Japanese
"MITSUBACHI ROCK CIRCUIT 2023" 座談会
2023年10月号掲載
女性ヴォーカル限定のサーキット・フェス"MITSUBACHI ROCK CIRCUIT"が今年も開催される。4年目となる今年は、東京 下北沢エリア12会場、大阪 心斎橋エリア8会場、計20会場と、サーキット史上最大の規模での開催。コロナ禍と同時にスタートしたこの"MITSUBACHI ROCK CIRCUIT"について、主催でもあるGrand chocol8のしゃおんと奏、MAINAMIND、ichihoPOPgazerの3組4名で座談会を実施。サーキットに懸ける意気込みはもちろんのこと、音楽に対する想いからそれぞれに対するリスペクトまで、熱い想いが溢れまくったインタビューを、ぜひお楽しみください。
Grand chocol8:しゃおん(Vo) 奏(Key)
MAINAMIND
ichihoPOPgazer
Interviewer:藤坂 綾
-"MITSUBACHI ROCK CIRCUIT"も4年目となります。大変な時期に始まったサーキットでいろいろな想いがあると思いますが、しゃおんさんと奏さん、今のお気持ちはいかがですか。
奏:"MITSUBACHI ROCK CIRCUIT"は女性ヴォーカルに焦点を当てたサーキットで、これまでにも女性に焦点を当てたイベントはたくさんあったと思うんですけど、そういったブームをまた新たに巻き起こそうということでスタートしたんです。でも1年目はまさにコロナと重なってしまって。当初は4月開催を予定だったところを緊急事態宣言が出たので10月に延期して、でも10月の時点でもかなりのキャンセルが出たり、"こんな状況で開催するな"といったクレームが来たりして、正直めちゃくちゃ大変でした。そこからようやく今年で4年目となり、2年目、3年目は来場者数的にもギリギリなところではあったんですけど、今年は東京12会場、大阪8会場、計20会場で開催ということで、過去最大の規模となりました。MCの方とSNSのインフルエンサーの方にも今年は入っていただくので、一緒に盛り上げていきたいなと思っているところです。
しゃおん:マイナ(MAINAMIND)ちゃんもこれまでに何度も出演してくれてるけど、こうして毎年尊敬してる方が出てくれてることにまずは感謝で、女性限定のサーキットではあるけど、女性ってひと括りにしても、音楽性やその人の伝えたいメッセージはそれぞれ違って、そのファン層も違えば、音楽もパフォーマンスも全然違うので、その違うものを1日にギュッと詰め込んだお祭りがまた開催できて嬉しいです。おまけに今年はなんの制約もなく、自由にやりたいことをやれる年だと思うので、たくさんの人の力を借りて、盛り上げたいと思います。
-マイナさんはこれまでも出演されてますが、このサーキットにどんな印象をお持ちです?
MAINAMIND:私は大阪☆春夏秋冬のときからしゃおんちゃんにずっと声を掛けていただいてるんですけど、大阪在住のときに心斎橋 SUNHALL("ちょこロックフェス!2019inOSAKA")に初めて出させてもらって、そのときのMCにめっちゃ感動したんですよ。サーキットに対してもそうだし、アーティストに対してもそうだし、しゃおんちゃんの思いやりや熱烈な想いがそのときのMCから溢れ出てて、そういう方が主催するサーキットだから絶対いいものにしかならないだろうって思ってました。その大阪から始まって、2回目("MITSUBACHI ROCK CIRCUIT 2021 inOSAKA")、3回目("MITSUBACHI ROCK CIRCUIT 2022")と東京にも出演させていただいて、ソロになってからも呼んでもらったのはすごく嬉しかったし、しゃおんちゃんのすべての良さがこのサーキットに出てると思うから、私のファン以外の方にも絶対に来てほしいし、しゃおんちゃんが最高に楽しめるようなサーキットにするためならなんだって全力で協力したいです。リスペクトしかないんで、今年も呼んでくれてありがとうございます!
しゃおん:ありがとうございます! 嬉しくてちょっとうるうるしてます(笑)。
MAINAMIND:このサーキットのときのしゃおんちゃんのMC、マジでヤバいです。
しゃおん:ハードルが上がるな~。
MAINAMIND:あ、ごめん(笑)! でも、想いがすごく伝わってくるんで、アーティスト側もこの日は絶対に盛り上げたい! って、そういう気持ちが強くなるんですよ。だからこのサーキットは私にとってもすごく大切な日というか、特別な日なんです。
奏:"MITSUBACHI ROCK CIRCUIT"はみんなが主役のサーキットなんで、ちょこはち(Grand chocol8)が主催ってことはあまり言ってないんです。主催とかそういうことよりも、もっとみんなに焦点が当たればいいなと思ってやっているので。でも裏側でしゃおんが手伝ってくれたり、運営を回したりしてるので、そこの熱意もちゃんと伝わってるんだなと思うと嬉しいですね。
しゃおん:去年の"MITSUBACHI ROCK CIRCUIT"では、朝の設営から受付をやって、各会場回って自分の出番では歌って、終わって撤収作業して、まだちょっとお客さんがいたけど入口付近で気を失ってました(笑)。
MAINAMIND:そうなの! このサーキットのすごいところはそこで、アーティストとかファンの方が会場に入るとき、受付にしゃおんちゃんがいるっていうね。
奏:人出が足りないもので(笑)。
-ふふふ。いちほ(白幡いちほ/ichihoPOPgazer)さんは今回が初になるんでしょうか。
