Japanese
GOING UNDER GROUND
2012年11月号掲載
Member:松本素生 (Vo/Gt)
Interviewer:吉羽 さおり
―なるほど。一回ボツにしたときの曲っていうのはここには残ってないんですか。
残ってますよ。“コーンフレークダイアリー”と“Shining”と、あとはシングルだった“愛なんて”と、“1998~土曜日の夜、日曜日の朝~”はそのときから残ってる曲ですね。
―ああ。なんとなく匂いはあったんですね、そのボツとなった作品にも。
そうですね。気持ちがマイナスになるものとかはみんなそうだと思うけど、今そんなに必要ないし、聴きたくないなみたいのはあるじゃないですか。それはもう生理的なところで。そういう匂いがするなみたいな曲はライヴでやってもノレないから自ずとはずれていくし。
―かといって、押せ押せの曲でもないっていうのが今作だと思うんですよね。アレンジもそうですが、いいレイドバック感があって。ある年代にとってはすごく懐かしいなという雰囲気が匂う、80年代感、シティ感が流れていて。
家で聴いていて聴けるアルバムにしたかったんですよね。それも自分で、すげえ年をとったなと思ったんですけど(笑)。それこそ中学校とか高校の頃は、一晩かけてパンクのレコードとか聴いてても燃えてるくらいだったのが、30歳くらいになると哀しいかなずっと聴けないんですよね。単純にそういうことを考えたときに、自分のリビングのステレオの脇に置いてあるCDとかも段々、自分の好みだと思うんだけど、歌があって、なお且つ聴いていてそんなに押しつけがましくなくてっていうものになっていて。そこは忠実にしたかな、アルバム作るときに。曲順もそうだし、ミックスの感じもそうだし。まずは、自分で聴けるもの、聴きたい音にしたかったっていうのがいちばんですかね。そこに、1年7カ月かかったっていうか。でもほんとにそれでいいんだっけ?とか、みんな思うじゃないですか。これで正解だっけ?とか。でもその、1回、1回正解を出すことって、俺たちのバンドにとっては意味があることかなとか。単純にこれからも転がり続けていこうって4人ががっちり組んだときに、1枚、1枚で正解を出さなきゃいけないのが必要かなっていう。それも、わりと話をして。段々と4人が一丸となっていったっていうのがあって。それで、一丸となったところに丈さんから『Roots &Routes』っていうタイトルが出てきて。ああなるほどっていうところで、どんどん決まっていった感じですかね、おおざっぱに言うと。
―そこから音の匂いや温度感もフィットするものが出てきた。
まあ、どうしようもないアレンジもありましたけどね。これはいかんなあ、いよいよ辞めなきゃダメだぞっていうのもいっぱいあったし(笑)。すげえいい曲できたと思ったら、AKB48 の曲とそっくりだったりとか。全然ありましたよ。ほんとそれはショックだった。別にAKBが悪いとかじゃなくて、自分がそんなにも感化されてたんだっていうところでショックでしたね。これは絶対きただろうって持って行ったのに、AKBだねこれって言われたとき、鼻血出そうなくらい恥ずかしかったですよね。マジで?!って、Youtube開いて聴いてみたりして……今日は帰るわって(笑)。あとは今回、丈さんが自分のスタジオを作ったから、それがでかかったのもありましたね。家も近所だから、ぷらっと行って。基本そこで作業はしてましたね。外のスタジオにも録りに行きましたけど。最終調整はそのスタジオで全部やって、っていう感じでしたね。
―自分たちのスタジオができると時間に制限なく作業もできるし、やれることが増えますよね。
どっちもどっちだと思いますけどね。バンドにとっていちばんいいのは、超うまくて1テイクですべて録れてっていうのがいちばんいいんじゃないですかね。だから、丈さんは丈さんでそこは自分の仕事場だから、たとえば“シナリオライター”っていう曲は最初は弾き語りの牧歌的な曲だったんですけど、丈さんが「ちょっと大まかなアレンジをざっくりやってみていい?」って言って、翌日スタジオに行ったらこういう感じになっていて。いいじゃんみたいなことだったり。そういうのが多かったかな、今回は。だから、込める曲にはものすごくこだわりを込めたりしたんですけど、そうじゃない曲もあって。それは、込めたからと言っていいものになるかって言ったらならないものもあるっていう。そういうところも結構新しいのかもしれない。友達とかにマスタリング前のものをいろいろ聴かせたらみんな、前作と全然ちがうねって言っていて。それはもちろんいい意味で言ってくれているんですけど。そういうところですかね。なんか、汗かいてないとライヴやってる気がしない感じってあるじゃないですか。バンドで若いころだと。もう、冷房とか切っちゃっていいんでとか(笑)。むかしはそれでテンション上げてできたんですけど、それだと単純に自分のテンションが上がってるだけで、残すものと考えたときにテイク的には全然よくねえぜっていうところですかね。
LIVE INFO
- 2025.12.12
-
Hump Back
VII DAYS REASON
Chimothy→
崎山蒼志
LiSA
Another Diary
凛として時雨
TOMOO
Nikoん
BIGMAMA
PENGUIN RESEARCH
moon drop
ねぐせ。
私立恵比寿中学
くるり
PEDRO
サカナクション / Creepy Nuts / 羊文学 / ちゃんみな ほか
flumpool
the shes gone
VOI SQUARE CAT
SAKANAMON / Broken my toybox / SPRINGMAN / KEPURA
BRADIO
ザ・クロマニヨンズ
僕には通じない
LONGMAN
- 2025.12.13
-
MONOEYES
"DUKE×GREENS presents わちゃごなどぅ -whatcha gonna do-"
ぜんぶ君のせいだ。
VII DAYS REASON
Vaundy / THE ORAL CIGARETTES / sumika / マカロニえんぴつ ほか
UVERworld
eill
フラワーカンパニーズ
LITE
DURAN
SHERBETS
清 竜人
ポルカドットスティングレイ
moon drop
Nikoん
石崎ひゅーい
吉井和哉
9mm Parabellum Bullet
Cody・Lee(李)
flumpool
東京スカパラダイスオーケストラ × HEY-SMITH
[Alexandros]
Appare!
