Japanese
anewhite
2022年01月号掲載
Member:佐藤 佑樹(Vo/Gt) 河田 一真(Gt/Key) 日原 大吾(Ba) 鈴木 優真(Dr)
Interviewer:蜂須賀 ちなみ
高校の軽音楽部で結成し、2019年4月より本格的に活動開始。2021年8月に開催した渋谷WWWでのワンマン・ライヴをソールド・アウトさせるなど、着実に人気を集めている4ピース・バンド、anewhiteが1stフル・アルバム『2000's』をリリースした。自分たちの生まれ年を冠したアルバムに収められているのは、クリープハイプやRADWIMPS、赤い公園など、自分たちが影響を受けたバンドへのリスペクト――そして確かなオリジナリティが詰まった音楽。邦楽ロックの文脈を正統に受け継ぐバンドがここに堂々と登場した。同作のリリースを記念して、Skream!初となるインタビューを実施。ここからさらに飛躍していくであろう4人に、バンドとして目指している姿、その音楽に込めた願いについて訊いた。
-アルバムの話の前に、これまでの活動について聞かせてください。anewhiteは、高校時代に軽音部の同級生同士で結成したバンドだそうですね。
河田:はい。軽音部在籍時はみんないくつかバンドをやっていたんですけど、たまたま4人ともひとつしかバンドをやっていなかった時期があって。もともと仲が良かったので、この4人でやれたら面白いんじゃないかと思って、僕が3人を誘いました。でもそのころはまだ"こういうバンドにしたい"みたいなことを深くは考えていなかったかもしれないです。
-だけど2019年6月に初ライヴをして、2回目のライヴで早くも"マイナビ未確認フェスティバル2019"のライヴ審査に挑戦していて。そのあとは"RO JACK"で優勝して"COUNTDOWN JAPAN 19/20"に出場。初ライヴから半年で幕張メッセのステージに立つなんて、かなり展開が早いですよね。
佐藤:そうですね。早いなぁとは思いますし、2回目でオーディションに出ちゃダメだろとも思います(笑)。
-あはは。普段はどうやって曲を作っているんですか?
佐藤:基本的には僕が歌詞とメロディを作って、そのあと一真に渡しています。そこでおおよその構成を決めたり、バンドで鳴らす以外の音を入れてもらったりして。ベースとドラムに関しては基本的には大吾と優真に作ってもらっているんですけど、一真が決めるときもあるし、最初の段階から僕が弾いているときもたまにあります。
-佐藤さん、河田さんの音楽的なルーツは?
佐藤:僕はクリープハイプがきっかけでギターを始めて、バンドを始めてからはずっと赤い公園を聴いているので、その2組がルーツなのかなと思います。歌詞の書き方もその2組からの影響が大きいかなと。
河田:僕は小さいころからピアノを習っていて、中学くらいまではずっとクラシックしか聴いていませんでした。だけど、中学に入ってから友達にRADWIMPSを教えてもらったのがきっかけでバンドに興味を持ち始めました。
-クラシック畑で育ってきた河田さんは、バンド音楽のどういうところに惹かれたのでしょう?
河田:クラシックってコードの概念があまりないんですよ。一方、いわゆるポピュラー音楽には、コード進行のパターンがあったり、"Aメロ→Bメロ→サビ"みたいな曲構成のパターンがあったりするので、そこが面白く感じましたね。たぶん、"あの曲とあの曲、こういうところが同じだよな"というのを見つけるのが楽しかったんだと思います。今は、音楽大学で作曲や編曲の勉強をしています。
佐藤:僕は音楽理論をよく知らないし、自分の歌とコードがぶつかっているかどうかもよくわからないんですけど、一真はそのへんに長けているし、絶対音感もあるので、理論的な部分はすべて一真に任せています。
-なるほど。活動の話に戻すと、2020年7月に発表した「カヤ」という曲が、anewhiteが広く認知されるきっかけとなりましたね。「カヤ」をきっかけにanewhiteを知った人は多いでしょうし、「カヤ」の影響で"anewhite=ラヴ・ソング"というイメージを持っている人も多いのではと想像しますが、今回のアルバムを聴いた限り、ラヴ・ソングはこのバンドにとっての王道ではないのかなと思いました。
佐藤:僕、ラヴ・ソングは書かなくてもいいかなと思っていたんですよ。曲に書けるほどの恋愛経験もなかったし、自分が好きな曲にはラヴ・ソングが多いので、"いい曲がこんなにあるんだからわざわざ自分が書かなくてもいいかな"と思ったので。だけどバンドの在り方みたいなものを考えたときに、やっぱりラヴ・ソングも大事だなと思ったのと、自分で書いてみたいという気持ちにもなったので、最近またそれに挑戦しているという感じです。
-anewhiteはこれまでEPを2枚リリースしていて、今回の『2000's』が1stフル・アルバムにあたりますが、今作、"本当にフル・アルバム作るの初めてですか?"というレベルで構築された作品に仕上がっていて。
佐藤:ありがとうございます。本来は2020年の12月に出す予定のアルバムだったので、時間をかけて、ゆっくり作っていけたのが良かったのかもしれません。
-初めてのフル・アルバムが完成した今、みなさんはどんな手応えを感じていますか?
河田:作りたいものをちゃんと想像通りに作れたなぁと思っています。あと、RADWIMPSやクリープハイプ、BUMP OF CHICKENなど、自分たちが聴いてきた音楽からの影響も感じられる作品になったんじゃないかと。上の世代から受け継いできたものが出ているんじゃないかなと自分では思っています。
鈴木:あと、僕らからすると、自分たちが上達していった過程がすごくわかるアルバムでもあります。そういう意味で現時点での集大成というか、今までの頑張りがここに詰まっているなぁと感じていますね。
日原:僕は通して聴いたときに、アルバムを1枚通して聴くことの意味、その良さを初めて感じて。普段はサブスクで聴くことが多いので、好きな曲を抜粋して聴いたり、1曲単位で聴いたりすることが多かったんですけど......やっぱりアルバムってすごく大事だなぁと実感させられました。
-そこがまさに聞きたかったところなんですよね。ストリーミングで"単曲聴き"されがちな時代だけど、ひとつのパッケージとしてアルバムを受け取ってほしいという気持ちが強いバンドなのかなと思ったんです。だからこそ、インスト曲を用意するなどして、全13曲の流れをすごく丁寧に作っているし、歌詞カードを読まないとわからない表現を歌詞に取り入れているんじゃないかと。
佐藤:歌詞の表記に関しては僕個人のこだわりになりますけど、たしかにそういう気持ちは強いです。僕はCDを買って聴くタイプなので、中学生のころなんて好きな曲の歌詞カードを本当にずっと読んでいたんですよ。特に自分が聴いてきたバンドは、歌詞カードを見たときにまた新しい発見をできることが多かったんですけど、僕らの音楽を聴いてくれる人にも、そういう経験を少しでもしてもらえたら嬉しいなと思います。まぁ、歌詞については、"ちゃんと読んでくれる人にだけでも伝わればいいや"という捻くれた気持ちもありますけど。
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