Japanese
anewhite
2023年04月号掲載
Member:佐藤 佑樹(Vo/Gt) 日原 大吾(Ba) 鈴木 優真(Dr)
Interviewer:吉羽 さおり
1stフル・アルバム『2000's』を発表してからの1年、さらなるanewhiteの音楽的な視野、可能性を広げるべく様々な試みを続けてきたという4人。3枚目となるニューEP『anew』には、改めて音楽的に、そしてバンドとして楽しんでいる姿が生き生きと刻印されている。心の隙間に入り込んでは揺さぶっていく詩的で繊細なギター・サウンドは、より磨き抜かれてエヴァーグリーンな魅力を響かせている。悲しいとき、切ないとき、または幸福なときもそばにあって、リスナーの心の形に沿って共鳴する音楽。そんなタフさと、音楽が持つ味わい深さ、日本語ならではの言い回しの妙や滋味を醸すバンドへと、歩みを進めていることがパッケージされた。バンド名から、新しいを意味する"anew"を冠した今作についてその制作背景をメンバー3人に訊いた(編曲を担当する河田一真がこの日は体調不良のため休み)。
-2021年末に1stフル・アルバム『2000's』をリリースして、昨年はいくつかデジタル・シングルを発表してきましたが、1stフル・アルバム以降のanewhiteとして、何かヴィジョンを描いて進んできた時間だったのでしょうか。
佐藤:アルバムは、2019年から活動をしてきたanewhiteの音楽を、自分たちなりにひとつの形として示したものだったんですけど。そこから2022年は、挑戦というか、こんなのもやってみようとか、こんなアプローチはどうかなと自分たちなりに1年間探していた時間だったんです。曲だけではなく、ライヴの運び方や見せ方に関しても挑戦をしていて。そのなかで、こんな音楽が今の自分たちなら作れるんじゃないかという曲をまとめたのが今回のEPになるんです。
-試行錯誤の時間だったということですが、最初の段階としてまずこんなものを目指そうというのはあったんですか。
佐藤:音楽の流行り方や聴かれ方がだいぶ変わってきて、それを実感するのが1年前くらいだったんです。アルバムを出すときくらいに段々と自分たちでもその実感が湧いてきて、まずはそのうえでどうしようかってことでしたね。
-そこで体感したことが今回のEPの「キンセンカ」での背景にもなっていそうですね。そのいろんな音楽の聴かれ方ということでは、例えばTikTokやSNSというツールで、よりわかりやすくキャッチーで、みんなでシェアをして楽しめる音楽という聴かれ方も増えてきましたね。
佐藤:そういうのも一度試してみようと。そのうえで、自分たちは違う方向でいこうかなとなりました。TikTokとか、そういうところに向けた曲を昨年最初のシングルとして出して。歌詞や曲の構成も、自分たちなりにこんなのはどうかな? というのを結構やって、anewhiteには合わないかなと思って、そこはやめてまた次にって感じでした。
-そのトライをした曲が「恋人つなぎ」ですよね。でも、実際に反響は大きかったのでは?
佐藤:反響はありました。今でもその曲自体はたくさんの人に聴いてもらっていて、やって良かったなとは思っているんですけどね。
-そこでanewhiteには合わないかなとなった一番の部分は?
佐藤:一番は、anewhiteは歌詞に力を入れているバンドなので、SNSのような数十秒のサイズで切られてしまうのは、自分たちとしてはしんどいかなというのはあって。書き方としてはずっと、頭から最後まで聴いたうえでひとつの物語をというのをやっていたんです。それを、「恋人つなぎ」ではよりキャッチーに区切れるような形にしてみるとか、いろいろ試したんですけど、それだとやっぱりanewhiteらしくないというか、自分たちのやりたいところとまた違うかなって。そこに気づけた感じですね。
-今回「恋人つなぎ」が収録されていないのもそういった理由からですかね。
佐藤:今回の『anew』には入らないかなと。いずれどこかの作品に入れようかなとは思ってます。
-今回の作品を聴いた感じだと、バンド・アンサンブルやそれぞれの音の差し引き、サウンドの磨き方においても試行錯誤があったことを感じます。アグレッシヴさがありながら、音楽的にすごく洗練されたなと。
日原:そのあたりのバランスは、今日はいないんですが、編曲をしている一真(Gt/Key)がいろいろと考えながらやってくれているので、自分としては、そこについていってるという感じでもありますね。こういう感じがやりたかったのねと完成してみて思うことはありますけど――どうだろう、試行錯誤してはいたのかな。
鈴木:年々、リズム隊としてはやっていることがシンプルになっていってるんです。歌を聴かせるためのグルーヴや、リズムを意識してやっているので、今回もそういったところは意識しています。
-anewhiteとはどういうバンドかが、自分たちでもどんどん見いだされてきたようですね。
佐藤:そうですね、型があまりないなと思っているんです。いい意味で器用というか、いろんなことができるバンドなんだなと改めて気づいたので、そのときに自分たちが一番anewhiteらしさを表現できるもので戦っていけばいいんじゃないかなと思っていますね、ここ最近では。
-今回、いっそうその武器を磨いていますね。それは、歌詞の言葉ひとつひとつを取ってもそうで、耳で聴いた感じと目で歌詞を読んだときとではまた印象も変わるだろうなとか、いろんな仕掛けがたくさんある。そういうディテールへのこだわりがより見えてきます。
佐藤:そういう面は特にこだわるようにしました。約2年前に「バケトナ」(2ndデジタル・シングル)という曲を出したんですけど、そのへんまでは自分の思うように書いていたんです。昨年はもう少し、自分が満足するだけじゃない歌詞のほうがいいんじゃないかっていうのもいろいろ考えて、自分の書きたいことと、そこにこだわりすぎて伝わらなかったら意味がないので、その間を取れたかなと思います。
-「キンセンカ」の中でも歌っていますが、ある種曖昧なままでいい、ひとつの解釈だけを持つ曲でなく、その日その瞬間の様々な感情や心の形に寄り添うものがいい、余白や余韻を大事にしているという。でも、頭でわかっていてもその塩梅を歌にするのはなかなか難しいところですよね。
佐藤:そうですね。"anewhite"って名前を付けた以上"ホワイト"もあるし、"アンホワイト"、白じゃないという曖昧なところを歌えるバンドって面白いんじゃないかなと思っていて。そこは大事にしていこうと思っています。
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