秋山黄色
藤沢アユミ
キタニタツヤ
THE SPELLBOUND
- 2025.12.14
-
downy / toe / unripe / aieum
(sic)boy
VII DAYS REASON
LiSA
ねぐせ。
10-FEET / クリープハイプ / go!go!vanillas / Saucy Dog ほか
UVERworld
ぜんぶ君のせいだ。
Devil ANTHEM.
フラワーカンパニーズ
TOMOO
NEE
"DUKE×GREENS presents わちゃごなどぅ -whatcha gonna do-"
OAU
PEDRO
Nikoん
石崎ひゅーい
kobore / Suspended 4th / ザ・シスターズハイ / ザ・シスターズハイ ほか
鶴
SHERBETS
RADWIMPS
9mm Parabellum Bullet
PENGUIN RESEARCH
MOSHIMO
スカート
PHALUX
Bimi
ASP
22/7
古墳シスターズ
クジラ夜の街
[Alexandros]
キタニタツヤ
- 2025.12.15
-
MONOEYES
Kroi
GODSPEED YOU! BLACK EMPEROR
anewhite
山田将司(THE BACK HORN)/ 大木伸夫(ACIDMAN)/ 内澤崇仁(androp)/ 村松 拓(Nothing's Carved In Stone) ほか
TOOBOE
Mrs. GREEN APPLE
Hump Back
- 2025.12.16
-
くるり
SPARK!!SOUND!!SHOW!!
優里
YOURNESS
GANG PARADE
ザ・クロマニヨンズ
GODSPEED YOU! BLACK EMPEROR
Mrs. GREEN APPLE
- 2025.12.18
-
桃色ドロシー
あいみょん
くるり
Nikoん
東京初期衝動
The Ravens
リーガルリリー
ザ・クロマニヨンズ
点染テンセイ少女。
渡會将士
高岩 遼
カメレオン・ライム・ウーピーパイ
Homecomings
PompadollS
- 2025.12.19
-
(sic)boy
Helsinki Lambda Club
桃色ドロシー
ガラスの靴は落とさない
Nikoん
flumpool
吉井和哉
東京初期衝動
LiSA
BIGMAMA / THE BOYS&GIRLS / KALMA / オレンジスパイニクラブ / ハク。
SHERBETS
VII DAYS REASON
キノコホテル
羊文学
僕には通じない
Mrs. GREEN APPLE
BLUE ENCOUNT
- 2025.12.20
-
NANIMONO
PENGUIN RESEARCH
LACCO TOWER
RADWIMPS
ポルカドットスティングレイ
ぜんぶ君のせいだ。
The Cheserasera
flumpool
ハシリコミーズ
ZOCX
クジラ夜の街
ExWHYZ
浪漫革命
mudy on the 昨晩
"MERRY ROCK PARADE 2025"
ザ・クロマニヨンズ
Awesome City Club
SPECIAL OTHERS
LUCY
アイナ・ジ・エンド
め組
ACIDMAN
UVERworld
パピプペポは難しい
eastern youth
Mrs. GREEN APPLE
優里
- 2025.12.21
-
NANIMONO
The Biscats
桃色ドロシー
クジラ夜の街
RADWIMPS
LACCO TOWER
NEE
東京スカパラダイスオーケストラ
GLIM SPANKY
フラワーカンパニーズ
MOSHIMO
DURAN
(sic)boy
"MERRY ROCK PARADE 2025"
VII DAYS REASON
ザ・クロマニヨンズ
LiSA
Appare!
Newspeak
齋藤知輝(Academic BANANA)
Keishi Tanaka
鶴
清 竜人25
MONOEYES
暴動クラブ
UVERworld
OKAMOTO'S
優里
- 2025.12.22
-
DOES
東京スカパラダイスオーケストラ
フラワーカンパニーズ
Kroi
FINLANDS
アーバンギャルド × 氣志團
あいみょん
RELEASE INFO
- 2025.12.12
- 2025.12.17
- 2025.12.19
- 2025.12.20
- 2025.12.21
- 2025.12.22
- 2025.12.24
- 2025.12.26
- 2025.12.29
- 2026.01.01
- 2026.01.04
- 2026.01.06
- 2026.01.07
- 2026.01.09
- 2026.01.11
- 2026.01.14
FREE MAGAZINE

-
Cover Artists
ZOCX
Skream! 2025年12月号











