Skream! | 邦楽ロック・洋楽ロック ポータルサイト

MENU

INTERVIEW

Japanese

めろん畑a go go

めろん畑a go go

Member:中村ソゼ 琉陀瓶ルン 崎村ゆふぃ 知世千世 あみのころみ

Interviewer:宮﨑 大樹

-その他の曲はカバー曲が中心になっていますね。

ソゼ:「WIPE OUT IDOLS」と「LET'S VIBE」は新しく録ったカバーで、「スピーナッツ」と「non NO FUTURE」はソノシート(2020年リリース)で出していた曲です。「サイエンスフィクション・ホラー」は、カバー曲の「SF ホラー」(2017年リリースの『SF ホラー』表題曲)をさらにバージョン・アップしたやつを録ったので、再録というよりかは違う曲みたいになりました。

-それらで特に気に入っている曲はどれですか?

ルン:「サイエンスフィクション・ホラー」が一番嬉しいです。なぜなら、「SURFIN'BIRD」(『SF ホラー』収録曲)と「SF ホラー」が好きでめろんに入ったから。だから「サイエンスフィクション・ホラー」が嬉しい。

ころみ:新しいバージョンはめちゃくちゃカッコいいよね。

ゆふぃ:うん。ちょっとメタルチックになってる。「SF ホラー」は、めろんに加入する前の、サポート・メンバーだったときから歌っていたんですよ。そのときに"一番合ってる"と言われて。だからこの曲はすごく気に入っていたので、嬉しいですね、

ソゼ:B級ホラーの殺戮シーンみたいな曲。まさに"ROB ZOMBIE"みたいな!

ゆふぃ:あみちゃん(あみの)のソロ(「LET'S VIBE」)は、歌詞がめっちゃカッコいいし、似合っているからズルいなぁ~と思いました。

ルン:うん。似合ってる。歌詞だけ見たらちょっとエッチだけどね。

ゆふぃ:メンバーの中でちゃんと歌いこなせるのあみちゃんだけだと思う。

ころみ:歌いこなせてるか不安ですよ。毎日、眠れません。

ルン:ズルいぜぇ。よこせ。

千世:あみころが歌うって決まったときからずっと"よこせ"と言っています。

ルン:やっぱこの曲はカッコいいな。貰ったときはどうだった?

ころみ:歌詞が、自分的には抵抗がなかったですけど、アイドル・グループとしてやってるなかでは大丈夫なのかなって。

ソゼ:あぁ。でも"vibration"があみころのパリピ感にかかっていて――

ゆふぃ:中和されてる(笑)。いい感じに融合されてるね(笑)。

ころみ:MVも撮りました。"海外セレブ"というテーマで。

ゆふぃ:絵コンテのサンプル画像がLADY GAGAだった。金髪(笑)。

ルン:1日何回聴いてもらいますか?

ころみ:1日563(ころみ)回でしょう、そこは(笑)。

ゆふぃ:563回だけでいいの?

ころみ:563万回聴いてください。いや、563億!

ルン:なんか、やめるのにずっと最高を更新してる感じだよね。だからどんどん手放したくなくなっていってますよ。やめるのをやめたらいいと思います。

ころみ:本当に? え~どうしょう。

-「GO GO MELON THE VICTORY」の歌詞にも"五人"と入っているので、やっぱ5人のほうがいいんじゃないですか。

ソゼ:"五人の力を合わせるのよ"って、あなたが歌ってるじゃない。

ころみ:言ってる! 戻ってくるかもしれない(笑)。

-「WIPE OUT IDOLS」についてはいかがでしょうか?

ソゼ:この曲はね、"チームゴミ虫"(ソゼ&ルン)の曲です(笑)。

ゆふぃ:CDに残すのに"チームゴミ虫"で本当に良かったの?

ルン:"良かったの?"というか、それで来たらもう変えられないよね。それ以外だと"ナカルン"とかしかないじゃん。

千世:"ゴミ虫"の由来、言っといたほうがいいんじゃない?

ソゼ:イタリアに遠征したときに、私とルンがふたり部屋だったんですけど、最終日に大寝坊して。

ルン:イタリアだっけ? 温泉もあったけど。

ソゼ:イタリアだと思ってた。じゃあ何回もあるんだな......。

ルン:私たちはお泊りするときにいつも一緒の部屋なんですけど、絶対に遅れるんだよね。

ソゼ:最近はまぁまぁ頑張ってますけど、最初のほうがね。

ルン:で、自戒として"私たちはゴミ虫です"と言っていたら、いつからか正式にチーム名になっちゃったんだよね。曲の話になるけど、普通にカッコ良くてビックリした。チーム名までカッコ良く見えるよね。"かわいく歌ってください"って言われたんですけど、私はカッコ良く歌いたかったんですよ、ゴミ虫を払拭したくて。でも、完成したらかわいくなってたよね。どうだった?

