
Hostess Club Weekender

2012.02.19 @恵比寿The Garden Hall
Writer Neat's
メロンパンが好きなんです。
そもそもパン屋さんの照明の具合と、小麦を焼いた香ばしい香りがたまらなく好きで(なんでしょう、あのシルバニアファミリーを連想させるような普遍の幸福感。不思議ですね。)
暮らしの中でも、朝に小さなテーブルパンをこねて焼いてみたり、散歩がてら優しい木目でできたパン屋さんに足を運んだりしています。パンは生活を楽しくさせてくれる魔法のひとつです。
そんな癒しの時間とは裏腹に、音楽の制作に煮詰まってしまうと、どうしても私は深夜作業が続いて昼夜逆転フクロウ生活になってしまうのです。お肌にも悪いな・・なんて乙女心を引っ張り出してはみるものの、でてきそうなのにでてこない脳みその奧をほじくるのをやめられなくなって、せっかくの乙女心に知らん顔をします。
それはいつものことなのですが、楽しみにしていた” Hostess Club Weekender”の前日にまさかフクロウの日を迎えるなんて誤算でした。私は制作体勢のまま朝を迎え、ノー睡眠でイベントに出かけてしまったのです。
どうしても見たかった一番のお目当てはPERFUME GENIUS。1stアルバムから大好きで(特にアートワークも素晴らしかった!綺麗。)この目に触れたいと、睡魔を持参してヨロヨロした足を運びました。
わくわくとむにゃむにゃが混ざって夢のような感覚の中、目の前に現れたPERFUME GENIUS。長袖の真っ赤なセーターに白い肌でユニセックスな顔立ち。趣味はテニスと読書です、といったようなTHE 品の良い草食男子風。素敵です。アンティーク家具屋さんの香り漂うぬるい風が吹いたようで、音源で感じていた儚さと優しさがそのままそこに感じられました。
彼の歌声には何かをひたすら祈っているような、少し神秘性を帯びた嘆きを感じます。外見もステージの雰囲気も思っていたよりダークではなくむしろやわらかな日差しが似合いそうな暖色のステージだったのですが、その奧にはいつも薄紫色の嘆きが寄り添っている感じがして、それが私をとても悲しい気持ちにさせました。どんなに前向きに日々を生きていても、たまに訪れるどうしようもない悲しみは誰にも止められるものじゃないんだなと、思わず胸の深いところを突かれてしまいました。
でも不思議とそれがどん底の闇にならないのは彼の魔法なのかなぁ。同時にふわふわと光に包まれる安心感もあって、今にも夢に入り込みそうでした。(睡魔、ではないです。いや、少し似ていました。)ふわふわと、くらくらと、どきどきと、わくわく。この4つは音楽の魔法です。暮らしや心を豊かにさせる魔法です。パン屋さんのそれと同じことかもしれません。
音楽は衣食住ではないし、生きるために絶対的な必需品ではないという言葉もありますが、やっぱり人間として生きる以上感情の魔法に踊らされたいものです。悲哀も歓びも驚きも、全部発見してわくわく生きていたいのです。私の暮らしも感情の踊りが激しくなるよう(時には落ち着かせるのを助ける効果も発揮。)、音楽はとても大事なパートナーです。
私事ですが今初ツアーの真っ最中で、音楽に近づけている感覚があってとても充実しています。ツアーの道中で、人気があるらしいメロンパンをどうして食べなかったのか今も悔やんでいます。そもそも前置きに、私メロンパンの話をしていますね。
メロンパンとても好きなんです。何度違うパンに浮気しようとしても最後はやはりメロンパンに引き寄せられるのです。
PERFUME GENIUSも同じく還る場所を示唆してくれる存在になりそうです。自然のサイクル”睡魔”と同じく。
あれ?
彼のステージを睡魔の渦の中で堪能するなんて、実は最高に贅沢な組み合わせだったのでは?
やったあ。
“Take Me Home”を聴きながら。
ではまた。
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