ichihoPOPgazer:そうですね。しかも、ichihoPOPgazerという名義で出演させていただく初めての社外イベントになるんですよ。劇場版ゴキゲン帝国で活動してたときからちょこはちとマイナちゃんとは交流はあるんですけど、しばらくコロナ禍だったこともあって、ライヴも自社のみという感じであまり精力的に活動してなかったんです。それに加え、去年結婚して、4月に子供が生まれたこともあって、プロデュースするアイドル・グループの運営はやってたんですけど、自分がライヴをやることからは遠のいちゃってて。それにもかかわらず今回お声掛けいただいたのですごく嬉しいんですけど、どういうつもりで呼んでくれたんだろうって(笑)。それくらいありがたすぎるんです。コロナ前はアイドル・グループが盛り上がってたときでもあるから、そのときだったらまだわかるんですけど、アイドルを卒業して、結婚して子供も生まれてソロになった今また声を掛けていただくというのは、自分自身アイドル時代にやっていた信念を引き継いでソロ活動をやっているつもりなので、音楽のジャンルは違うかもしれないけど、そういう本質的な部分を認めてくれたうえでオファーしてくれたんだと思って......そう思うと余計に嬉しかったです。去年はIZANAGIが出させていただきましたよね。
奏:そうですね。
ichihoPOPgazer:それもめちゃめちゃ嬉しかったし、ライヴをしていない私みたいな人を見つけて声を掛けてくれるって、自分で言うのもなんですけど、先見の明がすごいというか(笑)。それこそそのアーティストの本質的な良さをちゃんと見ててくれてるっていうことだと思うんで、すごく質のいいサーキットなんだろうし、どのアーティストを観ても楽しめるんだろうなと思います。
奏:いちほさんとは(劇場版)ゴキゲン帝国のときから一緒にいろいろやらせてもらってて、そこから去年IZANAGIに出ていただいて、今回やっとという感じなんですよ。
ichihoPOPgazer:嬉し~。
奏:今日も、アイドルのプロデューサーとしてもいろいろお話聞かせてもらえたらありがたいなと思って。
ichihoPOPgazer:ありがとうございます。そういうところで言うと、私も会社を経営しながらグループやソロの運営をしているので、コロナ禍にサーキットやライヴ制作をやるっていうことがどれだけ大変なことかはわかるんですよ。私もコロナ禍に制作してたイベントがあって、それは開催日前日に"無観客にしてください"っていうことになってしまって。お客さん入れられないからチケットは全額返金だけど会場費はそのまま掛かるし、保証金も出ないしで一瞬にして多額の負債を負うみたいな(笑)。
奏:まさにその通りで、コロナ禍は"MITSUBACHI ROCK CIRCUIT"だけでも多額の借金を背負いましたし、主催としてはかなり大変なところでもありましたね。
ichihoPOPgazer:コロナ禍で開催することの大変さとかその気持ちがすごくわかるし、しかも主催に入ってくる利益ってマジで微々たるものだと思うんですよ。だから、しゃおんちゃんも朝から受付もやってめっちゃ働いてね。
しゃおん:そーだそーだ!
ichihoPOPgazer:それを4年続けてるってほんとにすごいことだし、お金じゃない、それに勝る情熱とか、ライヴ・シーンをずっと続けたいとか、繋げていこうとか、そういう熱い気持ちがないと絶対できないことだと思うから、そういう気持ちもお客さんに伝わってほしいなっていうのは思いますね。
しゃおん:伝われ!
ichihoPOPgazer:伝われ(笑)! サーキットなんて連絡だけでどんだけ掛かるの? って感じだし、会場押さえてタイテ組んで、そのうえお金も支払って、当日にならないとどれくらいのお客さんが来て、どれくらいの売り上げが上がるかもわからないじゃないですか。想像しただけで吐きそうになるくらいなのに(笑)、出演もするっていうのはめちゃくちゃすごいですよ。
奏:自分たちが女性ヴォーカルのバンドであるっていうことも加味されてるので、僕らもここに出てくれる人たちに出会ってほしいなという気持ちが強いんです。むしろそれだけのためであって、利益のためにやってることではないので、だから続けてられるんですよね。
しゃおん:いちほさんもそうだし、活動の形が変わってソロになってっていうのはマイナちゃんも同じで、ちょこはちも名前が変わったり、曲が変わったり、環境の変化とともに音楽や表現の形は変わっていったと思うんですけど、人が変わるわけじゃないから、そこに対する熱とか尊さは変わらないんですよ。形が変わると去っていく人もいるし、そういうキツさもわかるから、そういうときこそ出会いの場はなくしたくないなと思うし、新しくなったマイナちゃんもいちほさんももっとたくさんの人に観られるべきだし、観てもらいたいし、もちろんちょこはちもそう。なので、私は形は変わってもずっとSNSとかでその人のことをチェックしてるし、そうやっていつもお声掛けしてるんです。
奏:特に今日のこの3組は、コロナ前と今でいろいろ変わってる3組で。コロナを経て、状況が変わってもやり続けてる3組という意味でも、最強だと思ってます。
ichihoPOPgazer:このタイミングで続けてる人ってマジでしぶといから(笑)、ちょっとやそっとのことじゃやめたりしないし、音楽が生活の一部になってるから、息をするように音楽を続けてるんだと思うんです。"MITSUBACHI ROCK CIRCUIT"に出る方たちもきっとそういう方ばかりなんだろうって思うと、余計に楽しみですよね。
しゃおん:もう意地ですよね。
ichihoPOPgazer:そうそう!
しゃおん:サーキット始めたときも音楽業界の当たりの強さをすごく感じたし、ほかの業界とは違う扱いを受けてすごくムカついたから、こうやって意地でも盛り上げていくぞ! って。その最初の火をつけたいと思ってのサーキットでもあるし、大きくするのはひとりじゃできないから、ここからはたくさんの人の力を借りたいなって、そういう気持ちでやってます。
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