカラデル
"ボロフェスタ2025"
KING BROTHERS
wacci
Laura day romance
PIXIES
Devil ANTHEM.
TOKYOてふてふ
RADWIMPS
Dannie May
ぜんぶ君のせいだ。
INORAN
キタニタツヤ
moon drop
KANA-BOON
AIRFLIP
ハンブレッダーズ×秀吉×囲碁将棋
羊文学 / sumika / クリープハイプ / マルシィ ほか
私立恵比寿中学
The Biscats
WtB
:[Alexandros] / 10-FEET / go!go!vanillas / マカロニえんぴつ ほか
bokula.
- 2025.11.03
-
irienchy × no more
NANIMONO
秋山黄色
フレデリック
怒髪天
OKAMOTO'S
東京スカパラダイスオーケストラ
Devil ANTHEM.
ポルカドットスティングレイ
セックスマシーン!!
キタニタツヤ
シド
LiSA
"ボロフェスタ2025"
yama
キュウソネコカミ
愛美
brainchild's
藤巻亮太
AIRFLIP
私立恵比寿中学
Bye-Bye-Handの方程式
moon drop
SCOOBIE DO
the telephones
フラワーカンパニーズ
清 竜人25
THE BACK HORN
凛として時雨
Age Factory
hockrockb
LACCO TOWER
阿部真央
- 2025.11.06
-
RADWIMPS
古墳シスターズ
ねぐせ。
超能力戦士ドリアン
吉澤嘉代子
TENDOUJI
東京スカパラダイスオーケストラ
THE SPELLBOUND
LEGO BIG MORL
LONGMAN
キュウソネコカミ
フィロソフィーのダンス
夜の本気ダンス
GLIM SPANKY / 神はサイコロを振らない / レトロリロン
礼賛
ブランデー戦記
- 2025.11.07
-
YONA YONA WEEKENDERS
コレサワ
Rei
SIX LOUNGE
古墳シスターズ
あたらよ
Chimothy→
NANIMONO
超能力戦士ドリアン
崎山蒼志
ザ・シスターズハイ
MONOEYES
インナージャーニー
PompadollS
LEGO BIG MORL
androp
reGretGirl
終活クラブ
フレデリック
DOES
brainchild's
LUCKY TAPES
大橋ちっぽけ
BLUE ENCOUNT
- 2025.11.08
-
Mrs. GREEN APPLE
ズーカラデル
ねぐせ。
FINLANDS
フラワーカンパニーズ
NANIMONO
Rei
SCOOBIE DO
打首獄門同好会
離婚伝説
PIGGS
終活クラブ
東京スカパラダイスオーケストラ
moon drop
キュウソネコカミ
eastern youth
wacci
Cody・Lee(李)
フレデリック
osage
怒髪天
優里
ASH DA HERO
irienchy × no more
パスピエ
MONO NO AWARE / ウルフルズ / Jeremy Quartus(Nulbarich) / SIRUP ほか
向井秀徳 / the band apart / ラブリーサマーちゃん / サニーデイ・サービス / 石野卓球 ほか
ザ・シスターズハイ
藤巻亮太 / SHE'S / SOIL&"PIMP"SESSIONS / 寺中友将(KEYTALK) / CENT ほか
ビレッジマンズストア
- 2025.11.09
-
コレサワ
Mrs. GREEN APPLE
Laura day romance
ねぐせ。
NANIMONO
SUPER BEAVER
フラワーカンパニーズ
あたらよ
ズーカラデル
osage
FINLANDS
SCOOBIE DO
MONOEYES
Devil ANTHEM.
崎山蒼志
打首獄門同好会
キタニタツヤ
リュックと添い寝ごはん
LUCY
水平線
KANA-BOON
ラックライフ
暴動クラブ
東京スカパラダイスオーケストラ
chilldspot
インナージャーニー
ドミコ
森 翼
PompadollS
Appare!
キュウソネコカミ
eastern youth
Cody・Lee(李)
BLUE ENCOUNT
優里
岸田教団&THE明星ロケッツ
Rhythmic Toy World / BIGMAMA / LACCO TOWER / kobore ほか
ASIAN KUNG-FU GENERATION / SHISHAMO / 水曜日のカンパネラ / TENDRE ほか
シド
"四星球放送局FESTIVAL"
Dannie May
a flood of circle
センチミリメンタル
怒髪天
RELEASE INFO
- 2025.10.26
- 2025.10.29
- 2025.10.30
- 2025.10.31
- 2025.11.05
- 2025.11.07
- 2025.11.09
- 2025.11.10
- 2025.11.11
- 2025.11.12
- 2025.11.14
- 2025.11.17
- 2025.11.18
- 2025.11.19
- 2025.11.21
- 2025.11.26
FREE MAGAZINE

-
Cover Artists
暴動クラブ
Skream! 2025年10月号






















