Overseas
THE JON SPENCER BLUES EXPLOSION
2012年10月号掲載
Member:Jon Spencer (Vo/Gt) Judah Bauer (Gt/Vo) Russell Simins (Dr)
Interviewer:伊藤 洋輔
-なんかホッとします(笑)。では、『Meat And Bone』というこのシンプルなタイトルがすべてを言い表すメッセージのように思えますが、このタイトルに込めた想いを聞かせてください。
うん、とてもシンプルだし......というかシンプルにしたかったんだ。原点回帰するような、オールド・ファッションに。歌詞にも表れているけど過ぎゆく時間や年齢のこと、人は歳を重ねて経験を積み賢くなっていくだろう? 今は俺たちがそんなバンドになった気分なんだ。このアルバムは若いバンドではきっとできなかったと思う。サウンドの迫力とか勢いってのは若い頃のほうがあっていいとは思うけど、言葉の重みとか巧みなアレンジとか、これまでの経験があるからこそ出せたものだ。それにジョークもさえてくると付け足しておこうか(笑)。それから、新たなTHE JON SPENCER BLUES EXPLOSIONが始まるぞっていう意識もあるかな。
-うんうん、それすごくわかります! 個々の楽曲について伺いますが、オープニングは最高にかっこいいギター・リフが炸裂する「Black Mold」です。リード・トラックでもあり、まさにジョンスペの完全復活を宣言するような気概に満ちていますが、この曲の背景やインスピレーション源など、制作エピソードを聞かせてください。
オーケー。この曲は去年ニューヨークを襲った嵐について書いた曲なんだ。こんな北まで嵐がくるってことは珍しいことだったんだよね。普段はハリケーン・カトリーナなんかそうだったけど、もっと南で起こる。だから普段から慣れていない突然の嵐にニュー・ヨーク市民はみんな戸惑ったんだ。多くの人がこの災難を乗り越えて心が強く鳴ったと語った。環境変化や地球温暖化なんかは人間に多くの影響を与える、と。この嵐で自分の地下室も水浸しになったよ。古いレコードをたくさん段ボールに入れて置いていたんだけど、結構ダメになったね......思い出すと今でも悔しいな。それで好きだったレコードが濡れたまま放置していたら苔が生えてしまった。その苔(Mold)のことを歌っているんだ。トラディショナルなブルース・ロックに乗せてね。最高にヘヴィなギター・リフは悔しさの憂さ晴らしって意味もあるかな(笑)?
-次に日本のGUITAR WOLFに喧嘩を売ってるような(例えですよ!)「Danger」の疾走感も最高です! 実際、レコーディングも"危険な"テンションで行なわれたのでしょうか?
ハハハ、そんなことはない。え~っと......曲の中には一瞬でまとまってすぐに演奏できる曲と、しばらく頭をよせあって考えて考えてやっと出来上がってくる曲があるんだ。実はこの曲を完成させるのには時間が掛かったんだよ。勢いに任せて完成させたように聴こえるかもしれないけど、何がベスト・アプローチかしばらく悩んで完成させたのさ。もしかしたら、その悩んでる姿が危険な男のように見えたかもしれないけどな(笑)。
-Live on KEXPで「Black Thoughts」のパフォーマンスを観ましたが、James Brownに負けず劣らないファンキーなヴォーカリゼーションで最高にかっこよかったです! ライヴ映えする1曲とも感じますが、この楽曲に込めた想いとは何でしょう?
おうおう、あれ観てくれたの? あのファンキーなノリがJames Brownかって? ハハハ、こりゃいいや! 小さなブースに閉じ込められたけど、パフォーマンスはすごく楽しかった! あれは最高にブルースでパンクでロックンロールで......○△◇□☆(以下、最高のテンションでまくし立て聞き取り不可)。
-え~......では落ち着いて(笑)、新作を聴いてやはり痛感したのは"ブルースのモダナイズ、またはリスペクト"という普遍のJON SPENCER BLUES EXPLOSION原理です。改めて、ブルースの魅力、引いては自身が愛する音楽とは何かを語って頂けますか?
ブルースの魅力とは......ブルースとは何か......やっかいな質問がきたな(笑)。それは......今も理解しようと努力している途中なのさ。ブルースってとてもミステリアスで不思議な魔力に満ちていると思うんだ。魔力、そう魔力なんだ。だから答えが出ないのさ。抽象的で曖昧にして適当に答えているわけじゃないから誤解するなよ。俺たちはその魔力に引き込まれて抜け出せないでいる。その意味もわからず......ホント、ブルースって奴はストレンジなものだと思うよ(笑)!
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