sleepy.ab「二度寝する奴ぁ三度寝る」【第6回】
2012年03月号掲載
前回はライブについて話すといったものの脱線して肝心のライブについてはあまり語れなかった。(まぁいつものことですが。)というわけで今回は世にも恐ろしいライブにまつわる話をしようと思う。
そう、あれは忘れもしない2003年4月28日。かなり調べたので間違いない。記念すべき一枚目のアルバム『face the music』を発売して間もなくのことだった。その頃といえば季節ごとのライブ(前号参照)のスタンスからだんだんとライブも増えていきCDを聴きましたという方も会場でちらほらと話しかけてくれるようになったころでした。
音源も作り東京でもライブが出来るようになってバンド生活は順調に見えた。
しかしライブの数は増えていくのに対し練習量はさほど変わらなかったし周りの他のバンドに比べて圧倒的に場数が足りなかったように思う。
そして驚く事なかれ自分に至っては何よりも知識と常識が足りなかった。
バンドを結成して6年目を迎えたにも関わらず、、関わらずなんで本当に小さい声で言いますが、アンプってあるじゃないっすか?あれのね、ボタンとかさ、つまみっていうの?あれのね触り方がねよくわかってないっていうね。
たくさんあるつまみを触るのが何だか怖いし、億劫だなっていう。
今考えたらとんでもないことだけどライブでは前のバンドさんがいる時はそのつまみの設定のまま演奏を始めたりしてたんだよね。あのバンドの設定なかなか良かったなとか思ってたりしてたものです。こわすぎる。いやむしろロックだな。一つだけ問題があってリハと本番って逆リハになるんだけどそれでさっきと順番が違うので全く設定は変わっちゃうんだよね。
これ実は一つどころの問題じゃないよね。。
あとね、あれだなチューナーってやつわかるかい?あれ持ってなかったよね。
6年だぜ。なんとなく音は合ってたんだぜ。今これを書いていて恐ろしくて手が震えてるぜ。ロックだぜ。いやむしろロックを履違えてるぜ。あんまりにもDr津波がうるさいんでチューナー買ったよね。
そしたら言うまでもなく飛躍的に歌いやすくなったよね。早く買えばよかったと思ったね。ありがとう津波。持つべき者はメンバーだね。
まぁ若いときというのは変なこだわりとかあるんだよね。チューニング?チューニングなんて女々しくないかい?みたいな。
今やエフェクターの要塞に囲まれてその中で埋もれて出て来られなくなったgu山内くんすらギターはアンプに直刺しだ!と公言されていました。
とまぁそういうことも言ってられない事件がふっと起きる。
そう2003年4月28日。本当はふっと起きたのではなく起こるべき事件として起きた事件。人生三回目の東京ライブ。場所は渋谷DeSeo。
やっと思い出してきたのでその恐ろしいという話に入ろうかなと思います。
その日は4バンドくらいのタイバン形式のライブ。
うっすら憶えてるのはボーカルの方がお立ち台?の上に立って拡声器で裸足の女神のリミックス?的なサウンドの上で歌ってたような、、いや拡声器なかったかも、、。衝撃的且つ前衛的すぎてデフォルメされてるな。
まぁいいや。でその裸足の女神バンドの後の出番だったんだけど人生3回目の東京でのライブだし札幌から来てるんだからナメラレないようにと終止ピリピリして過ごしていてライブが始まっても何か気合いが裏返っていまいち伝わらない感じがした。
その時だやっと事件は起きた。やっとだ。
HUSHという曲を演奏している時に起きた!!お待たせしました。
弦が切れた!!!!!!!!!!!!!!
おい!ここまで引っぱっておいて弦が切れただけだと!?
という声が聞こえてきそうですがまたしても驚く事なかれライブで弦を切ったのはこれが初めてだったので相当ショッキングでカオスでアンドロメダ?でした。。その理由の一つとして、いや一つというかそれが全てなんですが
弦 を 自 分 で う ま く 張 れ な か っ た の で す。
いや正直に言おう、張れなかったのです。キャー!
その頃なにかと理由をつけてメンバーに張ってもらっていたんですね。『いやぁ山内(Gu)に張ってもらうと何かこうピンと張ってる感じがするわ』『いやぁひっくん(Ba)に張ってもらうと音がなんか抜ける気がするな』とかなんとか言って過ごしていたので、もうねこりゃまずいぞと。
すごすごと袖に戻り弦を張る。いや張れない。しかし張るしかない。いや張れるわけがない。ステージに戻れない。袖では落ち着かないので袖の奥の楽屋に戻ってみる。落ち着いたところでギターに弦が勝手に張られる事はない。
昔から工作が苦手な子供だった。小学校の図工で凧を作る授業があったのだけど1人残されて泣いてたな、そういえばミニ四駆一つ作れず友達に作ってもらってたなとかソファで座りながら過去を追想してみる。あぁ給食も5時間目まで食べてたしな、関係ないけど。となんだかまるで走馬灯みたいだ。その間メンバーはMCでつないでいる。その時間は永遠に感じられた。客観的にMCが聞こえてくるあの感じは忘れられない。そこからの記憶は曖昧だ。逃避というやつだ。ステージに戻るまで10分以上かかった、いや20分かかったという人もいたな。
どうやらなんとか戻ってさっきメンバーが話したMCをまた重複しつつ演奏もしたようだ。その後のバイオレンスなあれこれはご想像におまかせします。
そのことがあってからというもの今じゃローディ並みに弦を張るのが早いとか、好き嫌いも減ったとか。いやぁ基礎って大事なんだね。
基礎っていうか基礎以前の問題なんだけどね。
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