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INTERVIEW

Japanese

chocol8 syndrome

2016年12月号掲載

chocol8 syndrome

chocol8 syndrome

Official Site

メンバー:しゃおん(Vo) ケンコモブチ(Key/Vo) クロちゃん(Ba) 奏(Dr)

インタビュアー:蜂須賀 ちなみ

今年5月に1stフル・アルバム『8』を発表し、初の全国流通を果たしたchocol8 syndrome。このたびリリースするニュー・シングル『エウロパ』は、しっとりとしたバラードあり、ちょっと悪い雰囲気のあるダンス・チューンあり、ピアノ&ヴォーカルのみの曲もあり、という意欲作。バンドが掲げる"おしゃかわロック=おしゃれ×かわいい×ロック"の枠を痛快に拡大させていくような、チャレンジ精神が漲りまくっている作品だ。全国13都市を回ったツアーを経て、改めて自分たちの特色を自覚することができたという彼らが本作に込めた想いとは? メンバー4人に話を訊いた。

-1stフル・アルバム『8』リリース時もインタビューさせていただきましたが(※2016年5月号掲載)、そのあとにクロちゃんさんが正式加入したんですよね。もともとサポート・メンバーだったとうかがっていますが。

クロちゃん:ドラムの奏君とは前から友達だったんですよ。それで自分が前にやっていたバンドと(chocol8 syndromeが)対バンしたり、イベントを一緒にやったりしていまして。で、"よかったらサポートやってよ"と言われたところから始まって、そこから自然な流れでメンバーになりました。

奏:加入したのは今年の春だよね?

しゃおん:いつだっけ? 自然すぎて全然覚えてない(笑)。

奏:彼はすごくいい人なので、一緒にバンドをやる/やらないを抜きにしてもともと仲が良かったんです。で、やっぱりバンドをやるってなると、お互い"この人となら一緒にやっていける"という信頼感があることが大前提だと思うんですけど......そんななか、しゃおんが10年ぐらい飼ってた犬が脱走したんですよ。

しゃおん:5日間帰ってこなくて。

奏:もうダメだってなったときに、しゃおんがダメ元で"探してください"とネットに書き込んだら、クロちゃんが"俺が探す"って言ってくれたんですよ。で、しゃおんの自宅近辺を1日中探し回ってくれて。その結果、奇跡的にクロちゃんが見つけたんです。

-え、すごいですね!

しゃおん:でもその当時、私は彼(クロちゃん)と何の接点もなくて。対バンしたことはあったけど、別に仲良くもないのに、1日中探してくれるなんて何が目的なんだろうなぁと。お金かな? みたいな(笑)。

-(笑)じゃあ、加入の決め手になったのは――

奏:犬ですね(笑)。そういう奇跡もありながら......あとは、すごく暇そうにしてたので。

クロちゃん:(笑)

奏:でも、その前から1、2年くらいずっと一緒にいたので、新しいメンバーというよりも最初から気楽な感じでいられたんです。

クロちゃん:自然な感じでしたね。

-なるほど。今年は5月に初の全国流通盤『8』をリリースして、その後ツアーを回ったんですよね。

しゃおん:はい。全国13都市を回って、今回初めての土地にも行ったんですよ。初めて会うファンの方に直接言葉をもらうと、自分の知らないところにもちゃんと音楽が届いてるんだなっていうのを実感できるので、やっぱり嬉しかったです。あと、CD屋さんを回ってたら思いのほか大きく展開していただいたりしてビックリしました。

奏:メジャー・アーティストの真横にデカいポップを出してくれてたりね。

ケン:そこにサインを書かせてもらったりしてね。

しゃおん:うん。そういうのは去年のツアーではできなかったことだから、すごく新鮮でした。

-前回のインタビューでツアーの意気込みを聞いたとき、どういう話をしていたか覚えてます?

しゃおん:"(ライヴハウスの)店長を見返したい"(笑)。

-そうです(笑)。そのあたりの手応えはいかがでしたか?

しゃおん:去年は"もうちょっと頑張ろうね"とか、"もうちょっとお客さんが入るといいんだけどね"って言われてたんですけど、今年はすごく褒めてもらえました。あとは、気迫が去年とは違うと言われましたね。実際に去年よりも手応えはあって。お客さんの反応も去年より良かった印象があったし、伝えたいことも去年よりは具体的に言えたかなと思います。

-伝えたいことというのは?

奏:具体的な何かというよりも、お客さんの表情とか......去年に比べて"ライヴでこうノせたい"っていう意図どおりにお客さんを動かせるようになりましたね。前回のインタビューでも話したと思うんですけど、僕たちは"その場だけでも普段のつらいことを忘れて、お客さんと一緒に楽しく盛り上がれたら"っていうことに重きを置いてやってるので。前回のツアーでは、一体感のあるライヴができたかなと個人的には思ってます。

-一体感といえば、今メンバーみなさんで一緒に暮らしてるそうじゃないですか。

奏:はい。11月1日からですね。だからまだ家具作りをしている段階で。

-そもそもどうして一緒に住むことに決めたんですか?

奏:もともと、みんな住んでるところがバラバラだったので、週に1回会えるか会えないかで、会ったとしても練習で合わせるだけで、意思疎通がなかなか図れなくて。うちのバンドは作詞する人と作曲者が別なので、そこの連絡が取れず、"こういう詞を書いたからこういう曲を乗せてほしいけど"とか、"こういう曲を書いてきたんだけど"みたいな話し合いがうまくいかないとなると、その距離感が無駄だなと。それで、自分らの中でもっと本気で音楽をやっていきたいって考えたときに、今後もっとたくさんいい曲を作っていくために、みんなで住みましょうっていうことを話し合って決めました。

-でも、一緒に住んだら今まで気づかなかったメンバーの嫌なところも見えてしまうんじゃないですか?

しゃおん:ツアーをやって、嫌なところはだいたいわかってるし......まぁ嫌なものは嫌なんですけど(笑)。

奏:たまに他のバンドさんと話をしてると、"ライヴをやるときはいいけどプライベートでは一緒にいたくない"って聞くんですけど、僕らは普通に仲が良くて。これは何なんだろうね?

しゃおん:ライヴが終わったあと、一緒にラーメン食べに行かないと嫌だしね。現地解散だとちょっと寂しい。

クロちゃん:絶対にどこかしら行くよね(笑)。