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DISC REVIEW

Overseas

Freedom Tower - No Wave Dance Party 2015

8年ぶりにリリースした前作『Meat And Bone』を原点回帰と絶賛する人たちも少なくないが、原点回帰というなら、ルーツなロックンロール路線だった前作よりも断然、R&B/ファンク/ヒップホップに改めて取り組んだこちらだろう。ジャンクなロック・サウンドとブルース/R&B/ファンク/ヒップホップの組み合わせこそがJSBXの真骨頂。そこに20年のキャリアに相応しい円熟と老獪さが加わった現在のJSBXはまさに無敵と言ってもいい。Amy Winehouseの『Back To Black』他、多くの名作を生んできたニューヨークのハウス・オブ・ソウルことDaptone Studiosでレコーディングを行い、最高のサウンドとともにとらえた3人のケミストリーを聴けば、誰もが再始動後の彼らが絶好調だと確信するはずだ。(山口 智男)