Japanese
EARNIE FROGs
2019年11月号掲載
Member:三木 正明(Gt/Vo) おがた(Ba/Vo) テラオ(Gt/Cho) ゆかちん(Dr)
Interviewer:秦 理絵
-わかる気がします。今回もいろいろな曲がありますけど、1曲目の「36.7℃」がすごくいいなと思いました。心地よいテンポ感のギター・ロックですね。
テラオ:これは僕がオケを作ったものに、おがたにメロと歌詞をつけてもらいましたね。この曲を作ってるときに、いろんな"さよなら"が続いたんです。お世話になったライヴハウスがなくなったり、仲良くなったバンドが解散しちゃったり。だから、悲しい曲になるのかなと思ったら、"おや、あったかい?"みたいな感じがしたんですよ。それでも、それぞれの場所で生きてかなきゃいけないっていう肯定のエネルギーが出たんです。だから、"36.7℃"っていうタイトルを付けたんですよね。
-平熱よりちょっと高めの高揚感のようなものを表したかった?
テラオ:そう。でも微熱ではない。それ以上になると、調子が悪くなるじゃないですか(笑)。心拍数が上がって、高揚してる体温なんじゃないかなと思ったんです。
おがた:私は、今言ってた背景を聞かないで書いたんです。で、曲のあったかい感じはあるけど、タイトルを見て、この変な微熱感はなんだろう? と思ったんですよ。
-"36.7℃"を"微熱"として受け取ったわけですね。
おがた:そうなんですよ。それでオケから夕方っぽい雰囲気も感じたから、そういう時間帯は普通に生活してたらちょっと疲れてるし、しかも微熱があったりしたら、どうでもいいことをぐるぐると考えちゃうなと思ったんです。"生きていくこと"はどうでもいいことじゃないんですけど、考える必要はないじゃないですか。
-ええ。
おがた:この曲を書いたとき、私自身の生きることへの関心が低かったんです。それで、反出生主義っぽいことも書いてるんですよね。自分の意志で生まれてきたわけじゃないけど、生きていかなきゃいけない。推進するわけではないけど、私は、死にたいのであれば、自分の判断で死ぬことも、人生の選択として認めるべきだとも思うので。そういう人生観もある。その反面、自分自身がどうだろうな? って考えてみると、やっぱりひとりで生きてるわけじゃないと思ったんです。結局、人に助けられて生かされてるから。それで、歌詞に"君"っていう、もうひとり登場人物がいるんです。
-生きる意味を摸索するけれど、いつか誰かと笑い合える未来を望んでいる?
おがた:いや、それは、聴く人の人生それぞれで変わってくるものだと思うんですよ。"笑う"っていう単語は使ってるけど、それは楽しいとか、嬉しいとか、陽気な感情だけじゃないと思ってるんです。痛みが強すぎると、笑ってしまうことがあるから。
三木:この曲は定義づけるのが難しいんですよ。明言できない部分が多いんです。"僕ら生きる意味なんて探して/くだらない"って歌ってるけど、そこにもいろいろな感情を乗せることができるんです。だから、レコーディングのとき、"俺にとってこうだよ"っていうのを声で表現して、おがたに"どう?"って聴いてもらったんです。
おがた:最初はいろいろ汲み取って、感情を込めて歌ってくれたんですけど、そうすると、その捉え方だけになっちゃうから、"もっと平坦に歌ってほしい"って言いました。あんまり重たく歌っちゃうと、歌詞の意味がとんでもなく重くなっちゃうので(笑)。
テラオ:それで"あぁ、なるほどね"って、おがたのやりたいことがわかった。
三木:うん。"超いいこと歌ってます!"みたいになるのは嫌だったんですよね。
おがた:生きることにも、死ぬことにも否定も賛成もしたくなかったんです。この曲は、どういうふうに生きてきたかによって、人それぞれ受け取り方が違うと思いますね。
-ただ、1曲目で投げ掛ける自問自答に対して、ちゃんとバンドとして答えを出そうとしてるのが、他の収録曲であり、最後の「Rock Radio」なんだろうなと思います。
テラオ:そう、最後に「Rock Radio」で終わるのがいいんですよね。この曲は、前作の収録曲「Journey」と一緒のタイミングで同じエンジニアさんと作ったんですよ。
-それで豪快なアメリカン・ロックなんですね。
テラオ:そう、パワー・ロックみたいな。ある意味、雑多な味なんですよ。カレーライスみたいな。誰が食っても美味い。っていう意味で、最後をまとめてくれてるんです。
-この曲はテラオさんが好きそうな曲だな、と思いました。
テラオ:あはは(笑)、そうですね。昔はこういうのが好きだったけど、今は落ち着いたかな。まぁ、でも自分の中で一番アメリカンを詰めた曲なので......大好きです。
三木:やっぱり好きなんだ(笑)。
-歌詞はどちらが書いたんですか?
三木:この曲は、僕とおがたが同時に歌詞を書いたんです。で、書き終わったあとに、Aメロはおがた、サビは僕のものを選びました。
テラオ:オケの時点で、僕は"強いやつを書いて"みたいなことを言ってましたね。
三木:テーマはそれだけで、お互いに何を書くかわからなかったんですが、結果、離れてるんだけど、離れてない感じになって。それが「Rock Radio」の推進力になってたんです。
おがた:自発的なエネルギーを持ちながら書いた曲ですね。
三木:この曲では"ウォーウォー"の部分にいろいろなヴォーカルを呼んで作ったんです。周りのスタッフとか、エンジニアさんの声も入ってます。
ゆかちん:私はクビになったんですけどね。下手すぎて(笑)。
一同:あはははは(笑)!
-(笑)前作『イエロウ・イン・ザ・シティ』は"人間讃歌"の作品になったと言ってましたけど、今作はどうでしょう?
テラオ:人間讃歌は変わらないですね。今回の『Orange glitter』も、見てる場所が違うだけで。ちゃんと人間を書いてると思うので。僕らは、昔から書いてる歌のテーマは変わってないはずなので、もうずっと人間賛歌でいいんじゃないかなと思ってます。
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