Skream! | 邦楽ロック・洋楽ロック ポータルサイト

MENU

COLUMN

フレンズ SEKIGUCHI LOUIEの"関口、女になる。"【第4回】

2019年04月号掲載

フレンズ SEKIGUCHI LOUIEの"関口、女になる。"【第4回】

段々と暖かい陽気になってきましたね。
僕の目と鼻も「痒み」と「鼻水」という形で春の到来を告げようとしています。

春といえば出会いと別れの季節なんてことを言いますが、大人になっていくにつれて別れていくことのほうが多いように感じます。

「おいおい、どうした塁よ?」
「冒頭からやけに辛気臭くないかい?」

と、お思いの方もいらっしゃるかと思います。
でも大丈夫、安心してください。

「僕はもとから根暗で辛気臭い奴です」

もう「明るく誰とでも仲良くなれるようになりたい」なんて思うことは諦めました。
来世がんばります。


そんな根暗の僕にも何人かの親友と呼べる友人達がいるのですが、そのうちの一人である女の子と少し前にご飯を食べにいった時に

「最近、同じ歳の女の子の友達が欲しいから塁くんの友達の女の子集めて女子会をやって」

という無茶ブリを言われまして

「うーん、めんどくさいなぁ」

とも思ったのですが、乙女を目指すものとして女子会を経験しないというのは如何なものなのだろうか?
もしかしたら女子会を経験したことによって「えみそんさん」を「えみそん」と呼べるかもしれない。
そして僕はその無茶ブリに対して

「かしこまりました」

と答えていたのでした。

2月某日。
小学校からの幼馴染や10年以上の付き合いがある女友達などを数人集めて女子会を開催。

最初はほぼ全員初めましてということもあり空気も固かったのですが恋バナが始まった途端に徐々に場がフランクになっていったので、僕は意を決して"あの"発言をしてみました。

「う、ウケるー⤴️!」

よしっ!
言えたぞ、俺!
女子会で「ウケるー⤴️!」とか「あんたの彼氏ヤバくない⤴️?」とか「赤ワイン頼んじゃおっか⤴️?」を言えれば俺は立派な女子会メンバーだ!
いや、女子だ!

この発言をキッカケに女子会は盛り上がり、最後はカラオケで全員中腰で宇多田ヒカルのAutomaticを歌ったのでした。

そして女子会開催から早1ヶ月。
僕は相変わらず「えみそんさん」と呼んでいます。

ハレルヤ。


フレンズ

2015年に結成された"神泉系"バンド。2016年に下北沢THREEにて初のワンマン公演を開催。2017年に1stアルバム『ベビー誕生!』、2018年3月に1st EP『ベッドサイドミュージックep』、8月には1stフル・アルバム『コン・パーチ!』を発表。新曲「楽しもう」が2019年初夏に公開予定の映画"今日も嫌がらせ弁当"主題歌に、「iをyou」が4月5日よりスタートするテレビ東京系ドラマ"きのう何食べた?"EDテーマに決定している。