ソゼ:う~ん。私的には、かわいいが要望だったとしたら、かわいさが足りなかったなぁって。

ころみ:カッコいいが入りつつの、かわいらしい感じはしたけどな。

-続いて、「STILL HEAVY SITMAN」について。

千世:「STILL HEAVY SITMAN」は最初にライヴでやったよね。

ルン:そうだね。しかも、振付は千世ちゃんが考えていて。

千世:そう。ライヴで先にやったやつから歌詞がちょっと変わっていて。だから振付をブラッシュアップしなきゃと思っているんですけど、そういうのを考えながら歌った記憶があります。歌詞が変わってよりいい感じになったと思いました。

ルン:"my mouth"、"my eyes"、"my hands"、"my legs"のとことかね。

ゆふぃ:最初はアイドルが言うには好ましくない単語だったんです。あと、尺がひと回し多くなったので、音源自体も変わりました。

-先ほども話が出ましたが、「non NO FUTURE」と「スピーナッツ」は、ソノシートでリリースされていますね。

ルン:ソノシートになったときに"いや、CDに入れてくれぇ~"って思っていたから嬉しいな。

ゆふぃ:ソノシートは聴ける人も限られていますし、QRコードで読み取ってスマホで聴けるようにはなっているんですけど、ちょっと不便で。

ソゼ:でもその不便な感じが好き。

ルン:わかるよ。ソノシートはソノシート・バージョンで。これはアルバム・バージョンになっています。

ソゼ:ソノシートは、デジタルのほうもソノシートっぽくザラザラにしたやつだった気がするので、今回はクリアになっています。

ころみ:リマスター・バージョンみたいな。

-聴き比べも楽しそうですね。ライヴ活動としては、今はツアー("SICK×IDOLS×SICK JAPAN TOUR 2022"/※取材は6月下旬)を回っています。

ルン:ゴーゴーズの人がめっちゃいいことを送ってくれたのでスクショしたんですよ。"ここまでが磔磔、ロフト(新宿LOFT)、赤龍GASOLINE(RED DRAGONでのGASOLINE主催イベント"ROCKnROLL IDOL returns")、MAGIC ISLANDネムレス(MAGIC ISLANDでのネムレスとのツーマン)って今までのめろんを支えてくれた人や箱への感謝の気持ちを伝える旅。ここから福岡、沖縄、横浜って未知のエリアへの挑戦っていう感じがする。"と。これ、"インタビューでちょっとパクるね"と言ってあります。

ころみ:その通りだよね。縁があるところを前半に回って、後半は未知のところをまた開拓して。

ゆふぃ:ね、九州は初上陸。沖縄も前回のリベンジ(※2021年1月に開催予定だった"to IDOLS to US to YOU TOUR in OKINAWA"沖縄公演が延期になった)だし。

千世:ツアーでゴーゴーズを増やしていけたら嬉しいなと思います。地方で観に来てくれる人がいると、東京だと実感できなかったとこが実感できて、いいなぁと感じましたね。

ルン:"あみころいなくなっちゃうなー"って感じはあるけど、楽しみな気持ちは増している感じがします。

ゆふぃ:私はあみころがやめる実感がまだ全然湧いていないんです。だから、すごく前向きに、明るいツアーという気持ちで。毎回がすごく楽しいです。

ソゼ:5人になったときにちょうどコロナ禍になって、めろんのライヴのスタイルが一般的には合わない世界になっちゃったんです。もうず~っと何かと戦ってる感じでやってきて。心から楽しくて、反省とかもなく、モヤモヤもなく終われたライヴが100パーセントなわけじゃないから、それはちょっと、心残りではないけど......いや、心残りなんです。コロナ禍が終わらないままこの5人が終わっちゃうので、ここから初めてのところが楽しみではあるんですけど、ちょっと怖いなぁという気持ちもあって。その......新しい人と出会うのが怖くなっちゃってるんです。それでもライヴは組んじゃったので、やるしかない。そこに来てくれた人は楽しませたいし、あみころも楽しい気持ちで最後は終わってほしい気持ちがあるので......優しくしてほしい(笑)。

ルン:優しくしてほしいですね。

LIVE INFORMATION
"SICK×IDOLS×SICK JAPAN TOUR 2022 FINAL"

7月3日(日)横浜1000 CLUB
OPEN 16:30 / START 17:30
一般 ¥4,000 / FC限定 ¥3,000
購入はこちら