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COLUMN

フレンズ SEKIGUCHI LOUIEの"関口、女になる。"【第3回】

2019年02月号掲載

フレンズ SEKIGUCHI LOUIEの"関口、女になる。"【第3回】

早いもので、このコラムも第三回目となりました。
第一回目を掲載した時には心配して連絡をくれた姉でしたが、二回目からは連絡が来なくなりました。
きっと諦めたのでしょう。

ごめんねマイシスター。
もう普通の男の子ではなくなっちゃったみたい。
とりあえず母親にだけはこのコラムのことは伝えないでほしいと切に願うばかりです。

アーメン。

こんな言葉があります。
「乙女は外見ではなく内面から」

ごめんなさい。
さっき適当に考えました。
だけど適当に考えた割には核心をついた事を言っていると思ったので、今回は少女漫画を読んで内面から乙女になっていこうと思います。

実は元々、少女漫画を愛読している僕なのですが乙女を磨くために何を読むか悩みました。
「アオハライド」のような王道の学園ものを読むべきか。
「ハッピーマニア」のような大人の恋愛ものを読むべきか。
はたまた読んでたら落ち込んじゃって最後まで読めなかった「潔く柔く」を読み直すべきか。

悩みに悩み抜いた僕が今回、選んだ作品はこちら。

「やさしい子供のつくりかた」


(著:丘上 あい/出版社:講談社 KCデザート)

この漫画を知らずにタイトルだけ見てエロ本だと思ったアナタ。

今すぐ人差し指を喉の奥に突っ込んでください。

僕の少女漫画の原点にして頂点。
まさにバイブル的な作品。
この中には少女漫画の全てが詰まっていると言っても過言ではない。
高校生の僕はこの漫画に出会って純情の意味を履き違えて変な拗らせ方をした結果、彼女と手を繋ぐ以上のことができないのにチャラそうな女子には悪態をつくというクソひん曲がった男子高校生でした。

あらすじは幼馴染の小学生の男女が少しずつ大人になり、数々の困難を乗り越えて最後には幸せな家族を築いていく超ハートウォーミングな一大スペクタクル作品。

僕は内面から乙女になるべく、自宅の本棚から久々に取り出して数年ぶりに全六巻を読破。

感動の涙を流し乙女力を爆上げした結果、2019年の目標は「平成最後の恋がしたい」に平成があと三ヶ月しかないのに制定したルイでした。

ハレルヤ。


フレンズ

2015年に結成された"神泉系"バンド。2016年に下北沢THREEにて初のワンマン公演を開催。2017年に1stアルバム『ベビー誕生!』、2018年3月に1st EP『ベッドサイドミュージックep』、8月には1stフル・アルバム 『コン・パーチ!』をリリース。現在、初のNHKホール公演を含むワンマン・ツアーを敢行中。また、新曲「楽しもう」が2019年初夏に公開予定の篠原涼子主演映画"今日も嫌がらせ弁当"の主題歌に決定している。