Skream! | 邦楽ロック・洋楽ロック ポータルサイト

MENU

INTERVIEW

Overseas

THE PRODIGY

 

THE PRODIGY

Member:Liam Howlett(Music composer) &Keith Flint(Dancer, Vocalist)

Interviewer:Yuzuru Sato, translation by Mariko Shimbori


-PENDULUM、HADOUKEN!など「THE PRODIGYの子供たち」とも言えるバンドたちの台頭をどのように評価しますか?

L:PENDULUM もHADOUKEN!も両バンドとも知り合いだ。親友というわけじゃないけど、彼らとは話したりする。PENDULUM はTHE PRODIGYの「Voodoo People」の素晴らしいリミックスを作ってくれた。これまでに作られたどの曲のリミックスの中でも最高のものだろう。HADOUKEN!のJamesも、よく俺たちのバンドのことを話題にしてくれていてクールだよ。そうやってリスペクトしてくれるのは嬉しいね。
ダンス・シーンにいるみんなそれぞれが違ったことをやっていて、俺たちのやってることをコピーをしてる奴らなんていない。PENDULUM やHADOUKEN!、JUSTICEでさえも俺たちがやったことに影響を受けてやっていると言ってくれていて、それはすごいリスペクトだけど、それを彼らの音楽の中に特定することは出来ない。それぞれが独自のことをやっている。

K:ロック・アクトの方がそういったことをやろうとしてるんじゃないかな。ダンスの要素を自分たちの音楽に取り入れて、少しクールに見せようとしてるんだ。

L:ロック・バンドがエレクトロな要素を取り入れたりすることの方が、興味深いね。俺にとっては、その方がもっとエキサイティングだ。

-新レーベルTake Me To The Hospitalを設立した経緯と設立して変わったことを教えて下さい。

L:自分たちの仕事で特に変わったことはないけど、引き続き自由な環境で仕事が出来ている。XLレコーディングは俺たちにとって素晴らしいレーベルだったけど、契約期間が満了になって、互いに関係を終わらすことでよしとした。その後、今の傾向や、俺たちの状況や考え方を考慮すると、メジャー・レーベルとの契約は無理だと判断した。他の国々は関係ない。すべてはイギリスが発信元となるから、自分たちが他の国と契約をする。でも、核となるコントロールは自分たち自身から発信されてないとならないし、独立したものでなければならない。俺たちのレーベルのTake Me To The HospitalはロンドンのCookie Vinylとチームを組んでいて、自分たちがコントロールを取るにはそれが一番だ。組織が小さければ物事が早く進んでいくし、もっとエキサイティングなことが出来る。メジャー・レーベルを通してだと、自分たちのやりたいことへの答えをもらうまでに何人もの人たちを通さないとならない。

K:これまでも決まったルールに従って活動してきた。俺たちはバンドのことになると自分たちでコントロールしないと気がすまない質で、すべて自分たちの望むレベルでないとならない。他人に任せて、彼らのやりたいようにやらせるなんてことは出来ない。ビデオ・ディレクターやアートワーク、アルバム楽曲が印刷される書体の選択においてまで自分たちがコントロールしていなければならない。メジャー・レーベルに所属していると、自分たちにこれほどのコントロールを与えられることはない。自分たちの信用出来る人たちと仕事をして、常に自分たちが望むバンドのイメージや音を投影してもらうようにする。だから、これが理想的なやり方なんだ。

L:それと、俺たちのアルバムがリリースされた後は、このレーベルから他のバンドもリリースしたいと思っていて、今も契約できそうなバンドを検討してるところだ。レーベルを構築していくことも俺たちの仕事だ。