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INTERVIEW

Japanese

GOING UNDER GROUND

2011年04月号掲載

GOING UNDER GROUND

Member:松本素生(Vo&Gt) 中澤寛規(Gt&Vo)

Interviewer:伊藤 洋輔


-おふたりのお気に入りの楽曲は何でしょうか?

松本:今の気分では「LONG WAY TO GO」かな?Johnny Marrって言えたから(笑)。すげえずっと言いたかったんですよ。

-THE SMITHS好きなんですか(笑)?

松本:友達がSMITHSにインスパイアされて服作るって言うから、俺たちに第何次かわからないSMITHSブームがきたんですよ(笑)。だからフレッシュな言葉を叫べて嬉しかったです。

中澤:僕はね、その質問がきたら必ず答えようと決めている楽曲があって、「ベッドタウンズチャイム」なんです。これはヒダカさんと「LISTEN TO THE STEREO!!」と「LONG WAY TO GO」の2曲を作り終えた後で、そこでさっき言ったバンドのフィジカルさをこの手に取り戻したと確信した直後に作った曲なんです。「LONG WAY TO GO」のレコーディングを終えた後に、明日スタジオで録る曲ないから何か作るかってノリでそのままセッションして、1時間くらいで作ってしまったという(笑)。だからこの曲を聴く人には1時間で作ったけどこのクオリティでこのグッド・メロディだぜって誇りたいんです!

松本:やめてよ、そんなに俺を褒めないで(笑)。

中澤:いやいやいや!お前だけじゃないから(笑)。あのイントロ、俺だからね。

-(笑)。そろそろまとめに入りますが、もうすぐ結成20年にもなりますが、これまで続けられた秘訣とは?

松本:秘訣かぁ……わりと音楽が手段じゃなかった集団なんですよね。俺らは心底普通にただ音楽が好きな集団というだけなんです。だから思惑があまりないっていう、馬鹿で田舎者だし(笑)。それでね……20年選手をみてるとたいがい馬鹿なんですよ(笑)。

中澤:(笑)。

松本:いい意味でね(笑)!そこに俺らも加わっちゃったなぁってことなんですかね。

-なるほど(笑)。こう話をしていくと、今現在バンドのフィーリングがすごくいいのが伝わってきますよ。

松本:やっぱ10年やって良くなかったら早々と辞めてますから(笑)。ねえ?そうやってみんな辞めてくもんね。

中澤:うんうん(笑)。あとモチベーション低いのとかバレますよ、やっぱり。さっきの『LUCKY STAR』より新作のギターが前に出ているっていうのとか、あれもバレなんですよね。実際人の作品聴いてもなんかわかっちゃうんです。

松本:まぁしょうがないよね。バンド・ライフなんていろんなことが起こるから。ただ今俺らは本当に楽しいっていう状態に戻れてるというのは、すごく嬉しいですね。

-今後の目標は?

松本:とりあえずあと10年じゃないですか?ここで武道館目指しますとか言うと、達成してしまった後にテンション落ちちゃうからね?俺らそうだったじゃん。

中澤:ああ、そういうこと(笑)。

松本:とにかく10年と。で、10年続いたらさらに10年と、その単位で頑張って行こうと思います。

-最後に、今だからこそ伝えたいメッセージとは?

松本:う~んと……今まさに正解不正解がみえない時だと思うんですよ、何やるにしても。札幌公演とかすげえ不安でしたもん、ライヴやる空気じゃねぇなぁって。だけどひとつだけ言えるのは、負の感情に身をまかせちゃうとすぐ吸い取られちゃうと思うんで、それだけは避けるべきだって俺たちは思っていて、言葉にすると簡単だけど、とにかく前向きになるように俺らができることはやる、ということだけですね。ミュージシャンだから歌うという……松山千春さんがなんかいいこと言ってたけど、「金ある奴は金を出せ。力ある奴は力出せ。何もない奴は元気出せ!」ってtwitterでみつけて、そういうことなんだと思います。