Japanese
Kidori Kidori
2014年08月号掲載
Member:マッシュ (Vo/Gt) 川元直樹 (Dr/Cho)
Interviewer:岡本 貴之
-マッシュさんは川元さんのドラムについていかがですか?
マッシュ:僕はもう、ドラムを愛してやまないんで、めっちゃ言いますね。めっちゃめちゃ言います。
-レッチリのChad Smithみたいにこうしてくれ、とか?
マッシュ:そう、Chad Smithみたいにこういうノリとか、誰々のあの曲っぽい感じとか。なんならこういうドラム・パターンで、この中で遊べとか。結構ドラムに関しては口うるさいです。そのくせ仮にギターのことを何か言われたら"うるさいボケ!黙っとけ!"しか言わない(笑)。
川元:"これがええねん!""ああ、そうか"って(笑)。
-でもこういうやりとりを遠慮なくできることが、幼馴染でやっているバンドの良さなんでしょうね。
マッシュ:ああ~確かにそうかもしれないですね。人にこういうことを言われたら嫌やろうな、というポイントも知ってるけど、別に俺が言ってもなんとも思われへんのも知ってるし。逆もきっとそうやし。だから遠慮はないよね?あんまり。
川元:そうやな。1回、持ってきたドラム・パターンをちゃんとコピーしてちゃんと叩いて"ああ、なんかそれちゃうわ"って言われたときに、普通だったら喧嘩になっててもおかしくないと思うんですけど"ああ、そっか"って、ベストに持っていけるように気持ちを切り替えようとするし、お互いに遠慮はないし文句も言いやすいです。
マッシュ:だから音に妥協はないですね。
-マッシュさんは帰国子女ということですが、英語で歌うということは自然なことだったんですか?
マッシュ:洋楽が好きやったんで、最初は洋楽みたいなことをしたかったんですよ。でも自分だけじゃなくて人もカッコイイと思うものを作らないといかん、ただたんに洋楽の真似をするんじゃなくて、僕は日本人で日本で育ったんで、日本らしさを曲の中に入れてやることも大事だと思って。それを英語でやることで、そういうものこそ世界に出て行くべきだと思ったんです。僕らの歌詞の内容はお堅いことを言っているんで、日本語でやると堅くなっちゃうというか。それは"カッコイイ"というものを目指す上では違うな、と思ったんで、英語で自分のメッセージを伝えながらやってます。ライヴでは伝わらないですけど、歌詞カードを手にしてもらってやっとわかってもらえることではあると思うんで。それに怒っていたら怒っている声が出ているはずだし、ちゃんと感情を込めて伝わるようにしっかりと演奏するのは僕の頑張りでなんとかなると思っています。だから特殊だとは思うんですけどね。所謂白人に憧れてロックをやっているわけじゃないから。ある種個性的というか、"珍味感"と僕は呼んでるんですけど(笑)。
-珍味ですか(笑)?
マッシュ:らっきょうになりたいと言っているんですよ(笑)。らっきょうっていつもカレーの横にいるじゃないですか。蚊帳の外にはなっていなくて、脇役としていつもちゃんといる。僕らは、そのらっきょうの中で最高のらっきょうになれればそれはすごい面白いはずだから、自分のやる気のポイントにしてて。だから英語を自然にやってるというよりは、考えた結果そうしているということですね。
-英語で歌っているとライヴでは歌詞が伝わらないという、ジレンマを感じたこともありますか?
マッシュ:先ほど言ったように"怒ってたら怒っている音が出る"というのは僕が頑張れば伝わると思っていて。むしろ"英語だから"って聴いてももらえない方がつらいというか。聴いてもらえばカッコいいと思ってもらえるという自信はあるので。それこそ本当に代わりのいないバンドだと思っていて、Kidori Kidoriみたいなバンドが他にいたら教えてほしいと思ってますから、ずっと。けど、まあいないやろうな、と思うから。でも英語でやってるから聴いてもらえないという謎の壁があるんですよ。それがジレンマですかね。
-とっつきにくいと思われるんでしょうかね?洋楽を聴かないから英語の曲は聴かない、とか?
マッシュ:どうなんですかね?僕は英語だろうがフランス語だろうが全く言語に対する壁を感じない人間なんで、そういう人たちの気持ちを100%理解することはできないんですけど。でも"聴かないよ"っていう何かしらの壁がある人もいるんだろうと思うし、それをとっぱらう何か、わかりやすい馬鹿なドラムがいて、とか(笑)をプッシュすればそこから興味を持って聴いてもらえるかなって。聴いてもらえればこっちのものだと思ってますから。
-ただ、『El Blanco2』はキャッチーで疾走感のある曲が耳に入ってきて興味を惹かれるという意味でそれは成功しているように思えます。そういう試行錯誤が実を結んでいるという実感は今作にありますか?
マッシュ:う~ん、ずっと試行錯誤してきているんですけど、でも時が経って"ああここが足りなかったなあ、ここはこうしたらこうなったな"とかいうことはあって。もちろん出したときはパーフェクトなものを作ったと思って出しているんですけど、時間が経ってライヴで演奏しているうちに、少しずつ時代も変わってきたりとかで"今ならこういう方が面白いな"とかいう思いもあります。今回の内容に関しては、今までで1番"攻撃力"のある音源になったんじゃないかなと思うんですよ。今自分らの置かれている環境の歌というのと、同時に深みもあるというか。今自分が抱いている世の中への印象が面白くないな、という気持もあるから、それを皮肉ったものを作ってみたりとか。いつだって手応えはあるけど、確かに言われてみると1番僕の目指しているものが出来たかもしれないですね。"カッコイイもの""俺もみんなもカッコイイと思えるもの"という部分では今までの中では今作が1番近いかもしれないですね。
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