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LIVE REPORT

Hostess Club Weekender

2012.11.03 @ZEPP DiverCity Tokyo

Writer Neat's

「女子たちよ、飛び上がれッ!」
2nd albumの音源が完成しました!いやぁ〜音っておもしろい。よくね、スタジオに入って音作りをしてるときに、”いい音”っていう言葉が飛び交うんだけど、”いい音”って何なんだろう?と今更思い始めてる私。いろんなところで正しいとされてる概念を壊したいこの頃です。(自分の頭もひっくるめて)ガッシャン。
アルバムが出来て、私が肌で感じてる温度とか目に浮かんできた景色とか、そうゆう曖昧なところを世の中の人たちと共有できたら最高だなと、涙が滲むほど思った夜があったよ。
このアルバムのサンプルを持って、ライブハウスやお世話になっている媒体さんのところへプロモーションしている最中なんですが、、、
「ほんと、女子が強い時代だねー。」
と最近の会話で何度も耳にします。
確かに私自身も、国内海外問わずおもしろいことしてるなと(音楽面、活動スタイルを含む)興味を持つアーティストは女性が多いです。
Grimes,Computer Magic,St.Vincent, Twee Grrrls Club, 転校生,やくしまるえつこちゃんetc...
感性やアイデアが問われる時だからでしょうか。女性脳が活きる時代?
ふと考えてみれば、古着をへんてこに着回すアイデアとか、大好きなチーズケーキとコーヒーを求めてカフェをリサーチしまくる行動力とか、失恋してもグングン新しい自分に向かっていく貪欲さとか、男子からしたら面倒くさいと思われがちな自由奔放女子パワーですが、
そこのエネルギーが今の時代を引っ張っていけるおもしろい引力なのかもしれません。
システム化して生産性をあげられるとか、効率がいいとか、どうでもいい。個々それぞれに自由に自分の幸福論で生きられる時代です。
こないだHostess Club Weekenderで初来日したDeap Vallyも、自由を爆発させていました。バシン!(スネアの音)、ギャギャン!(ギターの音)の一音で思わず笑ってしまう(爆笑?)衝撃のステージでした。
正直なところ、you tubeで彼女たちの映像を見たときにはそんなに衝撃は受けなかったのですが、、、(激しい音なので、深夜PCで聴くには気分が合わなかったのかしら。)
ネット上では感じられなかった彼女たちのポップな部分が、キャバレーのショーみたいになって会場の空気をサイケデリックに可愛くカラフルに変えていました。うわあ、肌で音を感じるってこういうことだなあ。。。やられた!って、ネット星人(ネット上の情報でわかったような気になっちゃってる人)な自分が恥ずかしくて、頭を殴られたみたいだった。
ダダンッ、ジャッ!

アンタの失われた感受性よ、目を醒ませ!と言われんばかりの踊り狂うギターに身体ごと奪われてグラグラしていたら、、、あれ、、。何か2人で鳴らしてる音色以外に聴こえるものがあるなあ、とその不思議な感覚を辿ってみると、正体はシンバルでした。
シュワッと消えたあとの、「ッ」。そこがDeap Vallyの音楽なのか!と思ったときには、秘密を知ってしまったときのように感激に溢れてぽかーん状態の私。
ダダンッ!ジャッ!

本人たちがそんなこと考えていたのかも、どんなメッセージの歌詞なのかも全くわからない状況で、私はDeap Vallyの虜になっていました。
音楽は肌だな。感じるかそうじゃないかだな。

私も貪欲に、おもしろいなを発信したくて日々、驚きと遊びを探しています。
それを見つけられる感性を磨き続けないといけない。肌はどんどん生まれ変わるから。
上を見上げたら雨が、雪が、星が、ただただ降ってきた時代にさようなら。
手を伸ばしてつかみにいかなきゃ。
女子たちよ、飛び上がれッ!

p.s.11/27(水)に、Computer Magicの来日公演にオープニング・アクトで出演することになりました。(うれしすぎて鼻血が出そうだっ!グミとシールをプレゼントして友達になろう作戦思案中。)原宿VACANTにて開催です。Twee Grrrls Clubも参加します。女子たちの素敵な密会、ゆっくり遊びましょう*

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