Japanese
フレンズ
2018年08月号掲載
メンバー:おかもとえみ(Vo) ひろせひろせ(Vo/Key) 長島 涼平(Ba) 三浦 太郎(Gt/Cho) SEKIGUCHI LOUIE(Dr)
インタビュアー:TAISHI IWAMI
各々でキャリアを積んできたメンバーが集まったバンドに対して、"卓越したスキルと初期衝動が――"と綴るのはあまりに汎用的かもしれないが、フレンズほどそれを強く体現しているバンドがいるだろうか。まるで子供が無邪気に公園で遊んでいるような場面を想起させつつ、大人だから遊具の使い方はうまいし、会話には語彙力もある。やりたいことをやりたいように、でも、せっかくだからその楽しみを多くの人たちとシェアしたくてひと工夫。そんなパフォーマンス感覚に魅かれた人たちが、どんどん集まってできた大きな輪そのものと言える作品が、4枚目のアルバムにして"1st Full Album"と銘打った新作『コン・パーチ!』なのだと感じた。いつだって心は1枚目。鮮度と進化が同居する作品をより楽しむために、ぜひこのインタビューを一読いただきたい。
-今作『コン・パーチ!』は"1st Full Album"。『ショー・チューン』(2016年5月リリース)は"1st Mini Album"、『ベビー誕生!』(2017年4月リリース)は"1st Album"、そして『プチタウン』(2017年11月リリース)は"1st Petit Album"。この先すべて"1st"でいくつもりなのでしょうか(笑)?
三浦:2ndを出さないバンド、フレンズ(笑)。
ひろせ:そういう説もなきにしもあらず(笑)。『ベビー誕生!』は、初めての全国流通作品ということで、アルバムのボリューム感で出したいと思ってたんですけど、今回は"フル・アルバムを作るぞ!"っていう気持ちで臨んだので、まぁ、言い方ですね(笑)。
-今回のタイトル"コン・パーチ!"は、"改めてよろしくお願いします"という意味があるとのことですが、ここにきてなぜ?
ひろせ:9月からワンマン・ツアー(9月30日から始まる全国ワンマン・ツアー"~コン・パーチ! Release Tour~ シチュエーション・コメディ season3")があるんですけど、初めて行く場所もありますし、同じ土地でもキャパが大きくなってるんです。そこでフレンズはどんなパフォーマンスを繰り広げるのか、想像して作った曲たちが詰まってます。そこでえみそん(おかもと)がこのタイトルを付けました。
おかもと:相撲用語の"コンパチ"っていうのを、ポップに作り変えた造語です。髷を結えるようになった力士が挨拶に回った人たちにコンパチ、いわゆるデコピンをされる慣習のこと。それを、これまで以上にたくさんのお客さんと触れ合える9月からのツアーに置き換えたら、とてもフレンズらしいタイトルだなって、思いました。
-"フレンズらしさ"とは、なんですか?
おかもと:"全力で楽しい"ってことですね。自分たちが楽しんで、お客さんにも楽しんでもらうために生まれたバラエティ豊かな曲たち。『ベビー誕生!』もそういう作品だったんですけど、今回は全部の色がより濃くなりました。
-私もワンマンだけでなく、対バン・イベント、フェスや深夜のクラブまで、いろんな場所でフレンズのライヴを観てきましたけど、いつも最終的にあの底抜けに楽しい雰囲気が生まれることが印象的で、ひと言で言うと"スベり知らず"だなって。
おかもと:お客さんも含めてのフレンズ。そこが特徴だと思ってるんで、そういうふうに感じてもらえていたなら嬉しいです。
-それぞれキャリアのある人たちが集まったバンドですが、最初からそういうパフォーマンスを目指して結束していたのですか?
ひろせ:いえ、最初はなんとなくでした。俺とえみそんが作った曲を涼平さんが聴いて、バンドやってみようってなって、でもそこから謎の空白が1年くらいありましたし。入りはフワッとしていて、スイッチが入ったタイミングもメンバーそれぞれだと思います。
-そこから様々な出来事を経て、『コン・パーチ!』はえみそんさんがおっしゃるように、『ベビー誕生!』から一本筋の通ったフレンズらしさはありつつ、そのバリエーションやメリハリはよりくっきりと、それぞれが濃いものになっています。そこにひろせさんがおっしゃった9月からのツアーのことも思い浮かべて作っていったという言葉を合わせると、対受け手という部分でも、各曲に明確な意図はありましたか?
ひろせ:もちろんどの曲もこだわって作ってます。でも、曲が自分たちの手を離れて世に出てしまえば、そこはなんでもいいんです。だから、お客さんの反応を限定的には考えてないというか、そこは狙うと面白くなくなるじゃないですか。ライヴのMCなんかもまさにそうで。だから言いたいことは言って、ウケなかったら俺が悪い!
長島:わざとスベりにいこうとするときがあるよね(笑)。
ひろせ:スベったことを気にする時期もあったんですけど、今はもう、そのスベる瞬間のために1日やってきたんだなって、ポジティヴに思えるようになりました。
-それでわざとスベりにいけるって、めちゃくちゃ面白いっていうことですよね。
ひろせ:別にわざとスベるつもりはない、かな(笑)。
長島:えみそんとひろせはハートが強いよね。野球で例えるなら満塁でバッターボックスに立ってるとき、ど真ん中の球をわざと見逃す、みたいなことを平気でするタイプ。そこがいいんですよ。
ひろせ:1,000人くらいの前でなんか喋ったあとに、空調の音しか聞こえない、みたいなことも経てるんで(笑)。
おかもと:涙の夜を経て今があるんです(笑)。
-えみそんさんは、バンド経験はありますけど、フロントマンは初めてですよね?
おかもと:ソロはありましたけど、楽器を持たずにやるのは初めてで、最初はどう動いたらいいのかもわからなかったです。でも今はライヴでの空気を感じて、こう動こうとかこう応えようとか、できるようにはなってきてると思います。
-涼平さんと太郎さんとLOUIEさんは、バンド内においてどういうキャラクターなんですか?
長島:どうなんだろう、昔も今もこのままだと思います。後天的についてきたキャラクターはあるかもしれないですね。
ひろせ:涼平さんとLOUIEさんはもともとのバンドと同じパートだけど、俺とえみそんと太郎さんは違うから、太郎さんは何か切り替わったことはあるのかも。
三浦:前のバンド(HOLIDAYS OF SEVENTEEN)でどんなことをやってたか、もはや忘れてた(笑)。僕の場合は、新しいことをやろうって気持ちがあって、それが板についたかどうかは人が思うことだからわからないですけど。前のバンドは自分がフロントマンだったし、率先して盛り上げなきゃっていう意識が強かったかもしれません。今は発射台さえあればいつでもなんでもやりますよって、そんな感じですかね。
長島:僕は太郎さんのことを前のバンドときから知っていて、サポートで弾かせてもらったこともあったんです。で、リーダーだし、先輩だし、すげぇなって思ってました。でもフレンズで一緒にやっていて、この人こんなにポンコツだったんだって。いや、めちゃくちゃいい意味で。さっき出た"フレンズらしさ"って言葉において、最後にもうひとつ必要なピースとして、これ以上ないくらいにハマってくれましたから。
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